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「幸せになってはいけない、なぜなら文章がつまらなくなるから、と思っていました」
「書く喜び」を少しずつ取り戻し、待望の新連載も無事に始まった、尾崎ムギ子氏。その様子をみて、安堵する編集者。書くこと、取材すること、ライターであること、編集者であること、プロレスを見ること、生きること。「等身大」でそれらについて語ること。私たちはどこへ向かうのか。プロレス往復書簡、第7回。ゴングは鳴らず、ゆっくり始まります。
前回のプロレス往復書簡
黒田さんへ
前回のお手紙、とてもいい文章
「デスマッチを観たことがないなんて、人生半分損してます!」
「最強レスラー数珠つなぎ」を刊行し、自著出版という夢を叶えたライターの尾崎ムギ子。しかし、順風満帆とはいかなかった――。書くことに恐れを抱き、負けてもいないのに突然の引退宣言、さらには復帰劇で、周囲を大いに困惑させた。「それでも書いて欲しい」。そんな編集者の執着じみた思いから、なんとか本連載が始まったものの、氏のジェンダー観に絶句・動揺した編集者は「物語を分ける!」と、マイクパフォーマンスさながら
もっとみる「プロレスと人生のこと、書いてくださいよ」
自著を出版し、順風満帆に見えた尾崎ムギ子。しかし、メンタルが急転直下、ジャーマンスープレックスホールドを食らったかのごとく、一時はライター廃業宣言まで。そんな尾崎氏に、またプロレスのことを書いて欲しい編集者が、往復書簡を持ち掛ける――。「ムギ子さん、強くなりたいわたしは。あなたも、強くなりたい女ですよね?」女同士のぶつかり合いと連帯がつまった、プロレス連載のゴングが、今鳴る……!
ムギ子さんに、