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3歳児と油性マジック:子どもへのポジティブな声がけと、共に学ぶ姿勢

「やられた!」

時すでに遅し。

ほんの少し目を離してしまい、息子の手には油性マジック。

地面や机の上に、しっかりとアートが完成しました。

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油性マジック事件

お子さんのいる家庭で、一度はご経験があるかもしれません。妻の実家で、油性マジックで机と床にお絵描きです。

自宅では油性マジックは完全撤去してあるのですが、
実家の方ではさすがに準備が足りておらず、
手の届くところに油性マジックがありました。

緊急マジック撤去警報をしておくべきでした。
反省です。

Googleで「油性ペン 消し方」と調べるものの、
年期の入った木製の机の上に書いてしまったので、
まだ良い消し方が見つかっておりません。

良い消し方があれば教えてください。。

「どうやって子と共に学ぶか」を考えた

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この事象にどう対応するか、色々と考えました。

なぜなら、ペンに関心を持つことは悪くないし、
「書く」という行為自体は問題ないけれども、
書く場所と書くツール
大人にとって嬉しくない状況であるだけだからです。

3歳児にとって油性も水性もペンはペンなので、
大人側の環境設定の問題です。

モンテッソーリの親と子と環境の図を思い出しました。

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(▲右図)

ただ、家の中の家具や床への落書きは良くないので、
声がけを工夫してみました。

意識したのは、

ダメなことだけじゃなくて、
やって良いことをちゃんと伝える

ということでした。

私:「あー。見て。机の上ってお絵描きして良い?」

息子:「・・・ (しょぼん)」

私:「机の上は書いちゃダメだよ。食べるところだからね。でも、紙の上ならいっぱい書いていいよ黄色も青もいいよ。」

息子:(うなずく。)

私:「あとね、おばあちゃんの家のものには書いちゃダメね。(指をさして) あれって書いて良い? あれは?」

息子:(首を横に振る)

私:「すごいじゃん!良くわかるねー。さすが。じゃあ、これの上に丸と三角いくつ書けるかなー。」

ダメなことは息子もわかっているので、
落ち着かせた状態で、ゆっくりと、安心する声
で話すことを心がけました。

上の真逆の状態というのは、
子どもが興奮している状態の時、早口で、大きな声で
ということになると思います。

これは経験上、あまり効果がないと思っています。
時々、瞬間湯沸かし器のように怒る人を見かけますが、
教師をしていた経験からも、私は賛同できません。
大きな声を出されると、拒否反応しか返ってこないからです。

簡単ではないですが、大人側が落ち着いて、
「どうしたら子の学びになるか」
を意識するようにしています。

モンテッソーリの本で勉強を続けていますが、
Discipline (しつけ) の語源はラテン語でdisciplinaで
「教える・学ぶ」だそうです。

まずは大人が落ち着いて、いかに子と一緒に学ぶかが
大切なような気がしています。

その日の夜、シャワーをしている時に息子が自ら、

"You can't draw anything on grandma's floors or tables."

と妻に説明していたので、少しは伝わったかも、
なんて思っています。

最後に

子どもへの言葉がけや対応に加え、
落描きの消し方も学びたいと切に願っています。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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