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「行動がすべて」って言葉の意味はわかるけど、じゃあ実際どうやって行動すればいいんですか?

学生時代は「教育界を変える」みたいな大きな夢があった。夢を叶えるために、教員免許を取得したのに、内側からでは教育は変わらないと教育実習で感じ、別の角度から教育を変えるために、就職を選んだ。

忙しい日々の中で、いつのまにか夢を忘れたどころか、「教育界を変える」は自分の夢ではなくなっていた。いまでは教育界を変えたいとはまったく思わないし、夢を追うために必死になっていたあの頃を懐かしく感じてしまう。

でも、やりたいことがなくて悩んでいる人や、もやもやを抱えながら生きる人に少しでも勇気や、やさしさを与えられる人間になりたいとは思う。そんな思いを胸に、ずっと文章を書き続けている。だから、自分の書いた文章で、「救われた」とか「勇気をもらえた」ってコメントをいただくたびに、「文章を書いていて本当に良かった」って思っている。

僕はまだ20代で、人生経験もまだまだ少ない。僕みたいな薄っぺらい人生で、誰かに人生のアドバイスをできるなんて微塵も思っていない。人生のアドバイスなら人生経験のある人に聞くほうが、よっぽどためになる話を聞けるはずだ。だからこそ、今日はあくまで体験談を書いていく。

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いつだって自分の欲しいものは自分の手で掴んできた。もちろん周りの協力なしでは、欲しいものは手に入らない。1人で生きているなんて思わないし、周りの人に助けられてきたからこそ、周りの人の力になりたいと思った。

いまは文章を書いて生活をしているんだけれど、まさか自分が文章を書いて生活をできるなんて思ってなかった。夢を叶えられた理由は、きちんと行動に起こしたからだ。そのほかにもいろんな要因はあったけれど、行動に起こさなければ夢は絶対に叶わない。

夢を叶えられる人は少ないし、そもそも行動に起こす人がもっと少ない。自分を変えたいと思って、行動を起こせる人は少数派で、行動を起こし続ける人はもっと少数派だ。

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「行動を起こす」って言葉では簡単に言えるけれど、「どうやって行動を起こせばいいんだろう」と悩んでしまう人は多いと思う。

20代前半は、やりたいことを見失って、ずっとモヤモヤを抱えていた。そんな自分を変えたくて、ブログを開設したり、イベントスペースを運営したりもした。当時も自分の夢がわかっていなかったけれど、目の前に差し伸べられたチャンスにしがみつくことに、必死になっていたのはまちがいない。

誰もが人生を変えたいと願っているし、人生を変えるチャンスを虎視眈々と狙っている。

自分を変えるきっかけは日常の中に、たくさん転がっていて、それに気付けるかどうかが人生の分かれ道でもあり、そこで行動に移せるかどうかが結局はすべてなんだろう。なんて言葉では簡単に言えるけれど、どうやって踏み出せばいいのか。なにが自分に合っているかはわからない。

忙しなくすぎる日々の中で、チャンスに気づくなんて無理だと思う人もいるかもしれない、それは紛れもなく事実だ。忙しなくすぎる日常だからこそ、自分と向き合う時間を作る。自分の本音がわからない状態で、日常を過ごしていても、目の前に差し伸べられたチャンスには気づけないってのもまた事実である。

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自分と向き合う時間を作るために、20歳から「年齢ノート」を作っている。今年で29歳を迎えたため、10冊目に突入した。1年の目標や長期的な目標、起きた出来事のふりかえり、モヤモヤした感情をただ書き殴るために活用している。自分の思いを言語化なんて簡単にできない。いま自分の書いた文章を読み返すと、最なにが言いたいのかがまったく伝わってこない文章だった。だからこそ、言語化の練習が必要で、練習なしではじめから言語化が上手な人なんてこの世にはいないと思っている。

自分の本音に気づいたからといって、すべてが順風満帆にいくわけでもない。20代でも人間関係のトラブルもあったし、仕事で失敗した経験もたくさんした。謝罪もたくさんしたし、叱られたもした。いまもうまくいっていることよりも、うまくいかないことのほうが多い。つい1ヶ月前も文章を辞めてやろうかと思ったぐらいだ。それでも自分と向き合い続け、ガムシャラにやってきた自負だけはある。

起きた出来事をいちいち言語化し、モヤモヤした感情や自分のいまの現状をちゃんと知っておく。自分の現状を知る行為は辛い。でも、向き合わないでいるほうが後悔してしまう気する。「いまの現状を知る」は目の前の地獄に飛び込み、明るい未来を手に入れるためのステップで、現状を知らないはいつかやってくる大きな地獄を待ち続けている状態だ。

どっちがいいのかなんて、その人次第だけれど、僕は楽しい未来のために、あえて地獄に飛び込む選択をした。とはいえ、人生はまさかの連続で、思ってもみない出来事ばかりが起きる。

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自分を知らずに闇雲に飛び込む行為は、いずれやってくる困難に立ち向かえない可能性が高い。根性だけでやっていけるほど、世の中は甘くないし、メンタルだって強くないだろう。自分を知っていれば、困難に対して「自分はこうやって行動すれば、困難を乗り越えられるからいける」という気持ちになれる。

自分を知る行為は、困難への対処法を知るにもつながるのだ。

行動を起こすなかで、もちろん不安になる場合もあるけれど、困難への対処法を知っているか、知らないかでは結果が大きく変わってくる。そして、きちんと行動を起こし続け、自分の手に入れたい未来を手に入れる。そして、小さな成功体験を積み重ねて、自分に自信をつけて、描いた未来に確信を持つ。たとえ満足のいく結果が出なかったとしても、行動を起こさなかった後悔よりは後悔は小さくなるはずだ。

僕は20代で難病になったり、他人に裏切られたり、うまくいかないことばかりだったけれど、それでも自分を変えたい気持ちが勝ち続けて、やっとの思いで文章を仕事にできた。

それもすべて行動を起こしたから掴めた未来であって、行動を起こせばきっと協力してくれる人が現れる。難病になったときに、支えてくれた大切な人。失敗をきちんと失敗だと叱り、その上で、どう改善していくかを一緒に考えてくれた友人であり、仕事のパートナー。なんでも気兼ねなく話せる地元の友人。

居酒屋でくだらない話で終電まで盛り上がったり、ときには熱くなって口喧嘩になることもあるけれど、いろんな人に支えられていまの自分がいる。誰かに支えてもらうたびに、困っている人の力になりたいと思えるし、それを文章で実現できたらいいと思って、ずっと文章を書き続けている。

だからこそ、いまやりたいことがなくて悩んでいる人や、モヤモヤを抱えている人には、自分を知って、描きたい未来を掴むためには、どうすればいいのかを考え、行動につなげてほしいと心の底から思う。

描きたい未来が具体的になれば、毎日が楽しくなる。もちろんいいことばかりじゃないけれど、失敗も意味ある失敗につなげられるし、支えてもらう人が増えれば、1人じゃないと実感する機会だって増えるはずだ。


いろんな人に背中を押してもらった経験があるからこそ、一歩踏み出したいけれど、その一歩がなかなか踏み出せない人に、少しでも勇気が出る文章を書き続けたい。そして、自分の人生をちゃんと楽しむ人が1人でも増えれば、それはそれは最高な人生にまちがいないんだろうな。

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