天皇は1年365日、祭りをなさいます。皇祖神ほか天神地祇を祀り、「国中平らかに民安かれ」と祈られます。あらゆる神を祀り、国と民のために無私なる祈りを捧げるのは、日本の天皇だけです
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宮中祭祀を「法匪」から救え──Xデーに向けて何が危惧されるのか。昭和の失敗を繰り返すな(「文藝春秋」2012年2月号)
昭和から平成への御代替わりは、本誌(「文藝春秋」2012年2月号。http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/255)掲載の永田忠興・元宮内庁掌典補インタビューが浮き彫りにしているように、悠久なる皇室の歴史と伝統にそぐわない、さまざまな不都合がありました。
それらはつまるところ、3点に集約されます。
(1)皇室の伝統が側近によって断絶された戦後史の事実が見落とさ
歴史的天皇像の喪失──『検証「女性宮家」論議』の「まえがきにかえて」 1(2017年04月24日)
(画像は令和の大嘗祭で、令和元年11月14日に行われた大嘗宮の儀(悠紀殿供饌の儀)。宮内庁HPから拝借しました。ありがとうございます)
「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の座長代理を務めた御厨貴東大名誉教授が新聞各社のインタビューで、「女性宮家」創設への施策を進めるよう安倍政権に要求している。新聞記事によると、その目的は「皇族数の減少への対応」とされている。
消化剤をかけられて鎮火