少子化の原因1:新自由主義と倫理
初回、「少子化の原因1:新自由主義と倫理」では、著名な研究者たちの主張に照らし合わせながら、ある特定の「倫理」が「少子化の原因」の「深い根っこ」になっていたことを読み解きます。
1970年以降、現在に至るまで50年以上、ある特定の「倫理」が、「人と社会」のあり方の規範になっていました。人々の規範になっていた特定の「倫理」は、「政治」に影響を与え、「政治」は「政策」を通じて「企業の経済活動」を方向付け、「企業の経済活動」は「社会」に大きな影響を及ぼしてきました。「社会」では、「環境破壊」「低福祉」「貧困と格差」が蔓延し、「富裕な一部の人々」と「その他多数の人々」で構成される、いびつな「社会経済構造」が形成されていきました。いびつな「社会経済構造」はは、「偏見と差別・不安と恐怖」が渦巻く社会経済環境が形作りました。「その他多数の人々」は、未来への希望を見出せず絶望し、「少子化」と「社会の分断」が進行していきました。「少子化」と「社会の分断」は、「社会の不安定化」と「治安の悪化」を招きました。「少子化」「社会の分断」「社会の不安定化」「治安の悪化」は、国家の「持続可能性」への疑問を投げかけることになりました。
このように、ある特定の「倫理」が「少子化の原因」となり、50年の長い年月をかけて、国家の「持続可能性」の大問題に発展していった歴史的な背景を紐解いていきます。
この記事は、品質を担保するために、参考になる論文・書籍や原典を明示しています。わかりやすさを心がけ、できるだけ専門用語を使わずに、必要に応じて図表を用い、直観的に腹落ちするように努めてまいります。
■■■シリーズ全体の構成■■■
少子化の原因1:新自由主義と倫理 ✅←今回はこちら
少子化の原因2:バブル崩壊と改正労働者派遣法
少子化の原因3:利用された若者と女性
少子化の原因4:企業の非倫理的活動
少子化の原因5:不安と恐怖が渦巻く社会経済構造の限界
少子化の原因6:失われた30年と学習性無力感
少子化の原因7:貧困の世代間遺伝と社会課題ブーメラン
少子化の原因8:自己奉仕バイアスと政治
パラダイムチェンジ1:SGDs・ESG・DEI
パラダイムチェンジ2:ステークホルダー資本主義
パラダイムチェンジ3:企業倫理の見直しとパーパス経営
パラダイムチェンジ4:コロナショックと静かな退職・大退職
パラダイムチェンジ5:若者と女性の選択肢
今後の課題1:リスキリングとアンラーニング
今後の課題2:経営者の役割
今後の課題3:成長戦略とイノベーションの推進
今後の課題4:組織変革
今後の課題5:人的資本経営の問題点
今後の課題6:政治の役割
今後の課題7:最終回 日本のあるべき姿を取り戻すために
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