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刃は見えない方が鋭い



やぁ。
4月が来てしまいましたね。


周りの人間関係もぼちぼち更新されてきて、自分も己の居場所を決めあぐねています。
少しずつ状況が変わってきているのを実感し、時々どうしようもなくなって項垂れる。


近頃は、周りの人々のどうしようもない部分について考えています。


最近出会った人に、どうしても考えすぎてしまう人が居て、その人は「考え過ぎなのは分かっているが、どうしようもないのだ」と言うわけです。
その気持ちはすごく分かる。

昔そうでしたが、というか今もまだそういう部分がありますが、ただそれだともう自分がつらくて、どうにもできない自分、というのが心底情けなく腹が立って、そういった思考に陥らないであろう人間の真似をしまくったら、考えるスイッチのオンオフ操作くらいは出来るようになった気がしますが、だからこそ、相手のそのどうしようもなさに120%共感して支えてあげるということがどうしても出来ない。


分かってあげられるのに、手を差し伸べることが出来ない。
なぜなら、依存されたら私自身がまたおかしくなってしまうから。ここが凄く悩ましい。


自分の足で立ち上がれない人が居るのは当然です。
ただ、自分がその人のための杖になるならば、その人への底知れぬ愛情が必要なわけで、それが凄く難しいわけです。
人を愛するというのは非常に難しい。それはマルチタスクが非常に難しい分野だからな気がします。


一人で立てない人が、一人で立つにはどうしたらいいのでしょうかね。

生涯支え続けるような杖になることは出来ないけれど、この場所での手摺りとしてくらいならば機能してあげられないかと思う気持ちは無駄なのでしょうかね。


最近出会ったその人は、凄く否定的で、人からの愛情の受け取り方が自分の見方に限定されています。
すげえ勿体ねえことしてんな、って思います。
ただ、それは私では覆せないのです。申し訳ないけれど、そこまでその人を愛すことは私には出来ない。

出来る出来ない、持っている持っていない、そういうのはさておき、どんなに要領よくなんでもそつなくこなすような人だって、好き嫌いはあります。苛立つこともある。その人は、それを忘れてしまうんです。
その人は、今までにも何度か出会ったことがあるような人で、その人は、自分が抱える苦しみをこねくり回して大きくしてしまう。他人の苦しみを超えるように、超えていきたいと願っているのかと錯覚するほどにこねてこねて大きくしてしまう。


全ての事柄には良いと悪いがどちらも存在します。
それは視点一つで変わる。言ってしまえばただそれだけのこと。それが当たり前。

あなたにとっての悪いは、誰かにとっての良いであり、あなたにとっての良いは、誰かにとっての悪いである。


だからなんだよ、ですよね。
そんなの当たり前、です。それですよ。


私にとってはこれは凄く重要なことなんで。
それはあなたと私の視点が違うということ。それだけです。

あなたから見たら青リンゴで、私から見たら赤リンゴ。でも実際そこにあるのは青い部分と赤い部分があるだけの一つのリンゴなわけです。


私はこれを考えると、めんどくせ、どうでもいい、という気持ちになります。

物事が複雑化するのは、1パターンに深く肩入れするからじゃねえのかなって思います。選択肢増やしてみたら案外どうにでもなることって多い。ただそれをやるのかやらんのか、見るのか見ないのかってだけっていう。


話が逸れた気がしますが、人間関係に悩むその人に出会って、その人とそこそこ深めに関わらなくてはならない立場になって、でもどうしてもその人のことが私は苦手で、話をしていると心底腹が立ってビンタしたくなるんですけど、好きだなと思うところがギリ3つくらいは見つかったんでどうにかなると思ってます。

そんなもんでいいと思ってます。


仕事だったり学校だったりそういう組織の中で生きていくためには周囲との程良い距離感が必要なわけで、そいつのことばかり考えてもいられないわけで、自分も駄目なところはたくさんあるわけで、自分のことを苦手な人もきっといるわけで、それらの全てがしょうがないわけで、色々考えるとやっぱり深く考えないように深く考えて努力し続けるってのが大事だなと自己解決しました。


生きづらい人が生きやすくなることはないのかもしれません。
私も私のことをこうして一生懸命考えますと、やっぱり生きることが酷く難しくつらいです。


それでも私に死を選ぶ勇気はありませんから。
いまだに幸せに焦がれておりますから。
明日もなるべく上澄みの思考だけを掬い上げて、沈むものは見て見ぬ振りして生きていきます。


私は、私がなんらかの形で出会ってしまった人達には、なるべく幸せに長く生きてほしいと無条件に思うので、少なからず愛着が湧くので、だからこそ、あなた達に大した興味は抱きません。
私は私が愛するただ一人、その人のことで手一杯なので、それ以外はそこそこにどうでもいいです。

それは大切だから、距離を保ちたいのです。あなたを愛せない私が、あなたと深く関わるとあなたをいつか傷付けてしまうだろうから。


プラスもマイナスも、ポジティブもネガティブも、誰かを傷付けて殺すかもしれないと、それはきっと自分本位であるからだと、あなたも私も忘れないようにね。



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