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動き出すとき

私の周りが、ゴゴゴゴゴ...と音を立てて動いている。ような感じがする。


こんなにも、重なるものか。

先日、数年にわたり私の髪を切ってくださっていた美容師さんがお店を辞め、独立した。

同時期に、20代半ばに数年間お世話になっていた仲のいいネイリストさんが、お店をたたみ、個人で開業した。

先日、私がずっと通っている病院に行ったら、私の主治医の先生が今度その病院を辞め、開業することになったのだと教えてくれた。

ヒェ〜、と思っていた矢先、今度は私の担当のカウンセラーさんが、これまた病院を辞め、開業するらしい。


いやいやいや。動きすぎじゃあないかい。激動の、ここ2〜3ヶ月。私の周り、そういう星になっているの?それとも、独立・開業って、流行ってる???

特に後半2つは、なかなかに衝撃だった。主治医も、カウンセラーさんも、もはや私にとっては切っては切れない、というかなんかもう、他人とは思えないような存在だ。いや、美容師さんもそうだし、ネイリストさんも。

全部都内とはいうものの、通う場所は全て変わるわけだし、いやはやどうしよ〜〜と10分くらいぼんやり考えたのだけど、意外にすぐに、答えは出た。

全部、その人たちについていこう、と。


髪の毛は、独立した美容師さんのところに。
ネイルは、あのネイリストさん以外にやってもらう気はない。
主治医の先生も、開業するならその医院に通う。
カウンセラーさんも、開業先のカウンセリングオフィスに通う。


「信頼関係」よりも価値のあるものって、あんまりない気がする。

結局私は、長年にわたってこの皆さんに生活を支えられて、励まされて過ごしてきたわけで、それを上回る魅力って、何か他にあるのかなぁ、と。考えてみても、これまで築き上げてきた信頼関係より大事なものはなかったから、それが私にとっての正解なんだと思う。

と思うと同時に、私もそんな風に思われたいなぁ、と思った。

「この人がいるなら」「さえさんになら」「さえさんだからこそ」と、思ってもらえるような。それはお仕事だろうとプライベートだろうとそうだけれど、特に、仕事でそう思ってもらえたなら、こんな嬉しいことはない。

ポジションでもなくて、所属する会社の名前でもなくて、お金でもなくて、「私」そのものが価値になりたい。

そんな風に働くのが、私のこれからの夢だし、目標でもある。
私にも、色んな動きがありそうです。たくさんの方に刺激をもらい、支えてもらい、本当に嬉しい限りです。

Sae

「誰しもが生きやすい社会」をテーマに、論文を書きたいと思っています。いただいたサポートは、論文を書くための書籍購入費及び学費に使います:)必ず社会に還元します。