タイ人との英語面接 - お互い第二言語でどこまで本音がわかるか
お互い第二言語で、短時間でいかに本音で話せるか。
これを考える毎日が続いています。
先週から平均で一日に二人以上、
タイ人の弊社への採用面接をしています。
この時期に採用する企業には応募が殺到するようで、
ものすごい数の応募者が来ています。
ニュース
✓ 8.3 million Thai workers will lose employment or income in 2020 says World Bank
今日は面接を通して感じていることを、
いくつか考えてみました。
コロナの経済的影響 - バックグラウンドは様々
製造業、観光業、飲食業、エアライン、Web、ホテル、デパート、官公庁、教育関連等、会う人のバックグラウンドは様々です。
タイへのインバウンド顧客が減っていることでの、
経済的影響を受けた企業の話も多く聞きます。
ビジネス目的の渡航が少しずつ緩和されそうな話は聞きますが、二週間の隔離期間があるので、まだ時間はかかりそうです。
英語能力の高さ
若手の方に多く会っているのですが、
問題なく英語で面接ができていて驚いています。
留学経験者ではないことも多く、
タイ国内だけで勉強をされた方も多いです。
かなり緊張している人もいますが、TOEICでは800点以上の人も多く、時々どうやって英語を勉強したかを聞くこともあります。
仕事で海外から来た人と話すの機会があって上達した人もいれば、大学でインターナショナルプログラムといって、授業が英語だったケースもよく聞きます。
タイの大学一例
✔ Chulalongkorn University
✔ Thammasat University
✔ Mahidol University
✔ Kasetsart University
✔ Assumption University
お互い英語で本音がわかるか
面接の短い時間では正直、言語は何であれ本音で話しているのかは見えにくいです。
仕事柄考えることが多いのですが、
実際の職務ができるのと、採用面接でうまく伝えられるかは
必ずしも一致しないことがあるような気がします。
さらに、私と面接するときはお互い第2言語で話すので、話す内容や質問に対する情報の出し方を意識して、偉そうで恐縮なのですが、思考プロセスを見るようにしています。
使う言語を関係なしに考慮する点があるとすれば、
ある事柄に関して「考えた軌跡」があるかどうかと、
考えたことに沿って「起こした行動」かもしれません。
例えば、転職歴があるのであれば、何を考えて、会社内で何をしてどういう経緯で転職したのかを聞いてみます。
また、「考えた軌跡」がないのであれば、新しいトピックに遭遇した時に何を考えて、何をするだろうかを予測することになるかと思います。
相手が緊張しすぎていると、言いたいことも言えないと思うので、いかにリラックスした雰囲気を作り、お互いに有益な時間となるかどうかを考え続けています。
✔ 力を抜く - 「頑張って」と「Take it easy」の比較から学ぶ緊張と弛緩
最後に
人と関わる仕事をしてきていますが、当たり前なのですが、人の気持ちを理解するのは難しいと痛感する毎日です。
純粋な息子と娘の様子を見て、人の感情に向き合う練習をしているようです。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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