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エッセイ

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ただのエッセイです。好きなことを好きなように。思ったことを思ったように残しています。
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#恋愛エッセイ

自己肯定感

自己肯定感

少しだけ恋愛の話をさせてほしい。ここ最近、好きな人がいた。過去形にするには気持ち的にまだ早い気するけど、いっときの恋心やったんかなと一生懸命自分を納得させている最中。俺と彼女は、当然今まで出会ったことないから、これまでに経験したこともない恋愛やった。

彼女は「蛙化現象」と呼ばれるものに悩んでた。蛙化現象とは、かんたんに説明すると「男性から好意を向けられた途端に嫌悪感を抱くようになる」という女性に

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愛されたいという願望は自惚れの最たるものだ。

愛されたいという願望は自惚れの最たるものだ。

かれこれもう、4年くらい恋人がいない。この期間中、誰かを好きになったこともあるし、頑張って出会いを求めたこともある。しかしどれも恋人という関係性に発展することはなく、そのほとんどがぼくの心からフェードアウトしていった。好きという感情は、どのようにして生まれて、そして育まれていくのか。自分の心の中の出来事なのに、未だにわからない。むしろ歳を重ねるほど、難しい存在になっていくような気がする。

いいか

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ぼくの心に住まう赤髪のシャンクス

ぼくの心に住まう赤髪のシャンクス

ぼくは、基本的に心の中に「赤髪のシャンクス」を住まわせている。ジャンプコミックスのONE PIECE第一巻を読んだことがある方ならお分かり頂けると思うが、シャンクスが酒場で山賊のヒグマにちょっかいをかけられるシーンがある。

シャンクスは、山賊に酒やら何やらぶっかけられててもヘラヘラと笑って済ますのだが、主人公ルフィはその姿に情けなさを感じてシャンクスに嫌気がさす。その後、別の日に再び酒場にやって

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男だけど浮気する奴の気持ち理解できない件

Twitterのフォロワーさんに、ぼくの恋愛コラムを読んでみたいと言っていただいたので、普段感じていることや思っていること、考えていることをできるだけそのまま書き綴っていこうと思う。とりあえず、いろいろタイトルだけ下書き状態で保存しているので、今回はその中から一本。

知り合いに、器用に要領よく生きてんな〜って思う人がいる。恋愛に関しても常に途切れずエンジョイしているけれど、いわゆる“あたおか”っ

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始まりは終わりの始まり

※「花束みたいな恋をした」ネタバレ含むかも。支障ない方だけ読んで。

映画を観た。菅田将暉と有村架純のW主演「花束のような恋をした」だ。何となくSNSに流れてくる感想を見ると「リアルすぎる」といったものが多かったように思う。実写の日本の恋愛映画を観るとき、ぼくは限りなく現実に近いものを好む。たまにSF要素などが入ったものもあるけれど、そういうものより現実にある街が舞台のありふれた何てことのない恋愛

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誰かを好きになるということ

誰かを好きになるということ

思えば、ぼくたちは、生まれてからこれまで何度誰かを好きになっただろうか。自分より好きになって、自分より大切だと思える人に何度出会えただろうか。「好き」なんていうシンプルな感情に「利害」や「損得」、さらには「嫉妬」や「不安」、「期待」といったものを混ぜ合わせては複雑化してしまう。いつの間にか誰かを好きになることを面倒に感じてしまうほど、恋愛というものに距離を取るようになった。

「もう恋なんてしない

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