フタバの水場。@雑多な生の考えごと

「やりたいことがあるから、自分のこともいたわって生きていこう」って生きてる人であふれる…

フタバの水場。@雑多な生の考えごと

「やりたいことがあるから、自分のこともいたわって生きていこう」って生きてる人であふれる社会の一員でいたい。 健康と疾病予防、障害と社会、などに興味。ライフコーチ、アントレプレナーシップ育成事業代表、医師免許とれました。 推敲前の、雑多な生の考えごとを書いてくサブアカウントです。

最近の記事

なぜ研修医は病みやすいのだろうか。仮説の殴り書き#1

"研修医の30%は抑うつ状態である" らしい。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/mededjapan/48/2/48_71/_pdf 上記の論文で算出されたこの数字はいろいろなところで目にするし、医学生時代も研修開始後もことあるごとに話題に挙がる。 私は(学生時代に実習への不適応を起こしていることもあり)他の研修医より脆弱性が高そうだな、と思っていたが、案外抑うつな気分を生じずにこれている。 と思っていたが、 緊張型頭痛の

    • ご無沙汰しています、もう少し思考を書き残してみたいと思います

      「意義のあることを書く」という呪縛から離れようと作ったサブアカウントだったのに、 結局、「些細なことだから書かなくてもいいか」って思ってnoteを放置していた。 放置することが悪いことだとは思っていない(書きたくないなら書かなくてもいい)けど、 書きたいような気がするのに書けずにいて、思考が沈殿して未完了になっている気がしてモヤモヤする。 ただでさえ、感覚を置き去りにして身体に症状が出るたちなのに、 違和感を沈ませて引きずっているのではデバフがかかるばかりだ。 月2回く

      • "病人"を自己像にしたくならないように、治療や支援をしたいのだった /障害受容日記#9

        Who are you? ー あなたは誰ですか? What do you do? ー 普段何をしていますか? から転じて、お仕事は? この問いに、あなたは・私は・あのひとは、どう答えるだろうか。 I am a high school student. 高校生です。 I am a nurse in Emergency-Room. 救急外来の看護師です。 I am a manager of Customer-Success department. 営業部長です。 I am a

        • "健康" や "well-being" を求めていない人たちにこそ それらがもたらされるようにするには、どうしたらいいんだろう?

          「健康」「調子よくいること」「ゴキゲンでいること」への興味は、属するコミュニティの価値観によって大きく左右されるようだ。 私が「健康で安全な職場環境をつくりたい!」なんて息巻いていると、 「でもそれに興味がなくて、必要としていない人もいるでしょ?」って気づかせてくれる社長の言葉にぶつかる。 たしかになあ。興味のない人のほうが多いかもしれない。 ただ、身体性が好きか嫌いかによらず(今のところ)人間はひとしく歳をとるようだし、ひとしく身体に依存して生きているし、 意識とここ

        なぜ研修医は病みやすいのだろうか。仮説の殴り書き#1

          元主治医の仕事にプロフェッショナルを感じた話。/障害受容日記#8

          転職/転居を4月に控えて、久しぶりに学生時代の主治医に会った。 かつては戸惑った主治医の在り方に、今度はプロフェッショナルを感じた話。 いわゆる「発達障害」と診断されて丸2年、わたしは25歳になり社会人になった。 2年前はあんなに嫌で無理だと思っていた "病棟" の先のキャリア、 また挑戦しようと思えたのは、経験と技術のある専門家として ひとがヘルシーでいられる環境をつくりたいと思ったからだ。 国家試験対策の過程で体系的に勉強したら "医学" はちゃんとおもしろかったから

          元主治医の仕事にプロフェッショナルを感じた話。/障害受容日記#8

          資格にレールを敷かれない人生をいきたい

          やりたい仕事・意義ある仕事をやるために、 自分の住みたい世界/社会をつくるために、 ひいては たのしく働きたのしく生きるために、資格や専門性を持っているはずだ。 資格や専門性にレールを敷かれて、行く先を予測されるのはこりごり。 いつのまにか資格や専門性のレールに乗って考えている自分にもこりごり。 よい仕事をするために勉強して、資格や専門性を活用してよりよい仕事をする、そんな人でありたい。何歳になっても。 いまの私では胸を張って健康のことを語れない。 ひとが仕事を楽しみ、

          資格にレールを敷かれない人生をいきたい

          障がいを理由とする差別解消(内閣府)のパブコメを書いたよ

          障害を理由とする差別の解消の推進に関する基本方針(改定案) に対するパブリックコメントを書きました。 https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai/kihonhoushin/iken.html 締め切り 1/13(金) です!新旧対照表を見るだけでも勉強になったのでぜひ。

          障がいを理由とする差別解消(内閣府)のパブコメを書いたよ

          困難に対する配慮は、どこまでが "合理的" で どこからが "不公平" ?? / 障害受容日記#7

          いつかは書いて、共有しよう。少数派な後輩のためになりたい。 でも、とっても書きたくない。モヤモヤ。 そんな葛藤にまみれながら、そのうち書こう書こう…と思ってはや10ヶ月、 やっと公開したこの記事。 医師国家試験の受験において困難(問題文を読めない)があった。 別の困難(起きれない、学校へ行けない)で通院していたことで ついていた「発達障害」という診断名を使って、 当日の受験方式に配慮をしてもらった。 事実にしたらそれだけ。 そこに付加された感情や考えが重たすぎて触れられ

          困難に対する配慮は、どこまでが "合理的" で どこからが "不公平" ?? / 障害受容日記#7

          こころの状況がからだに現れている〜心療内科と精神科〜

          思考と身体が別ものだと感じるようになったのはいつだろう。 切り離せるわけもないのに。 こころとからだは繋がって、 ドライであろうとする論理をウェットな肉体で包んで生きている。 ストレスが身体の症状として出てくるたびに、そんなことを思う。 呼吸が苦しい感覚が、最近ずっとある。 喉仏を正面からぐっと押されて、気管の筋肉がぎゅっと硬直する。 息切れや貧血感はなく、飲み込みにも問題はないけれど、喉の前面の違和感が続いて呼吸がつらい感じ。 いわゆる "ヒステリー球" ってやつだ

          こころの状況がからだに現れている〜心療内科と精神科〜

          もう頑張れない、と気づいたので

          ガソリンの枯渇に気づいてはや2ヶ月超、 まだガソリンは枯渇したままだ。 今日は、そのわけをコーチと扱ってみた話と、 今後のスタンスを考えている話。 9月後半にビジコンに出た。 少し特殊なもので、会期が少し長く、会場に到着してからメンタリングを受けるチャンスと、アップデートできる時間の余裕がある。 会期前から調子が悪く、したいと思っていた準備は充分にできなかった。 会期自体は楽しかった。 アントレプレナーシップ教育の先人たちから話をたくさん聞けて学びになった。アドバイス

          もう頑張れない、と気づいたので

          「発達障害グレーゾーン」って概念の使い方にはコツがありそう / 障害受容日記#6

          「発達障害グレーゾーン」っていう表現に、最初はモヤモヤがあった。 けど、最近、「グレーゾーン」って言葉の使い方にはコツがありそうだ、と納得する出来事があって、なんだかポジティブに捉えられそうだ。 そんな狭間の気持ちを書き留めておく。 フタバと "診断" そういえば、診断遍歴は以前にも書いたことある。 これは「削除!」になる前の文章。 この「削除!」事件をきっかけに、 主治医からみて私の症状は「診断が必要な状態と、不必要な状態と、を行き来できるくらい軽いもの」なのだろ

          「発達障害グレーゾーン」って概念の使い方にはコツがありそう / 障害受容日記#6

          ときには無理して頑張ることも含めて「自分を大切にすること」なんじゃないかな

          「自分を大切にしてね」 って言葉をよくもらう。 自分の残り体力を無視して、 ガソリン空っぽなのにアクセルを踏もうとして、 もう進めなくなって倒れて、迷惑をかけてしまうからだ。 (これは明らかに過去の成功体験から得たスタイルだけれど、  そろそろ持続不可能なので辞めていきたいと思っている) でも、頑張りたいことがあるときに、アクセルを踏むことは悪だと思わない。 私はメリハリのある人生を生きたいし、 ちょっと頑張ってちょっと悩んでちょっと苦しんでるくらいがいちばん幸福な人

          ときには無理して頑張ることも含めて「自分を大切にすること」なんじゃないかな

          「これさえ頑張ったら」という根性の使い方は、一旦おやすみ

          持続可能ながんばりかたをしたい。これが全て。 約18年間いた "定期試験/資格試験" のがんばりかたには、常に区切りと終わりがあった。 「これさえ頑張ったら」の後には必ず休憩期間がおとずれる。 社会人1年生、終わりがない。ひとつ終わったら必ず次がある。 むしろ常に3つくらい「これさえ頑張ったら」が目の前に迫っているから、 区切りは自分で作らなきゃない。 なかには、それらをジャグリングみたいに器用に扱う人もいるのだが(羨ましすぎる)、 器用タイプにはほど遠い私が、"定期試

          「これさえ頑張ったら」という根性の使い方は、一旦おやすみ

          推しが結婚したら推しが増えた

          忙しい今週。 なんとか乗り切ろうと、自分のご機嫌取りのために、明るい色の万年筆のインクをいっぱい買ったり、抹茶スイーツをテイクアウトしたりしていたら、 推しが結婚したというニュースが飛び込んできた。 少しだけ胸がきゅうっとした。画面の向こうの人で、私の現実世界に現れる人ではないのは分かっているのになあ。 お相手はどんな方なのだろう?と思ってたらお相手の方が書かれた文章を発見した。めちゃくちゃ格好いいマインドをお持ちの方で、推さざるを得なかった。いやもう格好よすぎて、もとか

          推しが結婚したら推しが増えた

          "健常"の仮面を被りつづけられなかった、ということを噛みしめる夜 / 障害受容日記#5

          先日、大切なイベントに遅刻したことを大勢の前でいびられて悲しかったナ〜という話。 私はとてもよく遅刻する。忘れ物と遅刻がコンボすることもある。 よく「遅刻しないように頑張れよ」と言われるし、 忘れ物をして遅刻していびられることも、環境によってはままある。 (「頑張る」で解決することなら、こんなに悩んでないのにね) 遅刻しないように超頑張ったあとは、調子を崩して 想定していた動きができなかったりする。 通常魔法「時間通りに行動する」を、他の人は1週間に20発とか30発と

          "健常"の仮面を被りつづけられなかった、ということを噛みしめる夜 / 障害受容日記#5

          スタートアップで生きるには、キレイゴト耐性が必要?

          大抵のベンチャーやスタートアップは「キレイゴト」「夢」を語ってできた組織であるから、 その「キレイゴト」や「夢」に毒されないことが最も大切なのではないか。 ビジョンに毒されて、現状を観察するクールな目を失わないこと。 理想と現状とのギャップに絶望して、夢を語るホットな心を失わないこと。 そして、メディアが報じる"スマートなスタートアップ像”を横目に、泥臭く手を動かし続けること。 この3つが揃ってはじめて、スタートアップは呼吸でき、成長していくのではないか。 もちろん、ひ

          スタートアップで生きるには、キレイゴト耐性が必要?