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子どもをノリノリにさせるポジティブな言葉がけ

私は子どもに「やりなさい」と言わないようにしています。

在宅勤務が続き、子どもとの触れ合う時間が長くなっています。おかげさまで、今まで以上に子どもとの関わり方について、意識を向ける機会が増えたように感じています。昨日の記事も多くの方に読んでいただいて、本当にありがとうございました。親としては3年半の経験ですが、今日も私の実験について共有させていただきたいと思います。

「やりなさい」と言う親の心理

「やりなさい」という言葉が出るのは、親が急いでいるか、根気がなくてシビレを切らしたか、思い通りにならなくてイライラしたか、子どもとは全く関係ないことで気にいらないことがあったのか、親の絶対的権力を示して子どもを従わせようと思っているか、というどれかが当てはまって言葉になっていることが多い気がします。

「やりなさい」は一方的な命令です。おそらく「やりなさい」と言われている時に、子どもは別のことに集中しているはずです。聞こえていないフリをしているだけで、多くの場合は聞こえていると思います。この選択性リスニングは本当に優れていると感心しています。笑 そもそも「やりなさい」と言わざるをえない時間の前に、子どもと約束をしておかなかったというところに原因があるかもしれません。「今日は10時になったら出かけるからね。」と言って事前に伝える準備も必要かと思います。準備して伝えても、たいていの場合は時間になっても「まだまだ」と言うと思います。

「やりなさい」に仮に従ったとしてもやらされて動きます。動かなきゃいけない状況を理解して動ける年代になればいいのですが、これは私は短期的な効果だと思っています。

ではどうするのか、私は以下で試しています。

「やりなさい」を置き換える

やりなさい → できるかな、やってみようか、一緒にやろうか

早くしなさい → 自分で靴履けるかな、靴はいてみようか、一緒にやろう

英語でいうと、 "must" を "can" や "let's" に変えてみる、と言う作業です。

You must do it. → Can you do it? / Let's do it! / Shall we do it?

これで上手くいくことが意外とあります。

Canについては、自分でできると示したい年代に最適だと思いますし、「できるようになった自分を見せて褒めて欲しい」ということがあるかと思います。教育の究極の目標の一つは自律性と言われますが、子どもが自信を持てるように、親の言葉がけから「できる」を意識すると良いかもしれないと思っています。

また、子ども一人でできないかもしれないタスクについては、「一緒ならできるかな。」と言って手伝う。競争心が高い子であれば、「誰が一番にできるかな。ヨーイドン。」と言って競争させるのも良いかもしれません。

それでもうまくいかないときや、上記のワードを使いすぎて、子どもが飽きてきた場合は、私はその行動をした先に何があるかを話してみます。

「おばあちゃん楽しみに待っているだろうな。」
「〇〇ちゃん早く一緒に遊びたいだろうな。」
「幼稚園で〇〇ちゃんとお絵かきできるかな。」

と言ってみます。誰かが楽しみにしているということを伝えることで、子どもが誰かを喜ばせてあげようという内的モチベーションに訴えかけます。

忘れてはいけないこと:大げさに褒める

そして忘れてはいけない大事なことは、大げさに褒めることかと思います。子どもが思い通りに動いて、親を喜ばせようとしたとしても、大人側が満足して何も言わないと、次に繋がらないかと思います。喜んだ親を見ると、次もまた親を喜ばせようと思うかもしれません。褒める作業は親が意識して練習しないと定着しないような気がしています。なので大げさぐらいがちょうど良いと思っています。この効果は素晴らしいと私は感じています。

褒める言葉のバリエーションも必要かもしれません。「すごい」以外にもいくつか準備して持っておくと良いかと思っています。

「〇〇ならできると思ったよ。」
「やればできるじゃん。」
「さすが〇〇だね。次は自分でできるね」
「すぐできてお父さんもお母さん嬉しいな。」
「自分で靴が履けたっておじいちゃんに言わなきゃな。」

この実践の良いところは、続けていると子どもから同じような言葉が出てくるところかと思います。

「できるかなー。」
「やってみようか。」
「履けるかなー。」

最近の私の子どもの口癖です。子どもは大人が話す言語材料を聞いて、真似して発話していくんだと改めて感じました。子どもの口から出てきて欲しい言葉を私たちが発しているか意識できると、子どもから出てきたポジティブな言葉に、成長を楽しむ余裕が少し出てくるかもしれません。

今日も部屋を片付ける一日が始まります。根気強い方だとは思っていましたが、「まだまだだよ。」と子どもに教えてもらっているようです。良い実践や言葉がけ、アドバイス等があればぜひ教えてください。

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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