牛の魅力にドキドキ☆

どうして今まで自分はこの魅力に気づかなかったのか。これまでの自分は、一体何を見ていたのか! 新たな発見をすると以前の自分に対し、心底そんな気分にさせられることがある。牛にときめいている今の私がそうだ。

近頃の私は、牛の画像(写真)をぼーっと眺めていることがある。そのときの私の目や口元は、少し、ほほえんでいる。

私は生き物全般が好きな方であるが、牛に特別思い入れはなかった。訪れた牧場などでご本牛たちにお会いする機会もあったが、牛、大好き! もっとそばにいたい、というような積極性をもって対峙してはいなかったのだ。

それが数ヶ月前から、まず、はじめの変化が訪れた。
牛肉が以前より好きになってきたのだ(動物愛護の観点から肉食に反対している方の中には、ヲイ! と思う方もいるかもしれないが、動物好きでありながらお肉をいただく選択をする私のような人間もいる)。
私はこれまで、牛肉を食べるといったらハンバーガーがメインで(ハンバーガーが好きなのだ)、がっつりお肉を味わう系の料理は選ばなかった。たとえば、焼肉やステーキなどを自ら選ぶことはない。
育った家の好みで、料理に使う肉といえば鶏肉か豚肉が主だったことも関係しているかもしれない。

外食で人気のある焼肉は、私は牛肉のせいというより、どうしてもニンニクやタマネギが自分の体の負担になるので、味付けやタレなどにそれらが使われがちな料理は避けたいのだった。牛肉を特に好んでいなければなおさらだ。
ステーキも単に、自分ですすんで食べたいほどの魅力を感じていなかった。

それが、どういうわけか、数ヶ月前からむくむくと「ステーキ食べたい」という気持ちが湧き上がってきたのだ。ステーキ専門店ではないが、そこそこステーキに自信ありといった風情のファミレスで、心に従い、そのシーズン一押しのメニューを食べてみた。そのプレートは他の食材とも組み合わせてあったため、お肉のグラム数が少なめで、ステーキ初心者にはちょうどよかった。心の中は「私がステーキを選ぶなんて……!」という新鮮な驚きに満ちていた。

実際に食べ終えてみると……おいしいし、意外と体に負担がかからないばかりか、心地よくスタミナがつく実感すらあったのだ。
それからは機会があると、何度かそのメニューを食した。その度にこころよい満足感がある。一度、もっとグラム数を上げた「ステーキメイン」と言えるメニューもトライしたが、こちらは平らげることはできたもののステーキ慣れしていない私の限界と感じた。今後の鍛錬次第といったところだ。

……大丈夫、牛肉を食らう話で終わりやしない。
これが、牛への関心の「予兆」だったと言いたいのだ。

そんな変化があった後、最近私は、ひょんなことから牛の動画を見ていた。
正確には、「牛が出てくる場面のある動画」だ。牛メインの番組ではない。

すると……牛たちの姿を目にして、私は激しく心を揺さぶられたのだ!
牛って、こんなにかわいかったっけ?

世界各国、様々な牛に目が釘付けになった。野生の「ウシ科」の動物も含まれる。牛たちに揺さぶられほとばしる、止められない愛。
決定打は、アメリカのバッファロー(正式名称、アメリカバイソン)群れのリーダーだった。
(参考にどうぞ↓)
アメリカバイソン-Wikipedia

私は彼に対し、「動物(彼)と、私(人間)」という図式ではない、内から湧き上がる深い尊敬を感じた。
群れを率い、守っている彼の資質が伝わってくる。かっこええ!! 
私はそれに、純粋に感動、感服せざるをえなかったのだ。
そこにいたのは、同じ「存在」にほかならなかった。この感覚はもう長いこと私が地球上の、人間以外の生き物たちにも覚えていた感覚だけれども。
言葉で表しづらい感動が、胸にこみあげてきて、満ちる。

別の国、別の土地の他種の牛たちも見て、どういうわけか今の私は牛全般にもれなく心揺さぶられることに気がついた。人間に飼われている牛、野生の牛、そういった区別はまったく関係がない。
どうして? これまで、どうして、彼らの魅力に気がつかなかったのだろう!

まるで見つめる目が交換されてしまったみたいに。今では私は、この素晴らしい動物をかつて自分がどう見ていたのかがサッパリわからない。

地球生物への興味は私の「錨(いかり)」

過去記事に目を通してくださった方の中には、覚えている方もいるかもしれないが、私は去年の今頃は虫に熱を上げていた。
苦手な虫も克服し、虫の魅力に開眼する「虫愛・エンライトメント」が起きていたのだ。
関連記事は★ネイチャーコミュニケーション(生き物たちとの交流)★マガジンに収録してある。

また、この十年ほど? の私は、野鳥がとても好きになるなど(以前はそうでもなかったのだ)、私の地球生物への興味は広義に一定しているものの、その内容に時期時期で豊かな変化が起こっている。

昨年のはじめあたりはまだ猫が飼いたいと思っていた気持ちとは打って変わって、今年に入ってからは爬虫類と、あるいは両生類といつか生活したいなという思いをあたためていた(一応、両生類は家族の意向で複数、共暮らし経験があるのだが)。
この点、虫が本当の意味で苦手でなくなった今なら、たとえばある種の爬虫類に虫のお食事を与えることもへっちゃらで、できることが広がったという強みもある。

ところが、急展開で、ここで牛への愛。
これまでの私、どちらかというとひづめのある動物に深い興味を持っていなかった。生き物全般へ持っている広い愛という意味ではカバーしていたが、心からの関心、愛情とは異なっていた。

牛が好きになった今の私を、夢(睡眠中の夢も、この現実という夢も含む)に登場する事象をすべてシンボルとして理解する姿勢から見れば、牛という生き物も私のある側面、今の私のフォーカスしている何かを象徴してくれているのだな、と思う。

この地球体験をコンプリートするにあたり、生き物たちは、ひとつの存在を様々な角度から「鏡」に映した側面として、「自分」を映し出してくれている。(これを理解していれば、あなたの苦手な生物というのはいなくなるか、少なくともその存在を通してあなたに教えてくれている何かを見つめる気持ちになるのではないかな?)

彼らはあなたの一部であり、あるときのあなたが特別に惹かれる生き物は、あなたのそのとき必要なエネルギーだったり、資質だったり、ある角度から見たエッセンスの表現だったりする。
関連記事◆「あなたがどう生きたいかを、生物たちが教えてくれる」

まぁ、あまり分析思考に偏らず、ただ楽しんでいくことも大事だろうけど、この観点を知っておくとあなた自身の中で必ずや発見があると思う。

少し前には植物に最も惹かれていた私が、今は牛に惹かれる。
(少し前、2021年4月末の心境を表した記事◆「植物と気が合う・地球人生リタイア疑惑」
しかし牛は植物を食べて、あんなに力強く生きている。

さて、植物の前には、私の特別な関心は虫だった。虫たちは植物に欠かせない。並行して惹かれていたのは鳥。鳥たちは虫を、そして植物も食べる。

……こんな感じで、地球の生態系全部にぐるっと熱烈に惚れていきたいね。
地球の生き物たちはいつでも私の強烈な「錨(いかり)」となって、この世界でまだ学ぶことがあるよと、私の心をあからさまにワクワクさせることで教えてくれているのだ。

☆この内容のつづきに当たる記事はこちら◆「今年のヒヨの鳴き声は風鈴・地面とRangeは自分で決められる」

☆生き物への愛や自然環境への関心を持ちつつ、食を含むライフスタイルについて考えたり経験したりした私の過去は、ブログ内の★日常風景・ライフスタイル★カテゴリーに収録した記事をお読みください。
あるいは、ブログ内の生き物に関する過去記事は★異種間コミュニケーション(多様な生物とのお話し)★を。
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