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週末の息子からの学び - 相手に約束を守って欲しければ、まずは自分が約束を守る

子どものおかげで親にしてもらっている。

様々な方面の方から同じような文脈の話を教えていただきました。教師時代にも「教師という職業だから先生なのではなくて、生徒に先生にしてもらっているんだよ」と教えていただきました。22歳の新卒で教員になった際には、先生と呼ばれるもの恐れ多かったのを今でも覚えています。もしかすると親に当てはまる部分もあるかもしれないな、と思っています。

自分の息子が何かを乗り越えようとしているときや、問題に直面した時は、私も何か学ぶ機会を与えてもらっていると考えるようにしています。助けを差し伸べるべきか、見守るかも含めて色々とチャレンジです。

今日は週末に息子から学ばせてもらった教訓について共有させていただきます。

週末の出来事

いつも元気な息子ですが、この週末はものが食べにくそうでした。大好きなふりかけご飯も、目玉焼きも、おにぎりせんべいも、食べられずにすぐに出してしまっていました。熱もなく、元気に遊ぶのですが、口が痛そうだったので喉や口を見てみると、小さな口内炎のようなものができていたようでした。念のために医者に診てもらい、口内炎の薬をもらいました。この年齢で一時期食べなくなる子どももいるとは言っていましたが、このケースに関しては口が痛いだけだと私は考えていました。

昨日は夕方の外遊びを終えて、ようやく「お腹が空いた」と言い出したので、そろそろ少しずつ食べられるかと期待していました。風呂に入れていると、目を離した隙にポンプ式のボディーソープが口の中に入ってしまったということで大泣きしてしまいました。泣きっ面に鉢というか、食べるところに気持ちが乗っていたところでの出来事だったので、これは親として学ばせてもらっていると言い聞かせることにしました。

冷たいそばなら食べやすいかもしれない、ということで準備をしてもらい泣き止むのを待ちました。泣き止んだ頃に「食べれそうか」と聞くと、「動画を見たら後で食べる」と言って、小さな天ぷらも自分の取り皿に並べました。「わかった。待ってるから食べれそうになったら言ってね」と伝えて待ってみました。子どもが約束を守るのは難しく、決めた時間になっても時間を守らず「まだまだ」と言われるのは日常茶飯事ですが、昨日はお腹が空いているのはわかっていたので少し待ってみました。

牛乳は少しずつ飲み、ゼリーなら食べられるということで野菜の入ったチューブ型のゼリーを飲み始めました。そこからしばらく経つと、手でそばをつかみ出しました。行けるかもしれないと思い手伝うと、そばをパクパク食べ始めました。本当に少しずつ盛ってもらって、わんこ蕎麦のようにして結局9杯食べました。

最後に

「あとでやる」と子どもに言われた言葉を信じて待つと、かなり高い確率で、時間になってもやらないという結果になります。時間通りに物事を進めたい、親の思う通りに動いて欲しい、と願うために親の忍耐の限界がきて制限時間を使ったり、我慢できなくて子どもに向かって「なんでやらないの」と言うケースもあるかもしれません。「なんで」が説明できるための語彙があったり、説明できる理由であればいいのですが、初めて口内炎ができた息子は説明ができるとは思えませんでした。しつけの種類も色々あると思いますが、私はこの状況で息子に早く食べなさいと無理やり食べさせる方法に意味はないと判断しました。

息子が言った「あとで食べる」を信じて、食べたくなるまで待ちました。待っているときはどうなるかはわかりませんでしたが、土日で初めて自分からパクパク食べ出した瞬間は、待ったその先にありました。相手に約束を守って欲しければ、まずは自分が約束を守る。今後も必要な教訓だろうと息子に学ばせてもらった週末でした。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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