地味でガリ勉の私が、なぜnoteに?
私の第一印象どうだった?と友人に訊くと、
「真面目、おとなしそう、地味」の3点セットが返ってくる。
だからなのか。私は高校までの間、何度もいじめに遭ってきた。
今回は、その経験をざっと記してみる。
自己紹介
最初の記事ということで軽く自己紹介をしておこう。
私は、とある国公立大学に在学している大学生である。
専攻は人文系の学問。(専攻は身バレ防止のため、ぼかしておく)
同期は22卒と呼ばれる人たちだが、大学院進学を目指している。
人文系で大学院?(笑)みたいな反応をされることもあるけど気にしない。
周りの目を気にして生きても、こちら側のメリットは一切ないから。
ちなみに研究者志望ではないのにも関わらず、院に行くことを家族は快く思っていない。まぁ、そうでしょうね!お金かかるし、キャリア形成に直接関係ないなら、早く就職しろと思われるでしょうね!
それでは何がしたいのか?
何かを発信する人間になりたい!とぼんやり思っている。
それは一旦措いといて、まずは簡単な経歴から。
現在、大学生。某国公立大学で人文学を学んで研究している。
地元の小学校・中学校・高校と進学し、卒業。
入試を経て、某大学に合格、進学。
(敢えて書くことではないかもしれない。笑)
過去のトラウマ、そして未来
勉強はそれなりにできたので、塾なしで第一志望の大学に入ることができた。過去の自分、ありがとう。
ただし、私はいわゆる「地頭がよい」タイプではなく、ガリ勉。学校のある日は5時間、休日は8時間から12時間くらい勉強していた。天才でも何でもない。ただの努力家。
一方で、運動神経は最悪、最悪の不器用であったため、通知表はその傾向をしっかりと反映させていた。5教科はオール5、実技教科はおおむね3。
また、自分の容姿が整っていると感じたことはない。
端的に言うと、地味な見た目をしている。
地味だからなのか、「おとなしそう」とナメられること多々。
見下した態度は確実に伝わってくるので、みなさん大人しそうな人間に対しても傲慢な態度を取らないようにしましょう(ニッコリ)
私のアイデンティティ形成に大きく影響を与えた出来事が、高校まで受けていた「いじめ」である。
私は、段取りが悪く、人と違うことをよくする生徒だった。
せかせかと生きている人間、そして異質なものを嫌う人間は、私のことを根本から否定し、対話の可能性を断絶した。つまり、無視。
無視だけならダメージは少ないのに、彼ら(彼女らは)、私を人間として扱わず、時に「汚物」として、時に「異常者」として接してきた。
不寛容な人間とは付き合わなければよい。私と仲良くしてくれる人間は良い人なのだ。私のような、人に嫌われる要素を持ち合わせていると、自身が試金石のようで、ある意味では恵まれていたのかもしれない。
悠長にそんなことを思えるのは、精神的に余裕のある今だからこそ言えることで、当時は棘の生えた言葉ひとつひとつにちゃんと、傷ついていた。
でも、私はプライドが高かったから、親にも友達にも言うことができなかった。それに、学校に行かなくなったら志望校に行けなくなる、と当時は思っていた。悪口を言われて傷つくことより、志望校に行けない方が嫌だ!と思った私は、地獄めぐりをするような気持ちで登校していた。
大学ではたくさんの友人に恵まれた。夜を徹して語り合える仲間が複数いる。大学受かってよかった~、勉強頑張って良かった~、と何度思ったことか。
踏ん張った過去があるからこそ今がある。最高の環境に置かれている、今の私は、むかしの私に感謝している。
でも、それって本当に正しかった答え?という思いが、20を過ぎて湧いてきたのだ。
というのも、いじめられた時の夢を頻繁に見るようになったからだ。
なぜ数年前の出来事が今、フラッシュバックするのか。
私は分からない。でも、私が感じていた以上に、私の心は傷ついていたようだ。
だからこそ、「耐えて学校に行く」という選択肢が最適解だったのか、問い直すことになったのだ。
進路は続いていく
この経験を活かそうと、私は一時期スクールカウンセラーを志していた。
高校1年生まで、模試の大学に「心理学部」を書いていた。「他者を救える自信がない」という思いが芽生え、進路を変更。文学部を志望するようになった。
でも、後悔はしていない。今の学びは本当に楽しい。論文を書くのが楽しい、と思っている。キャリアには繋がらないけど。
一方で、「この経験を活かす」ということは地道に続けている。
アルバイトで講師として働いている塾では、同じような境遇の生徒に私の経験談を話した。「私だけじゃないんだ」とほっとした顔を見たとき、本当に私が私であることを嬉しく思った。
しかし、多くの人に発信するのはこれが初めてである。
なぜ、インタ~ネットで経験を赤裸々に語るのか。その意義とは?
それは、数カ月前の過去にさかのぼる。
かつて、私も22卒として就活に取り組んでおり、その際に「自己分析」をしていた。自分の適性を知るため、過去の出来事を羅列した。
就活でお世話になっていたアドバイザーさんが、私の経歴について「深堀り」をしてくれたのだが、思い出すのがあまりにも辛く、泣いてしまった。
アドバイザーさんは「この経験から○○さんのどんな性格がうかがえるかな?」と優しく問うてくれたのだが、わたしは「ただ地味で卑屈で、でもプライドが高かった性格、ですかね」と答えるほかなかった。
過去の経験を掘り下げるとはいえ、「いじめ」を語ることは適性を知る以外の意味を持っていた。就職活動に収れんできるようなものでは無かったのは確かだ。
少し、モヤモヤ~としたところで、「もう少し広い場所で、発信したいな」という思いが萌芽。どうやって発信するのか分からないが、とりあえずこのnoteでの発信を続ける。
同じような目に遭って悩んでいる人に届けたい。
そんな意志を持って、このnoteを綴っていく。
*なお、アイキャッチ画像はみんなのフォトギャラリーに掲載されているものである。
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