連続するペリカンの
夢で、私は十二畳ほどのワンルームでペリカンを飼育していた。ペリカンは二頭いて、一頭ずつケージに入れている。
普段は世話など全くしておらず、部屋の真ん中にそれだけ置いたブラウン管のテレビで、ひたすらゲームをしていた。部屋の一面が掃き出し窓で、ベランダにはシーツがめいっぱい干してあり、よくはためいた。
少しすると必ず一頭の具合が悪くなる。治療のためケージから出しキッチンに寝かせれば、ペリカンは苦しそうに呼吸し、からだは灰色になっている。
死んでほしくない。愛着からではなく、私はそ