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ゴンチャも参考にしている「コバンザメ商法」を解説

こんにちは。
株式会社ニュークラウドの木村です。

みなさん、ゴンチャ(Gong cha / 貢茶)」という台湾から誕生したアジアンティー専門カフェをご存じでしょうか?よく女子高生や若い女性が赤いロゴが入ったタピオカを飲んでいるお店が多分「ゴンチャ」です。またよく見るとゴンチャは、スターバックスの近くにあることが多いです。これには、立派な理由がありビジネスでいう「コバンザメ商法」という戦略を取っているかと思われます。

本日は、このゴンチャを例に「コバンザメ商法」について解説していきます。

コバンザメ商法とは

まず「コバンザメ商法」とは、ブランド力や集客力があるお店や施設などの近くで商売を行う商法のことです。

なぜコバンザメ商法が注目されるのか

なぜコバンザメ商法が注目されているのか。それは、集客力があるブランドやお店近くは、必然的にお客さんが集まるため、“おこぼれ”をもらえる可能性が高いからです。また大手や大企業は、高額な予算をかけて立地や環境などを調査しています。例えば駅の乗降客数や人の流れを可視化、家賃相場など、一般の中小企業ではここのまでの調査かつ予算をかけることはできません。そのため、大手が出店する場所は、事前に調査が行われ可能性を秘めていることが分かっている状態ですので、売れる見込みが高いということにもなります。

ちなみに「小判鮫(コバンザメ)」というサメは、大型生物にくっついて移動しながら身を守ります。またその大型生物のおこぼれを狙って生きています。そのため小判鮫のようなビジネス戦略であるため「コバンザメ商法」と名付けられました。

ゴンチャのコバンザメ商法

実は、ゴンチャ店の60%ほどはスターバックスの近くあります。ゴンチャは、戦略を組む際、常にスターバックスを参考にしていました。

・お茶のスターバックス
・スターバックスのようにお店で過ごす時間を重視
・スターバックスのコンセプトである「第三の場所」

など、スターバックスを意識した戦略が多いです。また「ゴンチャ = タピオカ」のイメージが強いのですが、ゴンチャが最も力を入れており、かつ全面に推しているのは「お茶の品質」です。そのため、コーヒーの品質をこだわっているスターバックスがゴンチャにとってのイメージになります。

さらにスターバックスのターゲット層は、女子高生や若い女性が多く、これもゴンチャのターゲットと同じです。そのため、ゴンチャは「コバンザメ商法」に則ってスターバックスの近くにお店を出店していると言われています。

しかし、ゴンチャ社からは「当社のメインターゲット(女子高校生や若い女性など)はスターバックスさんと同じであるため、結果的に近くに出店する形になってしまった」と特別コバンザメ商法を狙っている訳ではないとインタビューで答えています。

まとめ

「コバンザメ商法」は、リアルや実店舗ビジネスに使われる商法のイメージが強いのですが、これはどんなビジネスにでも応用できるかと思います。参考他社や競合などが出している広告を同じような形で出す、競合と同じターゲットや営業先にアプローチをかけるなど、おこぼれを狙って自社売上・利益を上げる方法もあるかと。

コバンザメ商法については、まだまだたくさんの事例がございますので、ぜひみなさんもチェックして見てください。

株式会社ニュークラウド 木村

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