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作品(多層ガラス絵)

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オリジナルな技法「多層ガラス絵」を作りました。ガラスの裏側から絵を描いて重ねて一つの作品にします。一点ものです。派生作品「リバースドローイング」は薄い1枚のアクリル板の裏側から描…
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#アート

多層ガラス絵の不動明王完成。

多層ガラス絵の不動明王完成。

 奥の層には縄文の火焔紋様を配しました。
 火をまなざす太古の人々は、そこに何を見ていたのだろうか。生かされている自分たちの命と、その糧として燃えゆく命。その相互の繋がりが熱の中溶け合い、分かち難く結びついている不思議ではなかったろうか。
 厳しく煩悩を断ちながら、その行いが即ち人々を悟りに導くという不動尊。その容赦のない苛烈さは、多くの仏像の中でも一際目立つものですが、それでも民衆に「お不動さま

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「鷺藪」(Heron bush)/個展「かくれざと」出品作#10

「鷺藪」(Heron bush)/個展「かくれざと」出品作#10

 鷺藪についてはこちらの記事に書きましたが、すっかり減ったとは言え、川沿いを散策すると今も鷺をしばしば見かけます。地図から引用した形と、昔の見沼、鷺の姿を重ねました。

お問い合わせは福福堂まで。(伊勢丹浦和店は会期中のみ対応。)

「表門・龍猫」(Front gate・Dragon&Cat)/個展「かくれざと」出品作#8

「表門・龍猫」(Front gate・Dragon&Cat)/個展「かくれざと」出品作#8

国昌寺の開かずの門を描いた際、門の表と裏それぞれの表情に惹かれ、両方とも描きたくなり、二点連作にしました。今年の後半は、ほとんど見沼やその周辺を足や本、ガラス絵で散策していました。思えばそれ全体が、私の制作の日々でした。

 国昌寺は、見沼代用水東縁にあります。それは日光御成道に接しています。その開かずの門の龍の彫刻は、日光東照宮の眠り猫や三猿で有名な左甚五郎作とのこと。これが歴史的事実かどうかは

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「科戸(しなと)」(wind occur) /個展「かくれざと」出品作#6

「科戸(しなと)」(wind occur) /個展「かくれざと」出品作#6

 科戸(しなと)は、風の起こるところ。罪を吹き払う風。元を辿れば神道に登場する言葉ですが、画面下に描いた開かずの門は国昌寺のもの。
 明治政府の神仏分離政策以前は、神と仏は当たり前のように混ざり合っていました(神仏習合)。例えば日本の七福神を代表する柔和な大黒天が、インドでは破壊の神だったのは有名な話です。
 このように外から入ってきたものを、自らの内のものとどう折り合いをつけるかは、人間の常に変

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「東西龍戯」(East&West Dragon play) /個展「かくれざと」出品作#4

「東西龍戯」(East&West Dragon play) /個展「かくれざと」出品作#4

 時間や空間を超え、そこにあるもの。和磁石、道、見沼という環境。全体を俯瞰する形で双龍に見立てた作品です。京橋(大阪)GOROさんの、雰囲気のあるしっかりとした額。

 この最奥層の和磁石の表現(別角度のクローズアップはこの記事に)は、今回の制作で初めての試み。見る人にハッとさせ、その記憶に存在感を強く残しながらも、同時に絵全体としては、あくまでも視覚的なシンプルさを失わないように出来ないか・・・

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「龍猫図」(Dragon&Cat) /個展「かくれざと」出品作#3

「龍猫図」(Dragon&Cat) /個展「かくれざと」出品作#3

国昌寺の開かずの門の龍をテーマに描いた大きい作品です。開かずの門についてはこちら。龍の伝説に興味を持ち制作を始めたところ、見沼の人と龍との関係が紐解かれ、更に踏み込んで制作が展開しました。

 お問い合わせは福福堂まで。(伊勢丹浦和店は会期中のみ対応。)

「月影あそび」(Moonlit play)/個展「かくれざと」出品作#1

「月影あそび」(Moonlit play)/個展「かくれざと」出品作#1

 渋めの黒とゴールドのフレームです。多層ガラス絵としてはやや大きめのサイズ。

 出品作品は随時更新していきます。会期前のご予約も可。
 本作は個人蔵になりました。ありがとうございます。

「山際」(yamagiwa) /個展「かくれざと」出品作#2

「山際」(yamagiwa) /個展「かくれざと」出品作#2

 凝った木彫のあしらわれたフレームです。4層の多層ガラス絵で、しっかりとした厚みがあります。今回の個展でも大きめの作品。
 先日、山形で行った滞在制作の際、逢魔時を自転車で漕ぎながら無性に描きたくなった作品。(その時の記事)
 山の向こう側とこちら。往来と光の反射。

 お問い合わせは福福堂まで。(伊勢丹浦和店は会期中のみ対応。)

東西の小さな龍たち

東西の小さな龍たち

大きな作品を描いている途中で、それぞれ単体でも描いてみたくなり、並行して制作しました。こちらでは大作の方ではやらなかった多層で試みます。

 どちらも掌に収まるサイズ感。

 嵌め込んで完成。どちらも斜めから見ると、より浮遊感が楽しめます。水生の小動物が泳いでいるような雰囲気になりました。

追記)2点とも個人蔵になりました。

「東西双龍」(East&West dragons) /個展「かくれざと」出品作#7

「東西双龍」(East&West dragons) /個展「かくれざと」出品作#7

 見沼の東西を、一対の龍神に見立てた作品です。シャビーな雰囲気の黒い額に入れ、完成。

本作は個人蔵となりました。ありがとうございます。

龍神の絵/完成

龍神の絵/完成

 風を抱く龍神。
 地上の人間の営みの層を重ね、完成です。

「科戸(しなと)」(wind occur)
多層ガラス絵(2層)
545×425mm

連なる玄兎

連なる玄兎

「玄兎夜行」
(Night Lines)
多層ガラス絵(3層)
200×255mm
¥187,000

 本日は、個展の表題作をご紹介。このアイボリーのフレームは、インドネシアのものです。京橋のGOROさんで出会い、気に入りました。

個展は25日(火)の午後5時まで。

月面着陸の日に

月面着陸の日に

 今日は月面着陸の日、だそうです。
 私は「月歩」というシリーズで、月の上を歩く玄兎たちを描いています。
 昨年の作品(個人蔵)は今回の個展の壁紙にしてもらいました。

 昨年末に作った方は、現在個展にて展示中です。

「月歩」
(Walk in the moon)
多層ガラス絵(5層)
370×460mm
¥605,000

 光の具合によって様々な表情を見せます。

25日(火)の午後5時ま

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会場の大きな玄兎たち

会場の大きな玄兎たち

 阪神で個展と銘打って開催するのは3回目ですが、これまでは他の作家と会場を分けてのダブル個展だったので、実はフル個展開催は今回初です。というわけで会場にも少し拘ってみました。

 今日は表題作のご紹介。涼しげな作品。

「玄兎夜行」
(Night Lines)
多層ガラス絵(3層)
100×150mm
¥121,000

25日(火)の午後5時まで。