真の動機はこの世にない【霊的存在としてのチームワーク】

早くも秋の風が吹き、生き物たちの気配も変わった。うちの周りでは、ヒヨちゃん(ヒヨドリ)がおとなしくなり、カラスたちの声が目立つ。セミの音はツクツクボウシやヒグラシの存在感が増してきた。そんな中私は、自分の一部でありヘルパー(ガイドや守護天使と呼ばれることもある)である霊的存在と、これまで以上に一体化する経験があった。

それは、まる十年以上かけて答えを探していた個人的疑問を、全く新しい光のもとで見ることができた後に起きたことだった。
「ああ、これが答えだ!」
と、物事を見つめる視点が大きく変わったことを実感し、これまでなかった見方に感動したのだが、それからしばらくして日常のなにげない作業をしていた折、私はふいに、ずっと親しみのあった霊的存在「ヘルパー存在A」が透明なまま自分の存在と重なり、私たちのヴィジョンがより多く一体化したことを知った。

「ヘルパー存在」とは私が長年使っている呼び名で、人間とチームになって協力したり手助けしたりしている霊的存在を指す。
ガイドやサポーター、守護存在や指導的存在と捉えることもできる。
霊的存在とひと口に言っても、物質世界の経験のある者・ない者、人間から見ると「異星人」と呼ばれる者、概念的存在としてしか知覚できない者など色々なあり方がある。
ブログでは★ヘルパー存在・天使★というカテゴリーに、関連する過去記事を分類してきた。
☆私個人の認識している、自分のヘルパー存在たちを一部紹介した記事は、◆「ヘルパー存在紹介【覚書用】」

忘れてはならないのは、あなたも今も「霊的存在」であるということだ。
その意味で、彼らとあなたは対等なのだが、チームとして見た場合、役割や視点の位置が異なる。

また、この世界における「他者」が根本的にあなたと別々の存在なわけではないように、ヘルパー存在たちとあなたも分離した存在ではない。
もっとごく具体的な意味で「あなたの一部」と呼べる存在も多くいる。

今回は、ヘルパー存在と、同じく霊的存在であるあなたとの関わり・チームワークへの理解を基盤に、あなたの為す選択の本質についてお話しする。
それは仕事や諸活動すべてに共通だが、一例として人間関係の中でもインパクトを持ちがちな★恋愛★を挙げて解説し、「真の動機」はこの世に属していないということへの理解を促す。

誰もにある、霊的存在のチームワーク

見えない存在とか、ガイドとか、信じられない! 私は見たことがない! という人でも、この世界に存在する様々なものの背後に「知性」が存在するということは受け入れられるのではないだろうか。

たとえば、自然界。
自然の営みの背後に「知性」の存在を認めることは可能だろう。

それを非人格的な「法則」として解明しようとすることに現代人は慣れ親しんでいるが、そうした知性を「精霊」や「スピリット」として捉えた歴史がある。今でもなお、その伝統を守っている文化もある。
☆自然の精霊について説明した記事は◆「万年テレパシー状態に移行する【異種間コミュニケーションと全一性】」

精霊やスピリットを含むすべてが「霊的存在である」と理解すると、私たちが各々性格を持っているように、霊的存在にも性格はあることがわかる。
「擬人化」する必要はないが、のっぺりと均一な「無」が広がっているわけではないのだ。

私たちはひとつの「源」を持つひとつの存在だが、経験の次元ではたくさんの霊的存在として活動している。
それぞれの役割によって貢献し合い、協力し合っている「チーム」なのだと理解することが必要だ。

あなたがいかに「創造主と分離し、孤立しているというエゴ」の視点に入り込もうと、孤独を感じようと、あなたは依然として霊的存在のチームの中に属しているし、そのチームワークによって常に導かれていることを忘れてはならない。
この世界では、そのネットワークを「無い」と思い込んで生きることも可能だからだ(それは、あなたの存在の本質を否定することなのであるが)。

かといって、あなたは「高次の」霊的存在の手先だということではない。
なにせ、あなた自身が霊的存在であるということを思い出す必要がある。
そしてまた、以下のたとえを考えてみてほしい。
食事をするとき、食物を運ぶ手が、「私は口の手先にすぎないんだ!自分の意志に関係なく使われているんだ!」と、考えたらどうだろうか。
ひとつであるということを忘れ、切り離された別々の個として存在できると信じる誤り、無意味さを理解できるだろうか。

あなたの中には、「すべてと繋がっていることを理解している自己」が今も存在している。
この世に「現れている」ように見え、それだけをリアルに感じている自己も含めて、「ひとつの自己」として機能していることを完全に認識している「私」がいる。

それを私たちは「叡知」と呼び、そこからやってくるひらめきや理解を、「直観」「インスピレーション」「直接知」「導き」などと呼ぶ。
これらは内的な体験なので、もちろんあなたの幻想、妄想、「エゴに基づく考え」と区別し、それによって邪魔をしないことが大切である。

つまり、自分の中の「フィルター」を透明にするということだ。
人間は「この世色」のフィルターを身につけ、それを通して物事を眺める癖を持っている。

正しい解釈のありか

この理由により、あなたの身に起きたことや、あなたが知覚した物事すべてに対して、あなたは「自分の価値判断」を無効にしなければならない。
自分の採用してきた「フィルター」を無効にするということだ。

私たちはどんな状況にあっても本質的に創造者であり、自由意志があるために、自分の選択を外に投射して「経験」することができてしまう。
自分の身につけたフィルターを有効にするなら、フィルターを介した世界がそのまま「あなた自身のリアルな現実世界」になるのだ。

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