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ヘルパー歳時記

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【パラレルキャリア✖︎介護ヘルパー】日々を歳時記に合わせて綴りましょうかね
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#SANSUKE合同会社

冬の柑橘は問う、朗らかでいる覚悟を(ここは西宮市廣田神社の前)

冬の柑橘は問う、朗らかでいる覚悟を(ここは西宮市廣田神社の前)

さぁ、寒い季節がはじまった。

地震や感染症、大きなパワーが働くこの世情において、制度の問題はもちろん、権威や権力への不信感の問題すら、『しょうもない』ものになっていく。

いつまでやってんの?それ。

そういった権威に対しての『しょうもなさ』をちゃんと脳裏におきつつも、それでも権威に認定されているものを選びたくなるのもまた、我々、小市民である。

いつまでやってんの?それ

『私たちのサービスこ

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「段取り8割」という言葉を習ってもう20年は超えるかしら。

SANSUKE合同会社 まいしゃるの日記

「段取り8割」という言葉を習ってもう20年は超えるかしら。
そこからの20年、何度となく、この言葉の重さを身に受けたけれど、訪問介護の世界にきてから特にそれは感じる。
今日の予定の把握、予定先の個々の違い、流れの想定といった個別性への対処はもちろんだけど
一喜一憂しないこと
フラットでいること、といった「リセットメント(reset +treatment

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パラレル介護ヘルパー歳時記《夏至》【半夏生ず 西宮】

パラレル介護ヘルパー歳時記《夏至》【半夏生ず 西宮】

半化粧と書き、半夏生とも、書くらしい
ハンゲショウなる植物は、
緑の葉の半分以上は、まだ成長段階で葉緑素が無い為、白い。

そもそも、半夏(ハンゲ)とは漢方薬の一つでまた別の植物なのだそう。
半夏の生える頃≒夏至を10日程過ぎた頃の呼び名≒同じ季節に生え出てくる植物の名前が、
ハンゲショウ。 

ややこしいなぁ、
でもしょうがあるまい。
そもそも、変わりゆくもの、
どんどんと進みゆくもの、だいたい

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パラレル介護ヘルパー歳時記《夏至》【夏枯草枯る西宮】

パラレル介護ヘルパー歳時記《夏至》【夏枯草枯る西宮】

『目にみえる物理
形をかえる天体
日が長くなり、到達
だんだんと大きくなる鼓動
焦燥や不安は消失点の向こうにある、
日差しに目を細める
目にみえる物理
到達から始まる変化
日が短くなる始まり
だんだんと焦りも穏やかになり
積み上げた成果と自信をとりもどしにいく、
またここから半年先へ』  

クレセントは三日月で、
クレッシェンドは次第に大きく、ということ
太陽の通り道、時に月が横切り
月の通り道

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【パラレル介護ヘルパー歳時記】《芒種》【梅の実黄ばむ 西宮】

【パラレル介護ヘルパー歳時記】《芒種》【梅の実黄ばむ 西宮】

芒種【梅の実黄ばむ】梅雨の合間に、光挿す もう夏の真ん中 
甘い香り誘う そこは 風の通り道
まるで借景のような

腐敗と発酵
熟すではなく萎れる(しおれる)
違いに介在するのは目には見えないけれど
必ず存在するものたち
残像は過ぎゆく光の重なり
目には見えないけれど必ず存在するものたち水無月と書いて《無》いではない。
目には見えないけれど必ず存在するものたち

もうすぐ季節は夏至に到着して、

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【パラレル介護ヘルパー歳時記】《芒種》【腐草蛍となる 門真】

【パラレル介護ヘルパー歳時記】《芒種》【腐草蛍となる 門真】

シスターロゼットサープ
僕はその人のことをよく知らない。

基盤にあるもの、
ギター、歌声の強さ弱さ、緩急
跳ね方
練りながら叩きつけるリズム、
強い線で絵を描くような、
ギターを持って仁王立ち
それがロゼットという人のイメージ。 

いつのまにやら、あれよあれよ、
気候は《芒種》にはいっていた。
世は水気を帯び、
熱は地表を蒸しあげる。

我々の生き様の奥底にあるのも
いわば一種の液体で
時に、

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【パラレル介護ヘルパー歳時記】小満末候『麦秋至る』西宮

【パラレル介護ヘルパー歳時記】小満末候『麦秋至る』西宮

小満の終わりに。
麦の秋と書く、この『麦秋』の時に
この上半期の収穫を思い、
下半期の種まきを思う。

言葉に騙されるな、
流れに飲み込まれるな、
流れに逆らいすぎるな
先の準備しすぎるな、
上手いことやろうと思いすぎるな。
君がこの時を生きるなら、ば。

上手いことやることの先には、
『もっと』上手いことやるがあるし、

流れを読み過ぎると、
ノリ過ごしてしまうのだから。

良くも悪くも、今の風

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