斎藤吉久

昭和31年、崇峻天皇の后・小手姫が養蚕と機織りを教えたと伝えられる福島県・小手郷に生まれる。弘前大学、学習院大学を卒業後、雑誌編集記者、宗教紙編集長代行などを経て、現在フリー。著書に『天皇の祭りはなぜ簡略化されたか』など。「戦後唯一の神道思想家」葦津珍彦の「没後の門人」といわれる

斎藤吉久

昭和31年、崇峻天皇の后・小手姫が養蚕と機織りを教えたと伝えられる福島県・小手郷に生まれる。弘前大学、学習院大学を卒業後、雑誌編集記者、宗教紙編集長代行などを経て、現在フリー。著書に『天皇の祭りはなぜ簡略化されたか』など。「戦後唯一の神道思想家」葦津珍彦の「没後の門人」といわれる

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    粟菓子ではなかった銘菓「粟津の里」から皇統論の混乱を憂う

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      • 令和3年下半期のアクセスランキングTOP10

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        • 先帝陛下「米寿」のお誕生日に、将来の皇位継承を思う

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          • 愛子内親王殿下が二十歳に──朝日新聞「耕論」いつもの人のいつもの皇位継承論

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              7か月前
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                7か月前
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                  8か月前
                  • 「類例なき」内親王殿下御結婚は「合法」だったのか──皇太弟殿下会見の「慣習」発言を疑う

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                    • 《再掲》「米と粟の祭り」──多様なる国民を統合する新嘗祭

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                      • 皇室におけるラブ・マリッジとアレンジド・マリッジ──額田王から「ICUの恋」まで

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                        • 「男系男子」継承の理由が説明されない。だからアメリカ人にも理解されない

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                          • 「全国民のための教会」で行われたパウエル元国務長官の葬儀ミサを報道しない全国紙の「触らぬ神に祟りなし」

                            ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 「全国民のための教会」で行われたパウエル元国務長官の葬儀ミサを報道しない全国紙の「触らぬ神に祟りなし」 (令和3年11月10日、水曜日) ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 先月、亡くなったアメリカのコリン・パウエル元国務長官の葬儀が今月5日、首都のワシントン・ナショナル・カテドラル(WNC)で営まれた。 WNCはイギリス国教会を母教会とするアメリカ聖公会の大聖堂で

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                            • 新嘗祭の起源は宮中なのか?──神道人にこそ知ってほしいこと

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                              • かつての「明治節」に、いまなお克服されざる近代を思う

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                                • 「天皇無私」原則の現代的意義を理解しようとしない朝日新聞「眞子さま御結婚」報道

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                                  • ご結婚前に「私人」になられた内親王殿下──天皇の「無私」か、憲法の「自由」か?

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                                    • 昭和天皇の御陵にお参りされた眞子内親王殿下の異例

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                                      • 「皇嗣」と「皇太子」の違いを強調し過ぎ──高森明勅先生の「立皇嗣の礼」痛烈批判を読む

                                        ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 「皇嗣」と「皇太子」の違いを強調し過ぎ──高森明勅先生の「立皇嗣の礼」痛烈批判を読む (令和3年10月10日、日曜日) ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 幻冬社のサイトに、「前代未聞の立皇嗣の礼」と題するエッセイが載っている。筆者は高森明勅氏である。タイトルだけなら私も同意見だが、中身を読むとずいぶんと違う。批判すべき論点が違うということだろうか。 同氏のエッセイ

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                                        • おいたわしい眞子内親王の御結婚──宮内庁の責任は重い

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