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フリーランス?奴隷制度?

昨日は朝からドキドキが止まらなかった、三女が東京で転職のための面接に行ったのである。

三女はフリーランスで仕事をしていて、ある程度は稼いでいたのだが、いい所を探して仕事をすると、絶対に値下げを要求してくる。

気のいい三女はそれでも働きやすいし、会社も大変だろうからと、その要求を吞みまくっていた。

フリーランスって個人で事業をしているのだから、値下げされるとすぐに生活に関わる。

その上プロジェクトを一緒にしている人が、言わなくていい言葉で攻撃してくる。

「フリーランスでやっていて本当にいいの?」

「ちゃんと人生考えてやってる?」

「仕事でどう成長しようと思っているの、これでいいと思ってる?」

余計なお世話じゃ、私ならそう言う、だってあちらは使い勝手がいいからフリーランスを使っているんだよね、フリーランスは要らなくなったらすぐ切れるからそうしてるんだよね。

じゃあ、そこで人生を語るなよ、お前がちゃんと仕事を回してくれればそれでいいだけの話じゃないか。

三女は鬱が有るので、その度に考えて泣き出したりする、そらー毎年12月になると仕事が減って、何でもいいからと仕事を取ると、払ってくれない事由が続出するのだから、泣きたくなるよ。

三女の働くのを見ていて不思議だったのは、フリーランスは個人事業主で、小さいけれど言わば企業のようなもの。

なのに企業と企業の取引なら考えられない言葉を口に出す人が多い、自分の会社の従業員のような感覚で使ってくる。

あんたら、別に彼女の社会保障も年金も何にも払ってるわけではないよね、じゃあ一企業主として対等に(仕事を受ける側も降る側もある意味対等じゃないですか)付き合えよ、従業員より下扱いは下僕じゃないんだから。

そこではっと考えた、フリーランスは下僕だと思っているのかもしれない、実際三女は10日連続勤務なぞざらにあって、「もう今日は絶対に休む。」といった日にも連絡が飛んできて、お出かけ先でも携帯で答えている。

これ従業員だったら絶対にアウトな働き方、三女が真面目で休みを取らないのもあるけど、法律で規制されたらやらないけど、ちょっと枠はみ出していたらやるって酷い業界なのだなと思っている。

三女も鬱が酷くて働き方を変えるためにフリーランスになったのに、リリース前には夜中でも仕事、クライアントがやっぱりこれじゃないのにすると言えば、休みを押して仕事。

働き方は変えられねー。

インボイスの制度も施行されるのだし、これは企業に入ってリモートで仕事した方がお得となった。

リモートでも正社員の募集は結構あって、最終面接はやっぱり東京になるんだよね。

東京に行って面接して、どうなったって?

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