Ryosuke

理学療法士 PT/NASM-PES|

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  • バスケットマンのためのコンディショニングマガジン

    バスケットマンの悩みを解決するマガジンです!!

最近の記事

怪我を防ぐ股関節・体幹のセルフケア

スポーツにおいて股関節・体幹の重要性は言うまでもありません。バスケットにおいても、股関節・体幹が機能している状態=力が発揮しやすい状態を維持することは怪我の予防、パフォーマンスの維持・向上にとても重要です。今回は股関節・体幹の力を発揮させるための、練習後のケアについてお伝えしていきます。 股関節と体幹のケアで必要な知識股関節はソケットとボール状の関節で、周囲は靭帯や筋肉に覆われ、股関節の外側には多くの筋肉があります。股関節は外側の筋肉が柔軟に動くことで、スムーズに動かすこと

    • バスケットに関わるセラピスト・トレーナー向けnote

      多くのバスケット選手を救うため、セラピストやトレーナーに活用していただくnoteです。内容は徐々にアップデートしていきます。是非ご覧ください。 【足関節機能低下の動作評価とアプローチ】 https://note.com/ryou1715/m/mec9bf970f0f2 【足関節のための他関節評価と動作分析】 https://note.com/ryou1715/m/mb1ad7f6dab97 【足関節疾患の動作分析】 https://note.com/ryou171

      • 力を発揮する!!試合前の食事とは!?

        試合前に何を食べれば良いのか分からない選手は多いと思います!!試合前はどのような準備をすれば良いかを簡単にまとめましたのでご覧ください。 試合前日の食事①油っぽい食事は避ける →油っぽい食事は消化に時間がかかります。特に試合前日は緊張で消化吸収機能が落ちているため控えましょう!! 例:トンカツ、焼肉、ハンバーグ、カレー、グラタン など ②生もの(刺身)や保存状態が悪そうなものは食べない →下痢や食中毒を引き起こす可能性があるため、控えましょう!! 例:寿司、刺身、お惣菜 

        • バスケットマンのための栄養

          ※こちらの内容は主に高校生から上のカテゴリーに適応するものです。 バスケットは激しいコンタクトやダッシュ・ストップを繰り返すスポーツであるため、身体の中の栄養状態によってパフォーマンスが変化することは言うまでもありません。 身体付きが良い選手がコンタクトで有利であること、リバウンドなどのジャンプ動作で競り勝つことができます。 身体付きを良くするために日々の食事は欠かせない要素となりますので、参考までに日々の食事を見直してみてください!! 目標体重と除脂肪体重体重を測るこ

        怪我を防ぐ股関節・体幹のセルフケア

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          10本

        記事

          腰を曲げると痛い!!バスケ選手の屈曲型腰痛について

          屈曲型腰痛とは!?屈曲型腰痛とは、身体を前屈した際に出現する腰痛を指し、スポーツ選手を含む多くの方々が発症しやすい病態です。スポーツ動作では「身体をまげる動作の繰り返しや腰の力で過剰に頑張ってしまう」などの非効率な身体の使い方によって引き起こします。 「腰が痛いからマッサージで改善!?」 腰痛に対して多くの方はこの様なイメージを持っていると思います。マッサージも良い治療の一つではありますが、屈曲型腰痛では痛みの根本的な原因である「動き」に注目し、改善を図らなければいけませ

          腰を曲げると痛い!!バスケ選手の屈曲型腰痛について

          バスケ選手の脳震盪のリハビリ

          脳震盪はコンタクトスポーツに多く見られ、スポーツ現場での判断や管理がとても難しい外傷です。 脳震盪の定義は 生体力学的作用により引き起こされる外傷性脳損傷とされ、「器質的な脳内の損傷がないもの」である とされています。 簡単に説明すると 「スポーツ競技の中で脳に強い外力がかかった」ものの、「脳内に損傷がなく」、しかし「何らかの自覚症状がある」ものであると考えられます。 脳震盪は脳内で起こるものであるため正しい診断が難しく、「競技参加OKか否か」の判断が難しいと思いま

          バスケ選手の脳震盪のリハビリ

          膝関節の痛みを考える動作分析のポイント

          大腿脛骨関節は矢状面上に大きく動く関節であり前額面での動きを持たず、靭帯によって安定している関節です。また膝蓋大腿関節も大腿の上を大きく上下に滑走し、周囲の靭帯によって安定しています。足関節、股関節の間にある膝関節は決して「安定性のある関節」ではなく、足関節・股関節の機能に影響を受けやすく、使い方によって病態を引き起こしやすい関節である事が考えられます。そのため、セラピストは膝にどの様なストレスがかかっているか?を判断するために「動作分析」をしなければいけません。 膝関節疾

          膝関節の痛みを考える動作分析のポイント

          シュートのための肩 セルフケア

          バスケットのシュートやパスでは肩関節機能はとても重要になります。 バスケットの特異的な動作であるシュートやパスは肩を多く使うにも関わらず、肩の動く範囲や動き方を考えることは少ないのではないでしょうか?? シュートを打つ際には、肩関節・肩甲骨が「よく動く」「安定する」「しなやかに使える」事が必要になります。 これらが悪くなると「シュートが飛びづらくなる」「シュートがブレてしまう」「シュートが窮屈になる」などの状態に陥りやすくなります!! 今回は、バスケット選手に重要な肩

          シュートのための肩 セルフケア

          レッグヒールアングルの評価

          レッグヒールアングル(Leg Heel Angle|以下 LHA)はスポーツリハビリや臨床での足部・全身のメカニカルストレスや安定性の指標になり、とても重要です。しかし『スポーツリハビリや臨床にてうまく使用できない』という方は多いのではないでしょうか?? 今回はLeg Heel Angle(LHA)についてお伝えしていきます!! LHAの評価の仕方レッグヒールアングル(LHA)とは前額面上で下腿長軸と踵骨長軸のなす角度のことを指します。 これだとちょっとわかりづらいと思

          レッグヒールアングルの評価

          カーフレイズを分析する3つのポイント

          カーフレイズはスポーツ動作の中で非常に重要で、効率的な推進に関わります。 選手が「足首の力が入らない」「うまく蹴り出せない」「ジャンプできなくなった」などを訴えてきた場合、カーフレイズがしっかりとできていない恐れがあります!! 今回はカーフレイズの動きを分解して説明したいと思います。 カーフレイズとは!?カーフレイズとは、足部を安定させた状態で足関節の底屈を行う動きです。その際にはヒラメ筋、腓腹筋が主動作筋となり働きます。 関節の動きとしては、後足部(距骨下関節)は回

          カーフレイズを分析する3つのポイント

          距骨が外旋する3つの原因を解説!!-後編-

          前回の続編となります!! 距骨外旋の原因は!? 距骨外旋の原因は3つ考えられます。 ①距骨内側mobility 低下(足趾屈筋群のTightness ) ②舟状骨の下制 制限  ③腓骨(外果)の後方変位 これらが起こる原因を説明していきます。 舟状骨の下制 制限足関節を背屈させた時に、舟状骨は0.6~0.8cm下制し衝撃吸収の役割を果たします。 舟状骨が下制することで距骨は底屈・内旋することができ、距腿関節のハマりを引き出し安定することができます。 下記の

          距骨が外旋する3つの原因を解説!!-後編-

          距骨が外旋する3つの原因とは!?-前編-

          足関節を背屈させた際に距骨が外旋する現象は様々な足関節疾患で見られます。 この状態は足関節の機能低下のみでなく膝関節、股関節へのストレスを増大させ、スポーツ外傷や慢性的な痛みを引き起こす原因となります。そのため足関節の距骨外旋位は必ず改善をしなければなりません。 今回は距骨外旋がなぜ起こるかを説明していきたいと思います。 足関節の正しい動きは!?足関節は背屈時に距骨下関節の回内、距骨は底屈・内旋します。 足関節背屈の動きに伴い、舟状骨の下制、下腿は内旋することで距腿関

          距骨が外旋する3つの原因とは!?-前編-

          ハイアーチと扁平足の身体の傾向とセルフケア

          足の形は一人一人違います。足の形によって、 「重心のかかり方」 「動き方」 が異なるため、「身体の硬くなる部位」や「痛みの出方」が違います!! そのため、セルフケアの方法は一人一人違います 足の形からある程度動きの傾向を分けることができ、身体の動きをよくすることができます!!今回は、ハイアーチと扁平足の身体と動きの傾向を紹介し、日々のセルフケアに役立てていただければと思います!! <ライター紹介> <Twitter>▼ ぜひフォローしてみてください!! <マガ

          ハイアーチと扁平足の身体の傾向とセルフケア

          足首捻挫 予防・改善のためのセルフケア

          <ライタープロフィール> <Twitter>▼ぜひフォローしてみてください! 足首の怪我が原因で 「パフォーマンスが低下した」「大怪我をしてしまった」「他の部位の痛みが出てしまった」 このようなことはスポーツ選手は非常に多いです。 足首がこのような状態なのに「何をしたらわからない」人は多いのではないでしょうか? 足の骨は片側28個あり、足を構成しています。足は地面に対して自由に動くことで衝撃を緩衝し、蹴りだすときは足を硬めて推進力を得ることができます。 足はよく

          足首捻挫 予防・改善のためのセルフケア

          ジャンパー膝を防ぐ

          バスケットボールはジャンパー膝の発生率が高いスポーツです。 原因として ①ジャンプや動作が多いバスケットボールは膝が前方に動きやすいため ②腰が低い状態でストップ動作を繰り返すため が考えられます。 しかしジャンパー膝はただのオーバーユース(筋肉の使いすぎ)ではなく、痛みを引き起こす選手には原因があり関節の可動域や筋力の不足、関節の不安定性などによるマルユース(身体の使い方の問題)によるものがほとんどです。 ジャンパー膝は炎症が続くことで慢性的な痛みやパフォーマンス低下

          ジャンパー膝を防ぐ

          地面を蹴り出すために必要な足首の動きとは!?

          スポーツ指導者とお話をすると ある選手が 「床を蹴れていない」「蹴り出しが弱い」 などの相談や悩みを聞くことが非常に多いです。 また、捻挫後の選手と話をすると 「ジャンプができなくなった」 「うまく蹴り出せなくなった」 など、訴える選手も多くいます。 スポーツには欠かせない「地面を蹴る」 確かに強く蹴るためには筋力が必要です。 しかし、筋力だけではなく足首の可動域や安定性が必要不可欠です。 床を蹴るために必要なパーツ(機能)が揃っていないと床を蹴ることは

          地面を蹴り出すために必要な足首の動きとは!?