風の時代というよりは水の時代【どんな変化が起こっているか】

いつからか「風の時代」という表現をよく聞くようになったね。それを使う人たちの定義や占星術上の概念はともかく、私の感覚としては「風の時代というよりは水の時代でしょう」との実感を深めている。
なぜ、それが私の中で適した表現になっているかを説明しよう。
風――気体、に模して表現できるほどの軽さはなく、水のように重さのある流動性こそ、今起こっている変化やこれからの時代の象徴として納得ができるからだ。
私がこの人生を生きている間には、地球の人間の意識は、気体のように軽いレベルにまでは変化しないんじゃないかと思う。変化が進んでも水、液体のレベルまでだろう。

この表現に沿って説明すれば、これまでの地球での体験は「固体」だった。それぞれが固い物質でできていて動きや自由度が少なく、境界がしっかりあるかのような世界の経験だ。
固体が液体にという変化が起きていると認識すれば、私たちの意識が今どのように変化していっているかがわかりやすいと思う。

そして、この液体の体験というのは、エネルギー体の肉体に近いレベルや、いわゆる「体外離脱」を経験したことがある人なら以下のように知覚できるはずだ。
形を変えることが容易で、流動的、弾力があり、柔軟。けれども重さがないわけではない。あくまでたとえだが、しなやかさや変形度の極めて高いゴムやタフィーみたいな質感。
それが、今の物質的体験に隣接したグラデーションの層である。非物質世界の中でも、まだ物質世界に近い経験だ。
この経験を言葉で表現するなら、「風」よりは「水」なのだ。

そのように私は「水の時代」の到来を感じているが、具体的に私たちの経験はどう変わっていっているだろうか。

水の性質を考えてもらうとわかりやすいのだが、具体例を挙げてみる。


水の時代、人間関係はどう変わる?

ご存知のように、人間が様々に分けて名付けている海は、ひとつに繋がっている。
水の流れを、「ここからここまでが、〇〇、ね!」と、考えの中で区切ったところで、本当にそれが分離して別々のものになったとは言えない。

それと同じように、これからの人間関係は、「これまでも本当はそうだった」本質の部分が浮上して、

ここから先は

1,590字

¥ 880

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?