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史上最高の試合 THEMATCH 飛天御剣流が如く

【THEMATCHロス 伝説1夜あけ興奮冷めやらぬまま】

2022 6.19。格闘技界に歴史が刻まれた。
この感情を忘れたくない、喉元過ぎれば熱さも忘れるとかまじでふざけるなよということで「一刻も早いアウトプットを」の使命にかられ書いてます。

ついに迎えた決戦。勝つのは

寝られたのかどうか、よくわからず迎えた当日。筆者は会場組として決戦を迎えました。
総合演出がどう手掛けられるかが、PPV購入条件に挙げられるほどやきもきさせられている状況が続いていたが当日の煽りアーティストの佐藤大輔のSNS がついに更新。
最終調整模様完了の報。テンションは最高潮となった。

RIZIN旗揚げ以降MMAを中心にキックも定期的に視聴してきたが、ここまでやばい(いい意味で)感情になったのは過去1。
記憶に新しい井上ドネア、UFCイリーの死闘、ミクルVSコイケ、堀口VSコールドウェル、天心VS堀口、堀口VS海1 安保VS山崎1 etc・・・
数々の死闘があげられるが、間違いなく筆者の中で過去最高が刻まれました。

まるで野武士の果たし合い。天候は霧。1瞬の差し合いの果て それはまるで

涙腺がそこまで緩くない筆者を泣かせるのに十分なクオリティーの神煽りを経てド派手な入場。THEMATCHにふさわしい演出だった。
爆竹の量もこれまた過去最高量を思わせる迫力で試合開始前会場は軽く霧がかったような状態、ただ決して不快なわけでなくまるでそれは野武士の果たしあい前の(そのときって決して快晴の外とかではないですよね、夜とか嵐とか)雰囲気を彷彿とさせる相当エモい感じとなっていました。

運命のゴング。武尊のかかり具合と天心のなめんなよ感がヒシヒシと伝わり、会場の興奮は最高潮へ。聞いたことがない地鳴りに近い歓声に迎えられた。

動きの速さと手数、ジャブの間合いなどでやや優位に見えたのは天心。
そして1R終盤。その瞬間は突然訪れました。武尊のやや大振りなフックに天心のコンパクトな左クロス。
紙一重の差し合いを制したのは神童、天心だった。
見たことない武尊のダウン、そして片手を突き上げコーナーサイドで仁王たちとなる天心。
会場ビジョンに映し出されたその時の天心の画は、爆竹の名残の靄の雰囲気もありまさに果たしあいの末1瞬のそれに打ち勝った野武士のようだった(まさに漫画の展開で試合組まれて、煽ってゴングなって、倒すシーンの画も漫画かよっていうマジエモすぎだった)。

センチャイジム戦のバックスピンキックもいいけど、浜本キャット戦の飛び膝もかっこよかったけど、
令和の剣客が魅せた一瞬のシンプルな左が1章最後にして最高にかっこよかった。
震えました。
明治の剣客ならぬ、まさにるろうに天心だった。

まさに格闘技 残酷な結果ではあるのだけれども

この伝説のシーンもあり結果は周知の天心の勝利。
格闘技の醍醐味である勝者と敗者を完全に突きつけられるかたちとなった。
最強は天心。強かったのは天心。敗者は武尊。
どうしようにも言い逃れのできない事情が明白となった。
このヒリヒリ感があるから、格闘技は最高である。ことは間違いないと思う。

それでも号泣しながら退く武尊を称える観客はスタンディングオーベーションで拍手。
筆者も永遠手が腫れるほどにたたき続けました。

武尊のかけていた思いが伝わっていたので、安易に「ありがとう。感動した。負けじゃないよ」とかという思いはそれこそ青木真也からは「ヨカタは黙ってろ!」と突っ込まれそうだけど、純粋に観客が心の底から伝えたかった感謝の思いが結集した最高のシーンでした。
こう言うと青木は絶対怒りそうだけど「武尊は負けじゃないよ」って、そう伝えたい、これからをもっと応援したいと、ただただそう思います。

世の中を変える影響力

この感動を薄れさせることのないようにど
うにかして筆者は昨夜の伝説を血肉にしたいと、切に思います。
忘れたくはないし、一生大事にしまい込んで時々思い出したい。
VTRで天心がいっていた「これをみて行動できる人が増えてくれる人が増えれば」
という言葉に応えたいと思う。次何かを起こすのは選手たちではなくて筆者を含め私たちなんだと、そう思います。
小さなことでもいいので、なにか。さぁ何をしようか!!

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