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わたしのなかの”あふれ”が言葉になり、その言葉たちが繋がって、詩になりました。
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#毎日更新

灰色観覧車 | 詩

灰色観覧車 | 詩

回れ虹色 観覧車
揺れる気持ちを
掻き消すように
回れ灰色 観覧車
あの日の夢を
忘れぬように….

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人とか金とか林檎とか
雨とかパンとか切手とか
魚が泳ぐ事が
さも当たり前のような世界で

今日も回るよ

灰色観覧車

そこはこうだって前教えたよね?
もっと明るめの声で電話に出なさい
無意味な常識振りかざして
社会通念に従順に縛られて生きる先輩方の後ろで
今日もお

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深海まで。| 詩

深海まで。| 詩

沈んで沈んで

深海まで。

おっ

これは見たこともない生物だ

と思ったが

案外よく見たら自分と似ていた

酸素ボンベは外さなくとも

もうあちこち潰れてしまって

息はできていない

ここまで来たのだって

意味はあるのか

ただ意識だけになった

自分が面白くて….

沈んで沈んで

あの日の誰かの記憶まで

沈んで沈んで

思い出したくもない過去を

塗り替えようと思ったがやめた

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みーみみみみみ | 詩

みーみみみみみ | 詩

みーみみみみみ

耳から聞こえてくるよ

暑い日差しが

心までダイブしてくるよ

そうやって

そうやって

笑えばいいさ

悩めばいいさ

横断歩道は白いところだけ

踏んだらいいさ

跳んだらいいさ

そうやって

みんなじぶんに気づいていく

みーみみみみみ

気づいていく

カフェタイム | 詩

カフェタイム | 詩

鍵の数だけ
ドアを無くした
浮かんだメロディーは
現実を生きるには
不確かなもので

猫が鳴く声に
気を取られていたら
ぺしゃん、と忘れて
後に考えたのは昼ご飯の事

ゆらゆら揺れる
思考が、弾む

アクリルキーホルダーに
反射する光に目眩がした
一辺倒な世間の思考に
飽きたのはこれで108回目

あの時ああしとけばよかった!
なんて思考とは
海月がぷかぷか泳いでる姿を
眺めているうちに
疎遠にな

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今日はここまで | 詩

今日はここまで | 詩

一体どこまでいくのだろう
と思うときがある

もしかして
どこまでもいけないのではないか
と思うときもある

風に髪を撫でられて
目に入ったのは にじいろ 
透明な光の粒
遮ったのはわたしの心
横切った緑色の鳥たち
どうか置いていかないで

ひとりぼっちは
クリームソーダの青色に似てる
ほんとのこころを
隠して唄ったあの日の群青
生きる生きると呟いて
額の汗と目から溢れた涙が混ざって落ちた

ぽつ

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一週間 | 詩

一週間 | 詩

木曜日のクレヨンは
金曜日の心臓で
火曜日には朽ち果てて
水曜日にまた芽を出した

月曜日が抜けてるね
って言われたのに
日曜日の存在は忘れていて
土曜日は最初から
無かったみたいだった

さわさわすらすら
金魚が揺らめく
覗いた水槽の
水がからっぽで
ガッカリしたんだ

音の在処を
突き止めようよ
手を握って
いざ金魚鉢の中へ

響き渡るのは
心臓のおと?
それともどこからか
流れ出る音

ぷわ

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