佐保

好奇心旺盛なれど、その道一筋はかなわず。21才 心を病み閉鎖病棟へ。 66才 乳がんス…

佐保

好奇心旺盛なれど、その道一筋はかなわず。21才 心を病み閉鎖病棟へ。 66才 乳がんステージ4宣告を受ける。今年70のおばあさん! 10回にわたるインド放浪、 一年に4回通ったサハラ砂漠。 風が砂が体に沁みこんでいる。 ”知恵するからだ” 日々の身じまいとして発信、決心!

最近の記事

一年の後

note復活‼ではないけれど、久方ぶりに書きます。 思わずもフォロー通知が来てしまって、noteを開いて読み返す。 一年経っても同じところをウロウロ、うろうろ。 笑ってしまうほど進歩はないが、一年間、息を吸って吐いてきた。 何故こんなにも、こころとからだ、自分のありようが気になるのか。 若き日の心病みのせいか。精神病院での暮らしは嫌なことばかりでは なかったが、特異なもので今の私はそれ抜きでは語れない、と思う。 本は好きだが、脳が出しゃばる、知識が出しゃばるのは好きでない

    • こころ模様「カルナマリーさんのこと」

      カルナマリーさんはインドのアシュラム(僧院)でヴィーナを手に唄い浄める人。ヴィーナという楽器はインドから伝わった琵琶の起源だ。そんなことも奈良の博物館で琵琶を見てから知った。そもそも記憶のかなたに埋もれていたカルナマリーさんが立ち上がってきたのも正倉院宝物の琵琶がきっかけだった。 21年前のこと、デーリー郊外のアシュラムに滞在していた。カルナマリーさんの集いではいつも隅っこに坐り耳を傾けていた。部屋へ遊びに行くようになったのは何がきっかけだったか覚えがないが、彼女はいつもこ

      • 快動

        快食快眠快便、より以上に快動によって生きながらえてきたといえる。 鹿児島の経過観察で医師が初めのうちは「ヨーガですか?」と懐疑的だったのが、最近は「もっと動かしなさい、固まらないのは動かしてるせいです!」と矛先が変わってきた。人は目の前に結果を示さないうちは信用しないものらしい(笑) ヨーガ的な体操は簡単なものでもいいから是非やるといい! からだをストレッチでゆるめるのは心地いいだけでなく、循環を促進する。滞りを改善するわけだ。そしてこころとからだの調和を計るためにも動かす

        • 快眠

          年を取ると朝までぐっすりというのがない。夜中に一、二度は目が覚める。そんなことない?そんな時どうする? 私はモノを考えないようにしている。そのためにはからだに音をいれる。自然の音を。波の音、風の音、山での静寂の音、自然には音が満ちている。自然から離れた暮らしになればなるほど自然の音が恋しくなる。 鹿児島で過ごした日々は眠れない日も多かった。 眠れないとき、決まってある音楽を聴いていた。そのうち条件反射なのか、そのCDが終わるまでには眠りについているようになった。 ( DEV

        一年の後

          快便・・・快腸です!

          4年半前、病を得て便に目覚め、腸ダンスなるものを始める。 4か月前、便が出なくなってたどり着いた排便反射。 「なんとかしよう!」そこから始まるあれやこれや。「何とかしてもらおう」で頼るのはお医者様。「餅は餅屋」という言葉もあるが、一方、唯一無二の自分に寄り添えるのは自分しかいない。あれやこれやと工夫するのも結構面白いもんだ。 毎朝、トイレに入ると腸ダンスを始める。4年以上続けているのでこれはもう習慣、腸の蠕動運動を促進しようと始めたものだ。長年続けていると腸の動きが感じ取れ

          快便・・・快腸です!

          快食 快眠 快便

          「快食 快眠 快便」は健康のなせる業だと思ってない? 確かにこの三拍子がそろえば快適だよね。「今日も元気だ 飯がうまい」ってとこかな。 でもね、「快食 快眠 快便」は自分自身で作り上げていくことで、知恵するからだへの最大の応援歌となるんだ。目指すはそこんとこ! 病を得て鹿児島へ行って部屋も借りて(入院ではなく)、3日後から放射線治療が始まるという朝、見事すぎる便が出た。近年まれなる傑作(笑) 「こんなに立派なうんちが出るんだから、身体が悪いはずがない!」確信。判断の根拠は医

          快食 快眠 快便

          知恵するからだ《一生モンの知恵の輪》

          45年以上前のこと。 夕暮れ時、下町の商店街でふと、足が止まった。 文庫本を手に読みふけっている若者の前にパラパラと知恵の輪。 「これ、売り物ですか? 」学生然とした若者が、あいまいにうなずく。 一つ求めてアパートへ帰った。 文庫本と知恵の輪、妙に絵になって、こころに残っている。 知識は本を読めば身につく。 学校でも教えてくれる。 知ると知らないとでは大違い、だから知識も必要。 でもそれは知恵になって初めてダイナミックに世渡りする。 知識のままではなんかうすっぺらくてひけら

          知恵するからだ《一生モンの知恵の輪》

          あんなこんなこと ーポップ考

          コロナと熱中症が不安をあおる中、よんどころない用事で大阪へ。夕方には雹も降ってきてやむを得ず大阪泊まり。これが凶と出るか、吉と出るか? 翌日空いた時間に、奈良の「正倉院宝物再現模造展」に行こうと大決心。 いきなり目に飛び込んできたのは「これぞポップ! 」 陽気でウキウキ状態。人の少ない博物館でじっくり堪能した。 ごちゃまぜ感は人を元気にする。正倉院にあるものは日本古来と言ったって、大陸から渡ってきた帰化人に負う。 日本古来の職人たちも刺激され技を磨いたことだろう。琵琶も撥も

          あんなこんなこと ーポップ考

          ポップに切り替え!

          気分一新です。 世相に合わせず、明るく陽気にポップに行こうと決めました! ウェブ発信を始めて2か月経て、様々に思いまどうこともありました(笑) さていつまでポップ路線が続くやら?ふざけているのではなく、気分を変えようと思うわけです。文体も一新です。(です、ます体を使います) 自分の病、人の病、人の死、これからの自分の死、様々な様相に時には必死に、時には打ちのめされ、それでも時間は何事もなかったように流れてゆきました。そのなかから湧き上がってきたのが「知恵するからだ」だったの

          ポップに切り替え!

          いのちのリズム

          サハラの闇に、風にのって太鼓の音が響いている。 時に力強く、時に物悲しく、聴く者の心をとらえて離さない。 あのリズムはどこから来るのだろう? 打つ者のこころ模様を映し出す音色は...... そうだ! 心臓の鼓動なんだ。 古代の人は知っていた。 うれしい時、悲しい時、その時々の感情によって心臓の音色が、リズムが違うことを。 それだけ自分と一体となって生きていたわけだ。 そのリズムを石に、木に叩いてみたのがアフリカンドラムのリズムの始まりではないか。 リズムにのって自然にから

          いのちのリズム

          きれいは穢ない 穢ないはきれい

          「きれいは穢(きた)ない 穢ないはきれい」マクベスの中の魔女の言葉。 若い時、"きれいか、穢ないかどちらかにしてよ!" 中年になって、"もしかして、「きれいは穢ない」はありかも?” いま老年、"確かに「きれいは穢(きた)ない 穢ないはきれい」だよな!" 心に残る言葉は、ことあるごとに顔を出し、真意を変えていく。お盆の週だから番外編を書いてみた(笑) 「九相図」というのがある。美女が亡くなって骸が腐ってゆき、ついには骸骨と化していく有様を九相にわたって描いた仏教画だ。きれい

          きれいは穢ない 穢ないはきれい

          "けなげ"に寄り添う!

          "自然良能" とは読んで字のごとく、自然によくなる能力を言う。 "自然に"は、手を加えないということ? "自然"は、人工ではないということ? "自然"とは、山や川、草木、海など人が生まれ、生活してる場所のこと? あれこれとりとめなく思いは広がる。"自然良能"を生き方でみたならば、「楽観的」というのも自然良能ではあるまいか。ヒトは時に"脳天気"であったほうがいい!自然良能そのものを紐解いてみたい。 例えば大型肉食獣全盛の時代、無力で徒手のヒト類はどんなに怯えて暮らしていたこと

          "けなげ"に寄り添う!

          リズムを宿す

          晩年の母と暮らした。 目が見えなくなっていたが、認知が進んでいたことが幸いしてか、本人は苦にすることもなく自分の世界に生きていた。 そんな母が歌を口ずさむ。 「一番初めは一宮、二また日光東照宮・・・」どんな時もこの歌を機嫌よく唄った。 いつも指で調子をとりながら。幼い日、この歌を唄いながら毬つきをしたのだろう。 記憶というのは不思議だ。歯ブラシにペーストをつけることさえできなくなっている母が、歌なら口をついて出て、10番までも唄えるのだ。「いまのここ」に役立つ記憶は全くな

          リズムを宿す

          いのちを思う

          「そんなこと考える人はいないよ! 」時に言われる。 でも、そんなことのあれこれを考えてしまうのはどうしようもない。 ふと、立ち止まって「なぜだろう? 」と思う。 幼いころ、身近にいた人の影響、もっと言えば幾世代も前の人の思いが螺旋渦巻文様(DNA)に書き込まれているのかもしれない。 暮らしを思うのと、いのちを思うのは違う。 暮らしがあって命があるわけではなく、命があってこそ、日々の暮らしがあるわけだ。 命あっての物種だもの。 暮らしに追われている中で、いのちの終わりが見えた

          いのちを思う

          自律神経とストレス

          「その体調不良はストレスが原因です」 言われたことありませんか? それが医者に言われたとなると、なるほどと納得してしまう。人は原因がわかると安心して「事足れり」としてしまうことが多い。大事なのは、ストレスが体の中でどう働いているのかわかることではないのか。 ストレスというと精神的なものを思い浮かべることが多いが、生体にとってのストレスは実に多種多様。例えば、ガンガンに効いたエアコンの部屋に一日中いる、氷の入った冷たいものばかりを飲む、これもストレスとなりうる。騒音、匂い、添

          自律神経とストレス

          自律神経図解に挑戦!

          火事場の馬鹿力(ばかぢから) 誰もが一度や二度は経験している? 危機的状況で普段なら想像もできないような力を発揮することを言う。 心理的要因で説明されることが多いけれど、この時交感神経フル回転! 危機的状況では交感神経の活動が高まる。逃げたり、挑んだりしなくてはならないからだ。目は見開いて、気管支は拡張されで息をしやすく、心臓は頑張ってたくさん血液を体に送り込む等、危機的状況に対処しやすいからだの状態が作られる。そんな土台があったればこそ、踏んばれるわけなのだ。 自律神経

          自律神経図解に挑戦!