SAEKO

エッセイ書いてみた 10代20代生い立ちを覚え書しながら… 子育て24年目になる5人…

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エッセイ書いてみた 10代20代生い立ちを覚え書しながら… 子育て24年目になる5人兄姉弟妹の母 子供(クセのあるキャラ揃い) 成長自立をサポート&プロデュース 保育士 イラストレーターとしては家族の似顔絵のみ発動 泣ける笑えるエピソードの数々 楽しんでいただけると嬉しいです

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タトゥー💕

まどかは生まれつき右足ふくらはぎに赤い丸い痣が2つ重なるようにあった 年頃になり、気になるなら病院で取ればいいと言っていたのだが… 久しぶりに帰って来て「ママ誕生日プレゼント!」 小さい観葉植物コーヒーの鉢植えを置いて、 「花言葉(花じゃないけど)いっしょに休みましょうやって」と言った 「うちに帽子忘れてなかったかなぁ?気に入ってたヤツ…」部屋と洗面所を数回行ったり来たりして 結局目的は何だったのか? プレゼントだけを届けにわざわざ来た事の照れ隠し? 外の車に友達待たせてる

    • 音の記憶をなくす話

      ずっと覚えてる声があるから大丈夫 私には忘れない音の記憶がある。30年前に亡くなった弟の声だ。 説明はできないがたまに再生ボタンが勝手に押されるように流れる。 普段人に言っても困るだろうから、別に言わないし。いつも自然の物音にまじってるから気にしない。 二年前、幼なじみの友人のお母さんが亡くなった。ご近所さんで沖縄出身、三線の先生。私も2年ほど三線をおそわった。末っ子の妊娠出産でばたばたとお稽古に行かなくなってしまったけどいつも私には優しく指導してくれた。 先生自身、三線

      • 「今日投稿すれば5ヶ月連続!もうひとがんばり!」に押されてしぶしぶ書く

        2024お正月にさかのぼる 今年の正月も家族招集かけて元旦の朝10:00〜全員揃って年始のお祝いをするはずだった。 普段は一人暮らしの長男長女 友人と初詣を済ませて相次いで9:30〜10:00に帰宅。 中3受験生の三男、小3娘も起きて準備。 次男が待てど暮らせど帰ってこない 例にもれず、地元の友達と初日の出だか初詣に行くと…年越しそばも食べずに昨晩でたまま。 スマホに電話してもLINEいれても既読にならず、友達のうちで寝入ったものだと呆れていた。 仕方なく年始の祝い

        • 読書サーフィンしていたら「崩れ」に巻き込まれて2024初投稿ができなかった話

          読書サーフィンって勝手に命名 そんな言葉があるのかは不明だが、ネットサーフィンならぬ読書サーフィンをしています。字や物語は自分のペースでしか読めないし、サーフィンと言うにはそこまでのスピード感はないのだけどね。 本を読む前は時間があるとスマホをみていた。仕事探しやゲームとSNS云々…元々飽き性だし、時間がどんどん消えていくのに何も残らなくて疲れた。 大学生が3人もいて中学生と小学生までいるプーママなので節約したくて、美容も、趣味も運動も家でできる事だけ…長年の子育てで

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        タトゥー💕

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          五十にして天命を知るはずもなく…今年もお世話になりました

          孔子の「論語」にある 「五十にして天命を知る」 意味は人生のやるべき使命がわかるとか、天から与えられた使命を悟るといったこと… 寿命が今より短い時代、論語には七十歳までしかない 51歳になってみてわかったのだが、 50を超えるとあきらめるには早すぎて、でも叶えるには遅いかなぁと思うことが沢山ある 50歳で失業したもので、 天命どころか人生の迷子だわ 身体は鍛えるよりも維持するのが精一杯、 確かにとれた音程にも揺らぎを感じる 相手が言う言葉を一度飲み込んで、ワンクッションお

          五十にして天命を知るはずもなく…今年もお世話になりました

          子育てカオス時代

          育児は未熟な赤ん坊をお世話し育てる0〜6才 子育ては7〜18才目安かな(明確な年齢はないらしい) うちには5人子供がいる(既に上の2人は自立して) たくさんの子育てエピソードがある(はず) しかし普段は頭の中で圧縮されていてシーズンパック?みたいになっている感じ 今回は末娘の小学校音楽会と紐付き、兄姉達の小学校シーズンパックが解凍され現れたので、一部書き止めようと思う 小学校は育児から子育てに入って 社会生活の入り口って感じ、自立への道のりは長く まだまだ保護者のサポー

          子育てカオス時代

          母、永遠の悩み

          19歳の二男がバイクの大型免許を取った やりたいことはやりたいときにやるのがモットーな私 取りたい資格は取れるときに取るのがベスト ドライビングスクールの費用は 私が管理している彼専用口座から出した 普通自動車免許はすでにあり 大学の夏休み、忙しいバイトの合間に 通い詰めて、1っか月ほどで取得 …とここまではよかった よくはないかも 楽しげなにバイクのカタログを見ながら これに乗りたいなぁ 「がんばってバイトして買いやー」 え?俺もうローン組めるし 買うけどいい?

          母、永遠の悩み

          小説家にオレはなる!?

          海賊王になる! みたいなテンションで 祖母に宣言した 仁王立ち小学生の私 今も覚えている 進学や就職、結婚や諸々の転機の度に 頭の中に浮かんでは消えていった おまじない 口外したのは一度きりだった 絵葉書や手紙を書くのは好きで 祖母には近況をことあるごとに送った 文章は特に意識せず 映画でも旅行でも少しでも伝えたくて 手紙や葉書を読むと楽しい想像できると 祖母が笑ってくれた 10代は何者になるかなれるかが とても重要だった気がする 周りの人達が 将来について語りだす

          小説家にオレはなる!?

          初めての妊娠出産の話、冒険のプロローグ

          今となっては 妊娠も出産も更には育児も 結局なるようにしかならないことの連続で どれだけ完璧に準備しようが、 持てる知識や経験を総動員しようが、 思い通り行くことのほうが珍しい だからその都度 人間としての力を信じて 果敢に挑む 楽しむ 命までは取られない (稀に取られてしまうこともあるけど) 恐るるに足りないことと思うようにしている 24年かかってたどりついた思い ざっくりしたものですが そろそろ、女性ホルモンバイバイ ありがとうね 生物としての貴重な体験ができた

          初めての妊娠出産の話、冒険のプロローグ

          ニュートラル

          子供が産まれたら まず出生届に区別される そこに書かれた言葉 役割は必要ない 無意味と思う だから、 子育ては生まれた人を 日々ケアしてフォローしながら 何年もかけて 何ものになりたいのかの声を聞くこと 親のカラーに染めないときめていた 絡まってぐちゃぐちゃになった糸を解くみたいな時がくるのを楽しみに 成長とともに年齢に応じ 希望やクレームを聞いて 可能な選択肢のプランを提示する ピンクがいいのか ブルーがいいのかところから 自分から情報収集し 選ぶことができるよう

          ニュートラル

          美味しいんだなぁ、自然だなって話

          晩御飯はハヤシライス 別にクックパッドのレシピを披露するわけでもなく 市販のルーで10人前(明日の昼ごはんも) 付け合わせにポテトサラダ 彩りにサニーレタスを敷くつもりで スーパーでみつけた大株のサニーレタス 葉を5枚洗ってちぎっていたら… シンクにカシャンと何かが落ちた まただ… 嫌な予感 先月買った高級スーパーのレタスからは カメムシが出てきた(汗) もうご臨終でしたが 今回は小柄なカタツムリ 直径1.5センチほど まだ殻にはいってらっしゃるし 冷蔵庫の野菜室 仮死

          美味しいんだなぁ、自然だなって話

          リハビリ筋トレ始めます

          51才の誕生日… 半世紀過ぎたやん怖っ スポーツは10〜20代でバスケ、水泳、体操、陸上を部活で経験して、趣味でダンス、スキーやテニスも人並みにできた 結婚して10年の転勤族、出産、育児 自分の筋力や運動能力がそんなに下がっている感じもなく 子供らと走ったり、倒立、側転等はサラッとこなしていた おかしいなぁと思い始めたのは40前くらい 長男小5 長女小3 二男小1の時 朝の集団登校、3人が出てすぐにチャイムが鳴って 「ママ〜てっちゃんがまどか蹴って泣かしたよー」 との

          リハビリ筋トレ始めます

          noteをはじめて、言葉にするとよくわかる

          インナーカラーをグリーンに染めた カラフルな柄の服で出かける 何年かぶりに一人で映画を観に行った 20代に沢山影響を受けた監督作品 音楽監督もよく聴いたアーティスト 演者はオーラを纏った若手のアーティスト 設定は震災で孤児になった主人公の幼少期から現在… (愛想ない説明ですいません) その世界観.空気感で 重なり重なり 懐かしさとともにクッとつまされる 場面が転換するたびに 張り詰めていた何かが 紙風船がリズミカルに跳ねるように… ポンポンとほぐれていくのがわかった

          noteをはじめて、言葉にするとよくわかる

          タバコと流星④

          このエピソードを終えなくてはいけない 彼女は誰の許しもなく39才でこの世を離れた 病院に呼び出された私の顔を見るなり タバコやめときや 寝巻の襟を広げて見せた 鎖骨の下に悪性生物が今にも肌を突き破りそうに 背中にもあった 触ってみ ビー玉のように硬かった 通夜の夜…弔問客が去った深夜 美しく若々しい彼女の顔、目に焼き付けた 子供たちがみんな巣立ったら キャンプしたり推しのコンサート行ったり 遊ぼうな 葬儀場の外でタバコを吸って 残った箱とライターを捨てた 星空は澄んでい

          タバコと流星④

          タバコと流星③

          いつからだろう台風が秋にも来るようになったのは… 台風一過の澄んだ星空に 流れ星は現れた 今度はイヤな感じはなかったが 細長い雫が落下するように スローモーション撮影バージョンだった 煙とため息がもれた しばらく無の余韻に浸っていた 次の日から、息子の親友は学校を休み 週明けには仙台のお土産をくれた 台風で畑を見に行ったおじいちゃんが 水路に流されたのだと聞いた 星空にはざわざわする日がある気がしていた 私の中のメランコリックフィルターがかかってるだけか 流れ星は単純に

          タバコと流星③

          タバコと流星②

          大学時代から煙草を嗜んでいた 今より喫煙には寛容な世の中だった 男も女らしさも寄せつけず 深呼吸をし何かを吐き出していた (ただのニコチン中毒に意味付) 10年くらい吸っていたのだが、 結婚、妊娠で悪阻が来た途端 受けつけなくなり 怒涛の出産育児で深呼吸を忘れた 外で吸う旦那を睨みつけながら… 4人目の妊娠中にパニック障害とやらになった 生活全般にトリガーが散らばっていて 逃げ道はなく母親業に引導が渡されたと思った 出産した後もなかなか体調が回復せず 治療が必要な事はわ

          タバコと流星②