Ryu.MMA

格闘技系コラム。不定期です。UFC、RIZIN、ベラトール、ONE。

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最近の記事

史上最高の試合 THEMATCH 飛天御剣流が如く

【THEMATCHロス 伝説1夜あけ興奮冷めやらぬまま】2022 6.19。格闘技界に歴史が刻まれた。 この感情を忘れたくない、喉元過ぎれば熱さも忘れるとかまじでふざけるなよということで「一刻も早いアウトプットを」の使命にかられ書いてます。 ついに迎えた決戦。勝つのは 寝られたのかどうか、よくわからず迎えた当日。筆者は会場組として決戦を迎えました。 総合演出がどう手掛けられるかが、PPV購入条件に挙げられるほどやきもきさせられている状況が続いていたが当日の煽りアーティスト

    • RIZIN28 戦慄1本負け 朝倉未来が評価を落とさない理由

      【スペシャルワンの流儀  死闘、衝撃を振り返る】 いまだに余韻から抜け切れず、軽くもやっとした状態が終了3日たった今でも続いている。 この感情の揺さぶられ方は堀口VS海1終了後に似ている。 ほかのナンバリング大会がそうでないというわけではなくてこの2大会が特別だ。 朝倉未来がまさかの三角締めに屈し、東京ドームにどよめきが起こった。 未来信者らしき女性からはすすり泣きが聞こえ、となりの未来信者ご一行はその瞬間席をたった。 割とフラットに観戦するスタイルではある筆者も、とりわけ

      • RIZIN28  UFCタイトルマッチから見る勝敗予想

        【至極の10カード いよいよ東京ドーム決戦】 コロナにより延期を予期なくされ、フルキャパシティの念願はかなわずとも、我々ファンのために開催まで尽力していただけた。バラさん、ありがとうございます。 蓋を開けずしても神回確定必至の同大会。 もはやYOUTUBEで格闘家らによる予想動画で定番化されているが、筆者目線でも予想したい。 朝倉未来VSクレベルコイケ コイケの3Rリアネイキッドチョーク1本勝ちスペシャルワンがメインに登場する。そして相手はフェザー級屈指のコイケ。 立ちのミ

        • PANCRASE321 感想

          【まさに世界標準 ISAO防衛 フェザー級グランプリへ参戦あるか】 5月30日、ついに本年初興行を迎えたPANCRASE。 各試合ならではの戦いが繰り広げられ、熱戦が展開された。 解説の佐藤将光、翔兵も興奮。 主に印象に残った試合を振り返りたい。 ISAO VS 中島太一 「うちは世界標準」と酒井代表が形容するにふさわしいタイトルマッチ、激闘だった。 5×5フルで飽きることなく組みと寝技、ポジション取りの攻防が繰り広げられた。 打撃でも肘をお互い巧みに使い両者カットを負い

        史上最高の試合 THEMATCH 飛天御剣流が如く

          武尊VS那須川天心実現へ Dynamite復活 カード予想

          【ついに実現 奇跡のビッグマッチ 勝つのは】 年始のインタビューで「今年実現しなければ引退する」として、昨年末にはRIZINの会場にもサプライズ登場した武尊。 強い意志により格闘技ファンの期待値は最高にまであがっていたがついに6月東京ドームでセットされたことが大方決定したようだ。 待ち焦がれた。もう枯れてしまいそうだった。何度か胃の中を幻想が通り抜け素に戻る苦しみを味わった。胃が痛みすぎてあまりこの話題を考えなくていいように二人のSNSのフォローを外していた時期もあった。

          武尊VS那須川天心実現へ Dynamite復活 カード予想

          堀口恭司奇跡の復活 彼が格闘技ファンに与えたもの

          【それを信じて疑わなかった一人の男 RIZIN史上ベストバウト】 コロナウィルスという未曽有の出来事によって苦慮を強いられた1年の締めくくりに、国民に最大のギフトが配られることとなった。 約10日前のクリスマス、竹内まりやによって醸造された期待通りとならなかったのは筆者だけではないはずだ。某揚鶏チェーンのCM「♪悲しかった出来事を消し去るように」。 国民に毎年与えられる魔法クリスマスギフトでなんとか心に余裕がもてたように思えたかもしれない。 しかし、それが霞むほどに、2021

          堀口恭司奇跡の復活 彼が格闘技ファンに与えたもの

          RIZIN26 激動の1年をしめくくる集大成 各試合の期待と勝敗予想 part1

          【ついに激突 勝つのは海か、恭司か】 いよいよ明日に迎えることになったRIZIN26 いろいろあった1年に、RIZIN史上最高の期待をして、筆者も埼玉スーパーアリーナに乗り込む。 セットアップされた15試合の見るに、神回を期待せずにはいられない。 海外のファイターの調整が難しいながらこれだけを組んでいただいた代表とチャーリー、スタッフに感謝申し上げたい。 そして、現役ファイターらによる勝敗予想もあるが、素人の筆者なりに注目カードを予想(願望を含む)する。 ミノワマンV

          RIZIN26 激動の1年をしめくくる集大成 各試合の期待と勝敗予想 part1

          堀口VS朝倉2 正式決定 会見で見た堀口の覇気

          【KID最後の申し子 下馬評覆すか】 11月13日 13時よりRIZIN26のカード開催会見が行われた。 セットアップが規定路線ではあった堀口VS朝倉2が正式決定した。 「5年間で紡いできたRIZINの集大成をこのカードに託します」 と榊原代表。 堀口の膝の状態も懸念されていただけにこのタイミングでのアナウンスはまさに吉報。 これは見ずして年は越せない激闘必至のメガマッチ。 早くも戦慄が飛び交った同会見を振り返っていきたい。 スペシャルワン 復活 ZOOM越しで魅せた堀口

          堀口VS朝倉2 正式決定 会見で見た堀口の覇気

          UFC254 パンクラス319  コロナを乗り越え魅せたMMAスポーツの偉大さ

          【歴史に残る戦い ヌルマゴメドフVSジャスティンゲイジー】 10月25日に行われた両大会。遅くなってしまったがこの歴史的一戦をレビューせずして不定期コラマーを語ることができないと思い一筆取らせていただいている。 結果については周知の通りで圧巻のパフォーマンスで29戦無敗にキャリアを更新したヌルマゴメドフの一本勝ち。 とんでもなかった。鳥肌がたった。 そして興奮で何を考えていたか覚えていないまま会場に向かうことになったパンクラス319in新木場スタジオコースト。 9か月ぶり

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          朝倉未来VS斎藤裕 まさかのアップセット? RIZIN25会見

          【ビックサプライズ まさかのVIP参戦へ 濃密な会見35分】 まさに神様仏様バラ様だ。10月19日に行われたRIZIN会見。 「面白い発表ができます」と代表の榊原氏のツイートが前日に発信されていたものの、先日のRIZIN24の期待値からの軽い裏切りによりテンションがあがらずにいた。 会見は14時からの開始でちょうどアポ間に車中にて筆者もスタンバイできたが、安定の開始遅刻で「これでもし前置きの談話が長かったら仮眠だわ」(そう、週明け月曜午後一14時はサラリーマンにとって魔の時

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          RIZIN24 総評 立ち技最強は那須川天心ではなくイスラエル・アデサニヤ?

          【決めきる大切さと無双の朝倉海】 9月27日に行われたRIZIN24。下馬評は高く、8月の22,23と比べると期待値は非常に高かったため筆者ももちろん会場へ。当初大阪での開催予定が変更となり埼玉となったため関東在住の筆者も参戦することができた。 しかし総評すると「家でyogiboにまたがりながらRIZINウォーター片手に見るのがちょうどいい」塩梅の試合の連続であった。 榊原代表もyogiboの冠協賛が年末のyogiboまたがり自宅視聴スタイル促進につながってしまうとは夢にも

          RIZIN24 総評 立ち技最強は那須川天心ではなくイスラエル・アデサニヤ?

          road to ONE 3rd 青木真也RIZIN電撃参戦へ 総括

          【芸術的なオチとストロー級内藤のび太の死闘】 9月10日渋谷O-EASTで行われた同大会。 第1試合からKOと、終わりまで各試合大きくスイングし最後は青木節で締めるという ONEらしい最高の興行であった。 「これが無料で見れるのかい!」と改めて感じざるをえないし、ABEMAと総括Pの北野氏へ感謝申し上げたい。 Paraviで半沢直樹を見返している人はすぐに解約してABEMAビデオに課金しよう。 もちろん潤沢な資金と長期計画をもとにサイバーエージェントが運営しているABEMAな

          road to ONE 3rd 青木真也RIZIN電撃参戦へ 総括

          UFC ファイトナイト オーフレイムVSサカイ

          【圧倒的な横綱相撲 ヘビー級の迫力】 9月5日(現地)に行われたメインカードについて。 あのオーフレイムがランキング9位のサカイをKOで下した。 最近、国内のライト以下、主にバンタム級の軽い階級に目を慣らされていたので久しぶりに「ヘビー級もやっぱりいいな。一発一発に重さもあるし迫力がある」 と思い、魅了された。 またセミメインでもサンプルーがメニフィールドをカウンター一閃で沈めた。 メジャーリーグとしての幅を見せつけた神回を振り返りたい。 PRIDE時代からのスター。雰囲気

          UFC ファイトナイト オーフレイムVSサカイ

          那須川天心VS皇治 RIZIN24

          【勝負論の先に】 待ちにまったカードの決定である。 8月26日19時より、RIZIN24についての会見が催された。 既報では大阪での開催が示唆されていたが、結果RIZINのホーム、埼玉スーパーアリーナでの開催が決定。メインスポンサーにyogiboが就任、またフジテレビでのゴールデン地上波放送が決定したことも発表された。 コロナ下で資金の画策が難しい状況にあり、クラウドファンディングにも限界がある中でたくましい2つの企業によるサポートは非常にありがたいことに思う。ありがとうござ

          那須川天心VS皇治 RIZIN24

          RIZIN 8月9日、10日を振り返る part3

          【Road to 未来。フェザー級で一番評価をあげたのは萩原京平】 2大メインについては過去2回と振り返らせていただいた。 今回はその他の特に印象に残った試合から順に、振り返っていきたい。 井上直樹VS渡部修斗 元UFCファイターとして圧巻だったと思う。 渡部選手のタックルをかわす落ち着いたディフェンスからの素早いバックコントロール。 凄まじいスピードでバックをとり、その流れで精度の高いリアネイキッドチョーク。 渡部の少し単調なタックルだと、さすがの井上からテイクダウンを取

          RIZIN 8月9日、10日を振り返る part3

          RIZIN 8月9日、10日を振り返る part2

          【窮地のKRAZY BEE レジェンドからの卒業が必要か】 神興行となったRIZIN22、23。その中で3名がKRAZY BEEから戦った(アーセンは元所属)ものの結果は全敗。厳しいものとなった。 しかも彼らは今回だけでなく、直近の成績も既報の通り芳しくなくそれぞれが岐路に立たされている。 KRAZYBEEといえば、一昨年の9月に亡くなった格闘界のレジェンド、山本KIDが立ち上げたジムであるが、この成績に天国のKIDも泣いているだろう。 筆者ももちろん学生時代、彼のパフォーマ

          RIZIN 8月9日、10日を振り返る part2