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モロッコ旅行記Day2ーアクショール

こんにちは!

ようやく一昨日スペインに戻ってきました!

スペインがこんなに居心地良く感じたのは
初めてかもしれません...(笑)

その理由は今後もこの旅行記を
読み続けていけばわかるはず。。

ということで
旅の続きに早速いきましょー!


旅のルートDay2

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Day1はテトゥアン空港に到着して
そのままシャウエンへ移動。

Day2はシャウエンの近くにある
渓谷が有名なアクショールへ。


二日目の朝

モロッコに来て初めての朝は、
イスラム教徒の礼拝の音で起きる。

朝6時頃、家主がリビングで礼拝をしてたようで、
その姿は見なかったけど礼拝のために
コーランのお経のような音楽がかかる。

そのお経で目覚めたけど
それから二度寝して9:30頃に家を出た。

シャウエンの街は夜中よりも
やはり日中の方が美しい。

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旧市街を出て小さなカフェに入り、
コーヒーとトーストを頼む。

スペインでトーストと言えばほぼ必ず
バゲットのトーストが出てくるけど、
ここモロッコではモロッコパンという
丸くて平たいパンが定番のよう。

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バターと蜂蜜をのせた
モロッコパンのトーストを頼んだけど、
バターは酸味があってなんだか味が変だった、、

コーヒーは普通に美味しかったけど
彼はトーストのバターが気に入らず残した。


代わりにmsemen(ンセメン)という
モロッコのクレープのようなものを
彼が食べたいとのことで
カフェを出てからその辺にいたおじさんに
それを売ってる場所を聞いた。

おじさんは優しく道を教えてくれた。

教えてくれた通りに進むと、
屋台でンセメンを作ってるおばちゃんがいた。

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店の前にはジラバを着た
歯が数本しかないないおじさんが座っていて
会計やンセメンの受け渡しをしている。

その屋台には朝から
現地の人もそのクレープを買いに来ていた。


私の彼はそのクレープに
クリームチーズを塗ったものを頼んだ。

このお店では3種類、
ハチミツ、ピーナッツバター、クリームチーズの
味付けがあった。

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出来たてを店の前でいただいて、
とっても美味しかったのでもっと頼むことにした。

屋台のおばちゃんが鉄板でンセメンを作る様子を
じっと見るのがとても面白かった。

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私たちは個数で頼んでいたけど、
普通はいくら分ほしいか値段で注文するらしい。

お客でスペイン語が話せる男性が近寄ってきて
それを教えてくれた。

計算する方法も、片方のてんびんに重りをのせ、
もう片方にンセメンをのせて量を調整していた。

そんな現地のやり方が
私にとっては新鮮で面白かった。

私はピーナッツバター味も試してみたくて
そちらも頼んでみた。

ピーナッツバター味もなかなかおいしい!

このクレープはぜひリピートしたい!
と彼と話した。


アクショールへ


テトゥアンからシャウエンに来る時も
山の景色がずーっと広がっていた。
それくらいこの地域は自然がとっても豊か。


モロッコでは3ヶ月間以上雨が降ってなくて、
待ちに待った雨がきた!
というタイミングに私たちはここに来たらしい。

昨日は曇りだったけど、今日は雨。

ハイキングするには
バッドコンディションだったけど、
旅の日数は限られてるので
雨の中アクショールまで向かった。


シャウエンからアクショールまでは
23kmほどあり、グランタクシーを使った。

雨だしアクショールに行く他の乗客はいないよ。

とタクシーの運転手に言われて、
私たちは相乗りせずにグランタクシーに乗ることに。

値段は1人75dlhだと言われた。
(6人で相乗りなら1人25dlh=2.5€=約330円)

タクシーに乗るときのポイントは、
乗り込む前に必ず値段を確認すること。
確認しないとあとで高い値段を請求されて
ぼったくられる。

私たちはその値段を承諾して
くねくねした山道を走りながら
運転手とスペイン語で話した。
(ここではスペイン語話せる人が本当に多い)

山では植物を収穫してる女性たちを見た。
植物を採ってくるのは女性の仕事らしい。

この辺の山でハシシ(大麻)が栽培されてることも
運転手が教えてくれた。


アクショールに到着すると、
雨の中意外と観光客がたくさんいるのを見た。

その多くは現地の人のようだ。

モロッコ北部にあるタンジェや他の地域から
学生などの遠足の場所として
現地の人もここに来るらしい。

若者の軍団がたくさんいた。


ハイキングルートの入り口には
レストランやお土産屋もあって賑わっていた。


ハイキングスタート!


雨が降る中、いざハイキングへ!

このハイキングルートは大きな滝
神の橋と呼ばれる橋が有名。

私たちはその橋を目指して歩いていった。

ルートの最初にはダムのような滝と湖がある。

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湖の色はクリアな水色で
雨が降ってなければもっと
美しかっただろうと想像できる。

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初めの方は写真を撮りまくる
現地の若者遠足集団がいたけど、
進んでいくうちに周りに人は誰もいなくなった。

川沿いの先に神の橋があるのをマップで確認し、
道と言えるような道がない場所も
とりあえず川に沿って進んでいった。

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雨で岩場は滑りそうなところも
たくさんあった。

誰もいない静けさと
ただただ広がる渓谷に癒されながら
黙々と進む。

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誰もいなさすぎて
この道で合ってるのか
帰りは無事に戻ってこれるのか
心配になった。

でもたまに→のマークが現れて、
このまま進んで大丈夫なんだとちょっと安心。


しばらく歩いて行くと、
遠くに野生の猿がいるのを見つけた。

2.3匹岩の上で動いているのが見えた。

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野生の猿が人前に現れて
食べ物を奪ってくニュースを
私は日本で何度も見たことがあるから、
猿を見ること自体は私にとって
大したことはなかった。

それとは反対に、
私の彼は野生の猿に大興奮。

もっと近くで見るために
猿に気づかれないようゆっくり進んでいった。

猿は親子で1匹は若く、1匹は貫禄があって
私たちを見ながら警戒している。

やがて猿たちは岩から木に飛び移って
枝を登っていった。

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猿たちのいる木の下を通って
私たちは再び橋を目指した。

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途中で何人か観光客とすれ違った。
その人たちは、この先に橋があるよ!
と教えてくれた。

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ボルダリングをするように
岩の掴みやすい場所を探しながら、
足を乗っけやすいところを探しながら
道もない足場の悪いところを進んでいく。

私は昔ボルダリングを何回かやったことがあり、
その時のことを思い出しながら
スリルとともにこのアドベンチャーを楽しんだ。


歩き始めて1時間くらい経った頃、
ようやく神の橋にたどり着いた。

私はアクショールのことを
事前に何も調べていなかったので
滝があることくらいしか知らなかった。

ここにきて、神の橋とは
自然でできた岩の橋のことだったのか!
と着いて初めてわかった。

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とても美しい場所で、
しばらく橋を眺めながら雨宿りした。

岩の橋の下は川が流れていて
先に進めるような足場はもうなさそうだった。

ハイキングルートはいくつかあるようで、
山の上を通るルートと
谷底の川沿いを通るルートがあった。

山の上を通るルートを行くと、
大きな滝にたどり着くらしい。

本当は滝も見たかったけど、
来た道を全部戻らなければ
上のルートに行く方法はなさそうで、
橋まで辿り着くのにかなり体力を使ったので
滝に行くのは諦めた。

アクショールのハイキングは
舗装された道があるわけじゃなかったので
かなりアドベンチャーだった。
(山の上のルートはどうか分からないけど)

川沿いには小さな売店や
カフェスペースをいくつかも見た。

今の時期は店の人すら誰もいなくて
ただテーブルとイスが
置き去りにされてるだけだったけど、
おそらく夏はもっと賑わうのだろう。

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夏の暑い時期は
わざわざ足場の悪いところを通らなくても
川の中に入って進んでいけば
気持ちよさそうだと思った。



スタート地点付近まで戻ってくると、
また観光客の集団を見た。
ある若者は湖で泳いでいた。

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観光客が多いスタート地点では
タジン鍋を食べれるところがあったり、
山で採れた茶葉を売ったりしてる人がいる。


ランチタイム→次の目的地へ


私たちは最初に入口で見たレストランに入り、
ラム肉を注文した。(1kg 120dlh = 12€で激安!)

飲み物はスプライトを頼んだけど、
やっぱり冷えてないし氷も店にないと言われた。

ラム肉は普通に美味しかった!
安かったから1kgも頼んだけど
冷静に考えて大量だったので
お腹いっぱい食べても残ってしまい、
野良猫に残りの肉を分けてあげた。

モロッコは本当にどこにでも
野良猫がたくさんいる。

レストランではイスの上に猫が寝てたり、
食事してる人のそばに近寄って
にゃーにゃー食べ物をねだっている。

不衛生な場所が多いから
ネズミもいるだろうと思ったけど、
よく考えたらこれだけ猫がいるから
1匹もネズミは見ない。


帰りはまたグランタクシーを見つけて
今度は相乗りでシャウエンまで戻った。



私たちの旅は
行き先だけなんとなく決めて
どこに何日滞在するかは特に決めていなかった。

その場所が気に入ったら長く滞在し、
もう十分!と思ったら次の街に移る。

シャウエンは小さな街なので
トータルで半日ほど滞在して満足した。

近くのアクショールでハイキングもできて
美しい自然も満喫。


私たちはこの日の夜、
バスでフェズへ向かうことに決めた。


Day3に続く、、


Day1の記事はこちらから↓


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