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じゃがいもで”スパフェル料理”を!〜スパイスと発酵食品のパワー

このnoteでは、健康維持や病気の予防のために”免疫力アップ”を目指し、それに有効だと考える「スパイス x 発酵」レシピをご紹介したいと思います。
この”免疫力アップ”のためには”腸内環境を整える”ことが最も効果的だと考えています。
そこで私は、腸内環境を整えるために「抗酸化」・「デトックス」・「冷え対策」をキーワードに、これに効果・効能のあるスパイスをとり入れることを意識することにしました。
また、腸内環境を整える効果が非常に大きい発酵食材を同時にとりいれたいと考え、スパイスと発酵食品を組み合わせたら最強なのではないか!、との思いで「スパイス x 発酵」レシピを考えるに至りました
noteでご提案するレシピは、デイリーでカジュアルにとり入れることができるような料理をメインに考えています。
使用するスパイスは揃えやすく扱いやすいものを中心に心掛けています。
普段の食事にスパイス・発酵食品をカジュアルにとり入れ、美味しく楽しく食べることで免疫力がアップし健康維持・病気の予防につながることに貢献できれば嬉しい限りです。
発酵は英語でフェルメンテーション。スパイス x フェルメンテーション料理ということで、
スパフェル料理”と勝手に呼んでみることにします!
そんな、心と体が喜ぶようなスパフェル料理をぜひ!!

こんにちは!

今回は、秋の旬野菜”じゃがいも”を使っての、スパイスと発酵調味料との炒めものレシピをご紹介します。
なお、じゃがいもは秋だけでなく春も旬でございます!
しかし じゃがいも、旬にいただくことがより良いことは分かっていつつも、年中常備しておきたい貴重なお野菜ですよね。
野菜とはいえ、主食にもなるイモ類であるじゃがいもは、そのボリューム感や満足感が大きいことも嬉しい一品だと考えております。

ちなみに、個人的に最も好きなじゃがいも料理は、フライドポテト!
二度揚げする自家製フライドポテトは、毎度その美味しさに興奮しています、笑。


さて、それでは早速レシピをご紹介します。
レシピご紹介後に、じゃがいもや今回使用のスパイス、発酵食品が免疫力アップ(腸内環境を整えること)に期待できることを簡単にご説明しますね。

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じゃがいものスパイス炒め

画像1

Ingredients
(2-3人分)
じゃがいも・・・3個
にんにく(みじん切り)・・・1片
しょうが(みじん切り)・・・1片分

A(ホールスパイス)
- マスタードシード・・・小1

B(パウダースパイス)
- ターメリック・・・小 1 弱
- レッドペッパー・・・小 1 / 2
- コリアンダー・・・小 2
- ブラックペッパー・・・小 1 / 2

バルサミコ酢・・・小 2 
塩麹・・・小 2

Instructions
1. じゃがいもは皮ごと茹で、一口サイズに切る。
2. フライパンに油とマスタードシードを入れ、マスタードシードがパチパチとはじけ出したら蓋をする。はじけ終わったら、にんにく・しょうがを加えて香りが出るまで炒める。
3. 2.にパウダースパイスBと1のじゃがいもを入れて軽く炒め、さらにバルサミコ酢と塩麹を加えて全体的に味が馴染むまでよく炒め合わせる。

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スパイスが馴染んだじゃがいものホクホク感、個人的にはとても好きです。


さてまずは、今回のメイン じゃがいもについて。
⚫︎ビタミンC:強い抗酸化作用あります。
じゃがいものビタミンC含有量は、りんごの約5倍なんだとか!!
⚫︎食物繊維:便秘を予防し腸内環境を整えてくれます。
⚫︎カリウム:体内の毒素を排出するのに有効です。

じゃがいもはぜひ皮ごと調理してください。
皮の近くには、クロロゲン酸という抗酸化作用のある物質が含まれていますし、皮ごとゆでることでビタミンCやカリウムの流出を軽減することができます!
一方、芽や皮の緑の部分はしっかりと取り除いてください。
こちらにはソラニンという毒素が含まれま、大量に摂ると下痢や吐き気を起こす可能性があります。
ちなみに、じゃがいもには上記以外のビタミンも含まれているのですが、ビタミンが豊富であることから、フランスでは「大地のりんご」と呼ばれているそうですよ。


次にスパイスについて、多様な有効成分を含むものが多いですが、免疫力アップの視点から腸内環境を整えることに有効に働くところに言及しますね。
(各種スパイスの詳細はまた別途記事にしたいと思います。)
⚫︎マスタードシード:整腸作用があります。冷え防止にも効果あります。
⚫︎ターメリック:ターメリックに含まれる”クルクミン”というポリフェノールの一種である成分が抗酸化作用を持ちます。腸の中で酵素と反応して抗酸化力がアップすると言われています。
また、代謝を整えるため免疫力アップに。カリウムも豊富なのでデトックス効果を期待できます。
なお、傷口にターメリックを振りかけると血もすぐに止まり素晴らしいですよ!
⚫︎レッドペッパー:血行を良くするため体が温まり、免疫力をアップさせることに役立ちます。
⚫︎コリアンダー:抗酸化作用、デトックス作用、整腸作用を持ちます。カリウムも豊富。
⚫︎ブラックペッパー:ブラックペッパーに含まれる”ピペリン”という成分には、免疫力向上や抗酸化作用が期待できます。また、便秘解消効果やデトックス効果もあります。

ちなみに、抗酸化作用とは、簡潔にいいますと、体を老化させたり病気を引き起こしたりする「活性酸素」の働きを、予防したり防いだりする働きのことです。
酸素は体に取り込まれるとその一部が「活性酸素」になるのですが、活性酸素はふつうの状態よりも酸化力の強い酸素で、体内で免疫機能に関する重要な役割担っているため大事なものです。
しかし、体内で活性酸素が増え過ぎるとさまざまな物質と反応し、酸化させて、細胞にダメージを与えたり老化を促進してしまい、それが原因となって、動脈硬化やがん、免疫機能の低下などを引き起こしてしまうのです。
活性酸素は体内で常につくり続けられていますが、ストレスや喫煙、激しい運動や紫外線などがその生成量を増加させます。体内には活性酸素を分解する酵素がありますが、活性酸素が増え過ぎると分解が間に合わなくなるので、抗酸化作用のある成分を食品からとることが大事になるわけなのです!

なお、にんにく・しょうがも抗酸化作用をもっています。しょうがは体を温めることでも免疫力をアップさせます。私のレシピでは、にんにくとしょうがは基本的には毎回使うように意識しています。


それから発酵食品について。
⚫︎バルサミコ酢
ブドウ果汁を煮詰めてから発酵、熟成を行うバルサミコ酢は、ワインビネガーの仲間となります。
そのワインビネガーは、ブドウを原料とするワインを酢酸菌が酸化し、酢酸を生じさせることで酢(ビネガー)となった発酵食品。
酢酸は体を内側から温める、代謝を高める効果を持ちますので免疫力アップにつながります。
また、便通も整えてくれます。強い抗酸化作用もありますし内臓脂肪を減らす働きもあります。
⚫︎ 塩麹
塩麹は米麹と塩を混ぜて水を加えて作られる、作るのが最も簡単だとも言われる発酵調味料。
麹菌は血行を促進して代謝を上げる必須アミノ酸や、善玉菌の繁殖に欠かせないオリゴ糖を生成します。オリゴ糖には抜群の整腸作用あります!
また、腸内環境を整えるビタミンB群や、体内の活性酸素(活性酸素は老化の元凶です)の活動を抑える抗酸化成分などが豊富です。

いずれにしても発酵食品は全般どれも素晴らしいです!
発酵食品を摂ることの健康効果を大きくざっくり言いますと、腸内環境を整えることに尽きます。
菌やカビなどの微生物が悪玉菌を抑制して善玉菌を増やし腸の働きを促すことで免疫力を高めてくれるのです。


じゃがいも料理には魅力的なものが多すぎますが、”スペフェル料理”を試してみようかな〜、と思っていただけましたらトライしてみてください!

美味しく楽しく食べて健康をアップデートしていきましょう!


最後までお読みいただきありがとうございました。





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