スタートアップで生きるには、キレイゴト耐性が必要?
大抵のベンチャーやスタートアップは「キレイゴト」「夢」を語ってできた組織であるから、
その「キレイゴト」や「夢」に毒されないことが最も大切なのではないか。
ビジョンに毒されて、現状を観察するクールな目を失わないこと。
理想と現状とのギャップに絶望して、夢を語るホットな心を失わないこと。
そして、メディアが報じる"スマートなスタートアップ像”を横目に、泥臭く手を動かし続けること。
この3つが揃ってはじめて、スタートアップは呼吸でき、成長していくのではないか。
もちろん、ひとり3役をこなす必要はない。
他の役を担っているメンバーに敬意をもって、違う視点からのアイデアを歓迎し、フェアな立ち位置で関わる。
最終的には手を動かして形にしないと伝わらないから、泥臭くやる。
これまでお話ししてきた範囲では、
「ビジョン幻想」「現実への絶望」「スマート幻想」のどれかにハマってしまって苦しくなる、または仕事として進めることができなくなる人が多かった。
ひとりひとりが3極のどれかに寄りすぎると苦しくなるのももちろんだけれど、人はもともとどれかに寄っているものだから、
チーム全体として3つのバランスが取れていることが最も大切だと思った。
そして、創業者には「ビジョン」タイプが多いような気がするけれど、
「ビジョン」タイプが「現実」タイプに好かれるためには愛嬌が必須。。笑
言ってること時々めちゃくちゃだけど、この人と一緒に理想を叶えたいな〜と思ってもらえるかどうかが大切。
要は、まとめようとすると対話とリスペクト。
大切だけど技術も要るね。
The Art of Dialogue..(エーリッヒ・フロムの「愛するということ」の原題をもじって)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?