リモートで活用できる チームの共創を支えるコラボレーションツール
こんにちは、matsukoです。
普段はデザイナーしてます。一児の母です。
原則リモート勤務となって1ヶ月。
zoomやslackを利用したリモートコミュニケーションにも慣れてきました。
ワークショップや議論などでファシリテートする機会も多く、リモート勤務となった今も実施しています。
だんだん特定のツールを使い分けることが多くなってきたので、今日は備忘録がてらまとめていこうと思います。
ワークショップや議論には様々なかたちがあります。ここでは私が普段よく行う課題やアイデアの発散・収束で利用しやすい、リアルタイムで共同作業ができる「コラボレーションツール」に絞っています。
これまでと課題感
対面でブレスト、ホワイトボードや模造紙に付箋やマーカーを使って…と、まだまだアナログで行うことが大半です。
直接会ってやる方が早いこともあります。だけど、議事録をとったり、写真を撮ったり、テキストで書き起こしたり、すぐ閲覧できなかったりとなかなか扱いづらい。
しかも私、生粋のものぐさでして。いかに楽できるか考えちゃいます。
なので、オンラインツールを利用することで、いつでもPCから確認でき、データ化も簡単に済ませたい!と思ったのが導入のきっかけ。
おもに利用しているのは、以下の3つのツールです。
tool 1. miro
オンラインホワイトボードツール「miro」です。(以前はRealtime Boardでした)
個人的にアツイ、私のイチオシツール。
昨年参加した勉強会でmiroを操作している場面を見せていただき、そのクオリティと操作性に「よさそう!」と思って使い始めました。
実際に使ってみると、効率的にアイデア整理やマッピングが行えることがわかります。
まず、デザインテンプレートの豊富さ。
CustomerJourneyMapやフローチャートなど、様々なテンプレートを利用するだけで、簡単にいい感じのアウトプットが作成できます。
課題や情報整理を頻繁に行っている場合はうってつけです。
私の推しは、付箋。
影やシワが違うのがおわかりいただけますか?
このリアリティ。すき。
手描きもできるので、オンラインで付箋とマーカーを使ったワークショップがサッとできちゃいます。
そして、操作が直感的。
英語なので登録で戸惑うことはありますが、複雑な操作がなく、私のようにチュートリアルやらない民にはありがたい。
個人的に嬉しかったのは、仕事で利用しているツールと簡単に連携できたこと。
GoogleやSlackだけでなく、プラグインがなくてもConfluenceで表示できてアカウントがないメンバーも閲覧できる。
この使い勝手の良さが、私のmiro愛♡を高める最大の理由です!
もちろん共同編集・コメントが可能であり、ブラウザで作業できます。
ボード3つ・容量100MBまで使える無料プランあり。
miroが気になった方には、miroさんのnoteがわかりやすくておすすめです。
付箋や手描きを褒めてらっしゃる部分、わかりみのかたまり。
私は最近だと、ユーザーリサーチの項目をグルーピングしたり、リサーチフローをマッピングするために利用しました。
【こんなチームにおすすめ】
・普段から課題や情報整理を行うことが多い
・デザイン性の高いアウトプットを作りたい
tool 2. Figma
UIデザインツール「Figma」です。
昨今のUIデザインには欠かせない存在ですね。
Figmaの特色はリアルタイムコラボレーション。同時に複数人で編集できます。
とくにFigma使いのデザイナーは、ワークショップに利用することも多いのではないでしょうか。
日本語が多少不自由ですが、
Figma使いのデザイナーにとって使い慣れたデザインツールで完結でき、プラグインも豊富、UIと連携が必要な場合も対応しやすいのは魅力的です。
基本は有料ですが、無料プランもあります。
(プロジェクト3つ/編集者2名まで)
最近デザイナーのみでワークショップをした時に利用しました。
【こんなチームにおすすめ】
・Figma使いのデザイナーなど、デザインツールに馴染みがある
・UIと連携する必要がある
tool 3. Google図形描画
Google図形描画はその名のとおり、図形の作成・編集が簡単に行えるGoogleツールです。
chrome拡張機能か、新規作成メニューの下層から利用できます。
Googleアカウントを作れば無料で使えます。
ブラウザで利用でき、同時編集が可能。キャンバス(背景)を無限に広げられるので、アイデアが大量に出ても大丈夫。
仕事でGoogleツールを使っている場合は、とくにおすすめ。
スプレッドシートなどとインタフェースが似ているため、感覚的に使えて学習コストや心理的ハードルが低くなります。
自分のチームでは数年前から利用しており、立場がバラバラなメンバーでワークショップを行うときにぴったりです。
(営業・エンジニア・ディレクター・デザイナーなど)
デザイナーからすると見た目はちょっと物足りないですが、
綺麗なアウトプットを用意することが目的ではないので、そこは切り分けたらよいと思います。
これくらいのレベルならラクに作れちゃいます。
終わってから、AIでもPSでも使って整えちゃいましょう。
【こんなチームにおすすめ】
・仕事でGoogleツールを使っている
・立場や職種がバラバラ
ツール選びで大切なこと
議論やワークショップで使うツール選びで、大切だと思うことが3つあります。
・メンバーの導入ハードルが低い
・リアルタイムで協業(同時編集)できる
・誰でもすぐ見ることができる
ファシリテートする側として、メンバーが参加しやすい環境を作ることが大切だと考えています。
ツールはあくまで手段。他の目的があるなら別ですが、ここで敢えて馴染みのないツールを選定し、メンバーの心理的ハードルを上げる必要性は感じません。
そしてワークショップの醍醐味は、全員が参加して共通認識を持つこと。同時編集はかかせない。
あとは途中でも終わった後でも、いつでも振り返れると便利です。
ツールの有用性はどんな属性の人が使うかによって異なり、正解はありません。これからもその時々で、使い分けていきたいと思います。