見出し画像

道程についての話

思えば、親に勉強勉強と言われて、そこのノートの端にこっそりイラストを描き始めたのがそもそもの僕の美に対するスタートだった。

そこだけが僕の世界で僕が好きなことをするのを許された世界だった。

僕は美術に救われた1人だ。
そこから小説にハマり一人で勝手に登場人物のイラストを想像してみたり、好きな音楽をかければ自分のオリジナルのアニメーションがOPっぽく頭の中を駆け回った。そう言う一人遊びが大好きな少年時代だった。

カメラを触ったのはたまたまだったが、カメラの存在は認知していた。祖父がかなりのカメラ好きで、壊れたカメラをおもちゃにくれたし、たまに作品を見せてくれていたからだ。確か彼はコニカミノルタのαをつかっていたと思う。そういう意味では、ソニーのα7は感慨深いものだ。だって爺ちゃんが還ってきたみたいな感じがしたもの。売り出された時は。

でも僕は結局、FUJIFILMを選んだ。選んだその直前はフィーリングだったが、そこまでに至った考えは、「祖父は大好きだが、真似はしたくない」だった。要はひねくれ者である。心のどこかで「己の道で祖父を超えたい」と思っていたからだろう。

実際、僕が好きなのは路傍の花や石などにふとした美を見つけ出す事だし、祖父が好きなのは豪胆なネイチャーフォトだった。写真というジャンルでもこんなに違うのは面白い。
まだ超えられない。いつか超えたい。

あ、今日は写真無しです。
和歌山に豪雨が来るという事で、待機していたのですが、割とマジで降りませんでした。
ガッデム。

あ、でも南の方は降ったみたいなのでこれから関東の方はお気をつけて。
ご無事に!

#不安障害
#写真
#FUJIFILM
#彩午のひとり言
#美術
#アート
#カメラ
#写真好きな人と繋がりたい
#日記
#エッセイ
#コラム
#XPro2
#とは
#ストリートスナップ

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?