最近の記事

あたたかで確かな孤独

10代から20代前半、どうしたって拭えない孤独感に苛まれながらも、それでも生きている自分の強さに救われていたことを最近よく思い出す。 仕事の一部がどうしようもなく嫌になって、嫌じゃない仕事で飯を食えたらという思いが強まって、とある学校に通い始めました。 大人になって自ら選び取った勉学からは、それに関連しないことも思い返す機会が圧倒的に多くて、あの頃よりも遥かに学ぶことが多い。 充実した日々を送っています。 解決しない問題が、私の人生にはずっと残留している。 時折人に聞

    • いつかは溶ける

      優しい映画を観ました。 よく行く映画館から家まで、 40分くらいかかるんですけど、 ほぼ一本道なのでいつも歩いて帰ります。 都会のはずなのに、人が居なくて助かります。 映画を観た時は多くの場合、心が閉鎖的になるからです。 夜明けの話が印象深い映画でした。 絶対ここじゃねえのに、ってポイントで沢山涙が出てしまって、鼻が真っ赤になってしまっています。 苦手なものが沢山あります。 それは勿論誰にでも。 私は自分の苦手なことが、人に知られるのが少し恥ずかしいです。 恥ずかしい

      • 幸運

         苦労らしい苦労はしたことがなかった。僕はきっと、運が良い。彼女に出会わなければ、そんな風に思うことはなかった。僕は僕の日々が尊くて、決して簡単には手に入らないものなのだろう、ということに自分の力だけでは到底気が付かなかった。 「今日は紫?」  彼女の腕はいつもカラフルだった。赤、紫、緑、黄色、肌色。大体はその色を、さまざまな箇所で繰り返している。 「そう。こっちに赤もあるよ」  肌色は白に近くて、絵の具をのせたキャンバスのようなその腕は、異様に細くて骨張っていた。 「出来立

        • 恐ろしく甘い欲

          出来ないこと、怖いことがあると、それに立ち向かわなくてはならないのではないかと思ってしまう。 身近な人たちとよく性の話をする。 この類の話題が好きな人は多い。 私も嫌いな話題とは思わない。 けれど、大抵の場合は汚らしいと感じる。 このことについて、特定の誰かに深く話すことは躊躇われるので、あんまり得意じゃないとだけ返す。 好きなった人が、恋人との性行為を重要視していないようで、その自分の思考によって過去傷付いた経験があるようで、私はその人のことをもっと好きになった。

        あたたかで確かな孤独

          ありのままの偽造

          ここに記録したくなる時は、 少し疲れている時だと思う。 生きていると、たまに崇拝されることがある。 相手にとって間違いない存在となる瞬間。 その時、彼らはまごうことなき主人公となる。 私は彼らのシナリオのどこに位置するのかというと、そのハッピーエンドに向けて面白おかしい動きで主人公を翻弄する相手役といったところなのだろうけれど、そもそも自分は人に自分の行動の何かしらを決められたり束縛されたり意見されることが心底嫌いなので、もうそのシナリオが生み出された時点(つまりは相手に

          ありのままの偽造

          此処は暗闇

          特に深く考えていることではなく、 今日は短い日記なんですが、 生理周期がこの歳になってやっと落ち着いてきて、 毎月同じような周期になってきているんですけど、 おかげさまで月の中盤は決まって鬼のPMS週間となり、 毎度毎度精神がやべえことになっており、 今まさしくそれで、 精神異常って本当に抗えねえよなということを思い出したりしていて、 毎月のことなんですけれども、 毎月この時期が本当にしんどくてですね、 世の中のことも周りの話もどうでもいいというか、 もうそれどころじゃなさす

          此処は暗闇

          刃は見えない方が鋭い

          やぁ。 4月が来てしまいましたね。 周りの人間関係もぼちぼち更新されてきて、自分も己の居場所を決めあぐねています。 少しずつ状況が変わってきているのを実感し、時々どうしようもなくなって項垂れる。 近頃は、周りの人々のどうしようもない部分について考えています。 最近出会った人に、どうしても考えすぎてしまう人が居て、その人は「考え過ぎなのは分かっているが、どうしようもないのだ」と言うわけです。 その気持ちはすごく分かる。 昔そうでしたが、というか今もまだそういう部分があり

          刃は見えない方が鋭い

          日向への恐怖のその先まで

          朝ですよ。 起きたのではなく寝てない朝です。 おはようございます。 2023年は爆速で過ぎていくみたいですね。 もう3月になります。怖。 あと半月ほどで25歳になるわけですが、 私は近頃結婚についてばかり考えています。 結婚式に誰を呼ぶべきなのかとかね。 (別に挙げる訳では無い) ただ、結婚するであろう相手が居て、その人と自分が本当に結婚するのだろうかと考えますと、いやいやそんなわけないだろうよんなアホな〜、と思い直すわけですけれども、それはまぁなんと嬉しくも恐ろし

          日向への恐怖のその先まで

          どうしようもないことがある限り

          久しぶりに書くことにしました。 忙しすぎて、あっという間に年が明けてしまって驚いています。 Instagramのアカウントを削除してしまったために、こんなものを読む人は恐らくもう誰もいないに等しいとは分かっているのですが、普通に感情を記録したいので書きます。 家でよくやっているインタビューごっこと似た用途です。感情の整理ですね。 年が明けたということは、早生まれの私はあと少しでまた歳を重ねるわけですけれども、ついにアラサーと呼ばれる年齢になるわけですけれども、後悔も焦りも

          どうしようもないことがある限り

          あなたに思うこと

          誰かと居て、且つ幸せな時ってどんな時だろうと考える。 この人にどう思われてるだろうとか、これを言ったらなんて思われるだろうとか、この人の前ではこう振る舞いたい、振る舞わなくちゃとか、考えなくてもいい時。 コンビニ行って、なんか買うついでに、深く考えずにあなたの好きな物を手に取れる時。 こんなことをいちいち考えなくてもいいくらい、とにかく寝て起きた朝が楽しみな時。 刺激なんていらなくて、何かを追いかけたいなんて全く思っていなくて、ただただ、そこにあるものをずっと信じてい

          あなたに思うこと

          ファッキンキモライフ

          寝て起きたら、めちゃくちゃ元気になってました。 出勤する際に電車でチェンソーマンの最新話を見て、それでさらに元気になりました。 元気がない時、いつも同じ人の夢を見ます。 高校生の時8ヵ月間ほど付き合っていた男の子の夢です。 彼自身に未練はありません。再会できても話したいことは特にありません。 しかし私は今思えば彼以外とはイカれたお付き合いしかしたことがないので、彼と過ごした日々が恐らく幸せの象徴的なものになっているのだと思います。 夢の中ではめっちゃデカい家でごろごろし

          ファッキンキモライフ

          万策尽きたい

          疲れ、とか、ストレス、についてよく考えるんだけど、今はちょっともう考えられない感じになってる。 なってるから、恋的なやつを素直にしてみたりして、ちょっと切なくなったりしてるんだけど、なんかそれも常に持って歩くのは面倒。 双六の、一回休みが出るのを切実に願ってる感じ。 このままどうにもできなくなって、万策尽きてしまいたい感じ。あー、万策尽きてどろんしたい。って感じ。 こんなものをこんなアプリで書いて書いて、消して書いてってしてるけど、私の特技はクソコラで、現実では「やば

          万策尽きたい

          その余白

          新宿駅から都営大江戸線新宿西口駅へと地下道を進んで、改札入ってすぐのところ、鏡があると思って目を向けた壁が、私の歩みに合わせて青い壁になっていってとても綺麗でした。 時間がある時、なるべく水曜に映画館に行くんですけど、水曜に行くのは安くなるからなんですけど、そうと決まっている日は、早起きも会社も映画までの待ち時間も帰り道も、全部が特別なものに感じます。 熟考するような事柄は、対面で誰かに正確に伝えるのが難しく、文章という術を私はついつい選んでしまいますが、映画館で映画を観

          その余白

          黙祷

          ずっと嫌いな人がいる。 その人にされたことがずっと嫌で、でもそんな人のことが今でもどうしても大きな存在に感じてしまう自分のことも嫌いだ。 ずっと嫌いだと、ずっとどこかが好きなままだ。 好きでいてはいけない理由があるから、わざわざ嫌いでいる。 好きになった人を、ずっとめちゃくちゃに愛せたら良いのにと思う。そんなに幸せなことはないと思う。 最近、同じ人の夢をよく見る。 元気で居て欲しいけど、ずっとあんまり幸せじゃなければいいと思う。 自分とよく似ている人に出会うたびに思う

          そうせざるを得ないあなたは

          載せている写真は、ほとんどが20歳前後の自分が写ルンですで撮ったものです。あの頃はよく写真を撮りに出かけていて楽しかったなぁ。 この趣味が無くなってから出不精が加速したと確信してます。 つい先程、柚木麻子さんのコラムを読みました。 そこには私が、人同士で生じた事件が報道されるたびに常々考えていたことが書かれていました。 なぜ加害者は他者を傷付ける事を選択したのか。 何かの事件が起きた時、それについて語ることを強いられるのはいつでも被害者側。 勿論、社会の仕組みとして加害

          そうせざるを得ないあなたは

          知らんふり

          こんばんは。 先日大好きな夫メモの本が再販され、全巻買いました。人と住んだり結婚したりしたくなります。 (日本語あってる?) よく、インタビューごっこをひとりでやります。 ポイントはしっかり声に出してやることです。頭で思うことを言葉として放つのは難しいので、練習になります。 Q.幼い頃は何を考えていましたか? A.優しくてお金のある人に監禁されたいなと思っていました。視野や世界が広がると自分が孤独になってしまう気がして怖かったので、崇高な存在に支配されて狭い世界で生きて

          知らんふり