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愛とiと

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愛と数学と弱小野球部がテーマの連作短編集。5話×前後編+おまけの前後編で全12回になります。
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記事一覧

連作短編『愛とiと』おまけ―後編

「友さんは高校の時、どんな学生でした?」  ようやく口を開いた坂下くんの質問に、あたしは…

亀山真一
5年前
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連作短編『愛とiと』おまけ―前編

番外編、枦田友 辿り着いた先は学校の裏手だった。  体育館の倉庫の陰で、見知った「顔」を…

亀山真一
5年前
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連作短編『愛とiと』5-後編

 さて、野球部である。 「荒木くん、九月の場所取り会議一緒に参加してくれない?」  斉川綾…

亀山真一
5年前
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連作短編『愛とiと』5-前編

五、荒木楽「自分、坂下徹やろ?」  八月の半ば、部活帰りにその男と居合わせたのは単なる偶…

亀山真一
5年前
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連作短編『愛とiと』4-後編

「アイって一体何なんだ?」  枦田くんの投げやりな問いにあたしはぼそっと答えた。 「2乗す…

亀山真一
5年前
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連作短編『愛とiと』4-前編

四、斉川綾乃 今年の夏も完敗だった。  メンバーが九人ギリギリなのは例年のことで致し方な…

亀山真一
5年前
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連作短編『愛とiと』3-後編

 そして放課後、何故か私は野球部の部室にいた。 「氷山さんって転校生に案内とか買って出るのね」  マネージャーだという斉川が目の前で書類仕事をしている。すなわち、楽の入部届を確認して部員名簿に追記している模様。 「意外と面倒見いいんだ」 「買って出たと言うか、頼まれて断る理由がなかったと言うか……斉川こそよくマネージャーなんてやってるわね」 「やってみると面白いよ。敵も増えるけど」 「敵?」  すると彼女は「敵」のモノマネを始める。 「斉川さんって、いつも男の子にちやほやされ

連作短編『愛とiと』3-前編

三、氷山新希 スーッと空気の漏れる音が聞こえて隣を見ると、やはり仁が寝息を立てていた。相…

亀山真一
5年前
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連作短編『愛とiと』2-後編

 柚原美里は待ち合わせの駅からメールに記した図書館へは向かわなかった。 「ちょっと勉強に…

亀山真一
5年前
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連作短編『愛とiと』2-前編

二、坂下徹 部活をやっている生徒も帰り始める午後六時過ぎ、二年A組の教室の明かりはいまだ…

亀山真一
5年前
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連作短編『愛とiと』1-後編

「あ、待って。一緒に帰ろう」  声を掛けてきたのは斉川だった。ウチの学校は最寄り駅がほぼ…

亀山真一
5年前
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連作短編『愛とiと』1-前編

一、枦田仁「その遅刻癖、何とかならないの?」  彼女が僕に向けた最初の言葉がそれだった。 …

亀山真一
5年前
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