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煌めく夜間観光。

■夜間観光は未だに単調。
・最近のニュース、「『ベトナム夜間観光』は未だ単調で商品革新、試験案導入等、解決策のロードマップが求められている」。
・ベトナム国会は文化スポーツ観光大臣との質疑で「夜の観光商品は依然として単調で、主にウォーキングストリート、ショッピングエリア、ナイトフードエリア、ナイトマーケット等の夜間観光商品の革新における大臣の解決策と、今後このタイプの観光を試験的に導入し再現するためのロードマップを求めた」。

■「潜在的な社会悪のリスク」もある。
・ベトナムの夜間観光は「観光客を惹きつけて維持するための多様でユニークな商品が多くない一方で、潜在的な社会悪のリスクも抱える」と悩ましい状況でもある。
・しかし、夜間観光商品の導入に重点を置く12省と市(ハノイ、ホーチミン等)では観光客のニーズを満たす夜間観光バスを街中で走らせる等のナイトツーリズム商品を数多く提供し始めている。

■張りぼて感が否めない。
・余談、主要都市では夜間街中を走る観光客用の二階建てバスを見かけるようになったし、夕方とある大通りの入口にはネオン煌めく豪華な『飲食通り』を謳った電飾アーチ型看板で人々を出迎える。
・実際以前と比べてどのように様変わりしたのか期待し散歩がてら上述のアーチを通り抜ける、とその先に広がるのは通りの両サイドに出店等はなく、飲食店の建物が軒を連ねる以前と変わらない景色であった。もう少し遅い時間であれば出店等が出るのかもしれないが、入口の看板だけ見栄えを良くしてその先のコンテンツは以前のまま、これで観光客を呼び込む事は難しい。
・他国の夜間観光の成功事例をそのまま持ってくる事がベトナムにおける正解ではないだろうが、他国の良い部分をアレンジしながらベトナムの夜に溶け込ませていく事は可能だろう。他国とは異なるベトナムの夜間観光が盛り上がり多くの人々で賑わう事を願う。

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