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♯67 6月19日(日) ヤクルト 8-3 広島

はじめに

<同一カード3連敗>

不思議と、悔しさは無い。
まさに「完敗」といったところだ。

ああいう野球を見せられたら、カープファンというよりも、1野球ファンとして、試合を眺めてしまうところが僕にはある。

悪癖なのかもしれない。少なくともカープファンからは良く思われないことが多い。若い頃は今よりも更に未熟な人間だったので、同じファン同士で衝突することも、しばしばあった。

まぁ、強いわ(笑)

後述するが、村上の2本のホームランが、それを物語っていた。

解説の高木豊さんをして「何も言えねぇ」というぐらい完璧なホームランだったので、僕が上手く文字を紡げるか自信はないが、キーボードを叩く手に任せて、書いてみようか。


試合結果

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スタメン

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打者成績

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投手成績

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印象に残った選手

①:マクブルーム

<久々のホームラン>

初回、遅ればせながら6月で1本目となるソロホームランが飛び出した。

元々、マクブルームは長距離ヒッターではない。中距離ヒッターだと僕は思っている。

更に、打撃スタイルが一発長打をガンガン狙っていくタイプでもない。しっかりとボールを見極めて、フォアボールを選ぶことが出来るバッターだ。

外国人の4番打者にとってふさわしい表現なのか分からないが「繋ぎの4番」と言っても良いだろう。

「外国人の割には物足りない気がする」という声も聞かれたりする選手だが、僕は大好き。この前、記事も書いたぐらい。献身的な姿勢はプライスレスの価値があると僕は思う。

※マクブルームを取り上げた記事※

マクブルームの魅力は何と言っても「好球必打」が出来るところ。
今日のホームランは、まさにそういう感じだった。

カウントがツーツーの場面、石川は裏を掻くように、内を突くストレートをで攻めてきたが、真ん中付近に入って来た。チャンスボールを見逃すことなく、一振りで仕留められた。

僕はマクブルームのこういうシーンをいっぱい見ている。
球を良く見るタイプだが、打てるところに来た球は積極的に振っていく。
それが出来るバッターなんだ。
だから、目に見える数字以上に、頼もしさを感じるんだと思う。

久々にホームランが出たからといって、大振りが目立ったりすることもないだろう。まさにヒットの延長線上がホームランというようなタイプ。賛否両論あるかもしれないが、そういうバッターは僕が大好きだ。

「ホームランは10本台だけど打点は100超えました」みたいな打撃成績が見てみたい。そのためには、周りのバッターも重要になってくるけど(笑)

②:九里亜蓮

<全球ストレート勝負>

2回、青木の2ランホームランで同点に追いつかれた。
なおも2アウト2,3塁のピンチの場面。
バッターは得点圏打率がリーグ2位(.370)の塩見。

正直、無理に勝負せずに歩かせる方が良い気がした。

しかし2番は昨日スリーランを放ってヒーローにも選ばれていた山崎だ。そこから山田哲人、村上へと続いていく。なんだこれ。逃げ場ないぞ。どうしよう。どうしよう。

そんな弱気な僕を鼓舞するかのように、九里は全球ストレートの真っ向勝負。見事に塩見を空振り三振に打ち取った。

最後は振り遅れたようなスイング。
「そろそろ変化球で誘ってくるんじゃないか」という意識もあったのでは。

裏を掻いたか、あるいは、開き直ったか。
とにもかくにも、見てて気持ちの良い三振ショーだった。

九里の気迫の投球ももちろんだが、それを要求したアツもお見事。

今シーズンのアツは強気のリードが目立つ気がする。
思い切ってストレート勝負という場面を良く見る。
「自信を持って投げてこい!」というメッセージを乗せるように。

単に、ウチの投手陣が、良いストレートを投げる子が多いっていうのもあるかもしれないけど(笑)

まあそれはいいとして。

「同点に追いつかれたけどまだ行けるぞ!」とチームを勇気付けるのに十分なピッチングだった。少なくとも僕は勇気付けられた。

③:曾澤翼

<2試合7打数5安打2ホーマー3打点>

昨日に引き続き攻守に渡る活躍。

アツのバッティングの調子が上向いてくれば、マクブルームと坂倉の後ろ、6番バッターを任せたい。

僕は「6番・上本」は、苦肉の策だと思っている。

他に任せられる選手が見当たらないために、「スマンけど6番打者としての役割を頼むわ」っていう感じじゃないかと。これは勝手な妄想だけど(笑)

やっぱり崇司は、開幕当初の8番で「つなぎの役割」に徹してもらうのが、僕は一番ハマる気がする。もちろん、他の打順に適任者が居てこそだけども。

龍馬不在を受けて、2番の菊池が3番を打っている現状を見ると、出塁率の高さも加味して「2番・上本」も面白いと僕は思う。

しかしそうなると、次は6番を打つ選手が居ないぞ。うーん、どうしようか。そんな感じ。もちろん妄想(笑)

ソコにアツがハマってくれれば、崇司を2番に置くのが可能になる。
今シーズン、菊池が試合に出ていない間、2番を打ったこともある。

「2番・上本|6番・曾澤」

僕は「ええやん!」と思うのだけど、皆さんはどうだろうか。

ちょっと崇司の話が長くなったが(笑)

アツは本来、チャンスに強いバッターでもある。クリーンアップの後、ポイントゲッターとしての役割が期待される6番打者、僕は適任だと思っているんだけど、打順の繰り上げはあるのか。注目したいところ。

<塩見の二塁盗塁を阻止>

拓也がダメ押しに近い4被安打2失点を浴びた場面。

完全にヤクルトペースになった中、リーグ1位の盗塁数17を誇る塩見が、積極果敢に走って来た。俗に言う「イケイケ盗塁」である。

(俗に言う・・・?)

僕は割と使う。
なぜならカープが良くやる戦法だからだ。

走らない走らないと言われている今シーズンだって、試合を優位に進められている時は、失敗OKのチャレンジングな盗塁をする場面がある。

逆に言うと「絶対成功しなければならない」というプレッシャーのかかった場面で盗塁を決めるシーンがほとんどないのは、頭が痛いところかもしれないが・・・。

まあ(笑)

勝負どころの盗塁に関しては、僕は曽根海成に期待している。
彼はやれますよ。
行けると思ったら行けますよ。

一点を争う攻防の中、代走で出て来て、華麗に走ってみせる。
そういう試合が見たいもんだね。

話が逸れた。

そんな試合展開の中、塩見が二塁盗塁を狙ってきたのだが、アツが刺してくれた。

大勢は決した状況ではあったが、僕は嬉しかった。
その次のイニングのエラーが気にならないぐらいには嬉しかった。

ああいう場面で盗塁を決められるのは、精神的ダメージが大きい。
いわゆる「良いようにやられる」というやつだ。
カープの盗塁阻止率の低さに直視させられてしまうのも、まあ、しんどいしね。

そういう負の気持ちを払拭させるには、一つずつ、地道に、盗塁を阻止する場面を積み上げていくしかない。

そのための一歩だと思えば、大きな盗塁阻止だったと、僕は思う。

印象に残った場面

①:村上の2本のホームラン

今日はこれに尽きるんじゃないかな。

1本目も、2本目も、2アウトランナー無しの状況。

”ホームランを狙って良い場面”

そういう中で、モノの見事に、ホームランを放った。

カープファンである僕からしたら「九里とアツは何やってんだ!」と憤るところかもしれないが、それ以上に、村上が、ただただ凄かった。

「ホームランを打ちたい場面」ということは
「ホームランを打たれたくない場面」でもある。

そんなこと、経験豊富な九里とアツなら良く分かっている。
それでも打たれてしまう。
そんな威圧感がバッターボックスから漂っていた。
端的に言うと、怖い。見たくない(笑)

特に2本目。

打たれた瞬間、九里は落胆して、アツは茫然としていたんだよな。
それがもう、見ていられないというのか・・・。

いいや、ちょっと違うか。
どこか他人事のように眺めているような。
そんな感覚になってしまっていた。

”ソロホームラン”

もちろん得点は1点なんだけど、点数では表現し切れない部分のダメージの大きさ。そういうのが伝わってくる一発だったね。

ヤクルトは狂喜乱舞、カープは戦意喪失。
そう表現しても過言じゃないくらいのホームランに、僕は思えた。

その後の打席もランナーが居ない状況で村上にまわってきたんだけど、鋭いファウルが飛んだだけで、スタンドが盛り上がっていたもんな。まるで「2度あることは3度あるぞ!」とでも言わんばかりに。

凄いバッターですよ、ホント。

ウチの末包も、ゆくゆくは、あんなバッターに育ってもらおうかね(笑)


おわりに

今回で3回目の振り返り記事となった。

どうだろう?
結構見やすく書けたんじゃない?と思っているのだが。

謎の自己評価の高さである。

昨日はね、見返すと、なかなかひどかったんだよ。
でもまあ、昨日は、試合自体が、混沌としていたからね・・・(笑)

プラスに捉えれば、いっぱい反省点が見つかったおかげで「より良い振り返り記事を書くにはどうすればいいか?」というのを考える良いキッカケになった。

コホン。

失礼、個人的な話から入ってしまった。

カープとしては、文字通りの完敗という3連戦となった。
本当なら悔しがるべきなんだが、それ以上に、ヤクルトが強い。強いわ(笑)

試合数的には、まだシーズンを折り返してもいないのかな。

先のことは誰にも分からないが、ちょっとやそっとのことでは落ちてきそうにない盤石さがうかがえたね。

みんな良いんだよな。
みんな良いんだよ。
打って走って守って投げて。

だから「ヤクルトはココが強いよね」って言いにくいんだよ。
なんだよ、メチャクチャ良いチームじゃん(笑)

今日に関しては、若手選手の活躍かな。
内山と長岡。
正直、そこまで知らない選手なんだけど、良いバッターだわ。
良い守備も魅せてたし。

濱田も代打ホームランがあった。
濱田はね。好きなんだよ。フルスイング。カッコいいよね。

確か、床田のパームをホームランにしたことがあるのよ。
あのスイングが忘れられなくて。すげえなあって思った。

緩いボールだからさ、ボールの回転を利用出来ないはずなんだよね。
自分のスイングの力だけで飛ばすしかないと思うんだけど。
それをスタンドにまで持って行ったんだよ。

彼も凄いバッターですよ。
代打で使うのはもったいないぐらいに。
ああいう選手がベンチに控えているというのも、ヤクルトの強みだね。

他のセリーグ4球団よ、ヤクルト戦、震えて待て。

(笑)

今日はここまで。


<P.S.>


カープの選手はマザコンの人が多くて、ヤクルトの選手はファザコンの人が多いっていう解釈でいいんやね(違う)

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