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車に興味のなかった私が『頭文字D』にハマって考えた「なぜなぜ期」対応のキモ

『頭文字D』にハマっている。

『頭文字D』は1995年に漫画連載が開始された、峠の走り屋たちの物語。私はそのアニメ版を隙あらば見続けている。

『頭文字D』にハマるとは、自分でも意外だった。
夫にも驚かれた。

なにしろ私は、ハンドルを握ったことがない。
公道を走ったら捕まるだろう。

無免許なのだ。

そもそも車に興味がなく、「ハチロク」(主人の車)は聞いたことがあるが、「藤原とうふ店」と書いてあるから「ハチロク」と認識できるのであって、ちょっと似た雰囲気の別の車に「藤原とうふ店」と書いてあったら「ハチロクだぁ~」とのほほんと思い込むことだろう。

トヨタ、日産、ベンツ、BMW等有名どころのエンブレムはわかるが車種はてんでわからない。

そんな私が楽しく『頭文字D』にハマれたのは、多様な登場人物の魅力、意外と好青年が多いこと、テンションの上がる音楽、携帯電話がない時代の恋愛、ヒロインの可愛さかっこよさ、主人公の成長と人間的魅力等、理由は多岐にわたるが、車好きの夫が私の疑問にするする答えてくれるのも大きい気がしている。

・溝走りしてタイヤは壊れないの?
・なぜ他の車はタイヤが垂れるのに、ハチロクは大丈夫なの?
・なぜ「前輪」が垂れるの?
・四輪駆動はなにがすごいの?
・ミニ四駆も四輪駆動?
・なんで拓海はエンジンのパワーが落ちたと感じているの?
・なぜ文太はエンジン変えた時にメーターもつけてくれなかったの?
・秋山渉さんは限られた予算の中で安定性を捨ててまで最大のパワーを出すエンジンを選んだという認識で良い?

などなど。

概ね疑問に答えてくれるので、「へ~」「ほ~!」「なるほど~!!」と思いながら楽しく鑑賞することができる。

ところで我がむすこは現在4歳。

「なんで?」「どうして?」といった質問が増える「なぜなぜ期」のはずなのだが、今のところそのような様子はあまり感じられない。

私自身が「なぜ?」と思うことが多いタチだからかもしれないけれど。

「なぜなぜ期」は家事などを中断されたり、思いがけず難しい問いを投げかけられたりして、なかなか大変だと聞く。

しかし今回、『頭文字D』を観ながら「なぜ?が解消される気持ちよさ」を沢山味わったので、子どもに「なぜなぜ期」が来たら私は下記のことを心がけたい。

■前提として
・「なぜ?」がわかるのは気持ちいい
・“すぐ”疑問が解消できると、思考に集中できる
・質問に答えてもらえると、次も安心して質問できる
・疑問に思う→わかる、を繰り返すと対象への興味が高まっていく
・100%理解しきれなくても、解説してもらえると理由があることが分かって安心する

■心がけたいこと
・なるべく“すぐ”に答える(出来る範囲で)
・なるべく誠実に答える
・どうせわからないだろうと馬鹿にしない
・質問ウェルカムな雰囲気を出す(出来る範囲で)

私も完璧ではないので、書きながらすでにできないときもあるだろうな、と思っている。

が、なるべくこのように対応したい。

あっ、そういえば、「うちにあるトミカのハチロクはボンネットが黒いのに、アニメ(1期)のボンネットはなぜ白いのか」と息子に激詰めされた時はこわかったな。

この時も夫が説明してくれました。

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