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「知っている」と「できる」は別もの:子育てから学ぶ理論と実践

"To know is one thing and to do is another."

という英語のことわざがあります。

「知っているのとできるのは違う」ということです。

子育てをしていると痛感します。

おかげさまで、昨日の油性マジックの記事は、
本当に多くの方に読んでいただきました。
みなさん、ありがとうございました。

せっかく多くの方に読んでいただいたので、
今日はこの記事を書いた際の背景と学びについて
少し書かせていただきます。

一人の親として勝手に考えている思いとプロセスで、
これが正しいというものではありません。

理論と実践をつなぐのは難しい

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昨日の記事で私が子どもとの会話を引用したのは、
具体例を共有することで、
みなさんと一緒に良い実践を考えたかったからです。

教師として英語を教えていた時も感じていましたが、
英語ができる人や、詳しい人、教授法を知っている人が
必ずしも教えるのが上手とは限りません。

バスケのシュートフォームを研究しても、
実際にその理論に沿ってシュート打つ練習をしないと、
実践にシュートは入らないと思います。

これは「理論を知っている」ということと、
「実際にできる」のは別だからと思います。

マジックで落書きをした息子への発言に際し、
私が考えていた事を以下に追記してみました。

私:「あー。見て。机の上ってお絵描きして良い?」
【 頭ごなしに怒らない +  本人に考えさせる  】

息子:「・・・ (しょぼん)」

私:「机の上は書いちゃダメだよ。食べるところだからね。でも、紙の上ならいっぱい書いていいよ。黄色も青もいいよ。」
【  好奇心は良いこと +  子どもは動く + 理由を言う + Noを最小限 + Can を使う  】

息子:(うなずく。)

私:「あとね、おばあちゃんの家のものには書いちゃダメね。(指をさして) あれって書いて良い? あれは?」
【 子どもは例から法則を見つけるのが大好き (帰納法)  + 自分で法則を見つけた達成感   】

息子:(首を横に振る)

私:「すごいじゃん!良くわかるねー。さすが。じゃあ、これの上に丸と三角いくつ書けるかなー。」
【 忘れず褒める + 挑戦されると乗ってくる  +  長期間指摘しない  】

氷山のたとえ

以前にピグマリオン効果と氷山のたとえについて、
記事を書かせていただきました。

信じていることや信念が表面化したものが、
私たちの発する言葉のような気がしています。

信念や理念というのは、これまでインプットした情報や
過去の経験から形成されると思います。

水面にある大きな塊の形成という点で、
良いインプットが必要な気がしています。

理論と実践をつなぐための練習

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知っている理論を具現化するには、
柔軟に「考える」というエネルギーに加え、
ユニークさ、応用力、俯瞰力、忍耐力が必要です。

実際のところ、思い通りにならないのがほとんどです。

そして、何か事象が起きた時に、
すぐに考えて実践できるようになるには、
毎日の練習や訓練しかないような気がしています。

子どもがダメなことをしたのを見た時に、
視覚から入った情報、経緯、周りの環境をみて、
一番良いと思う発言で、学びという終着地点に向かう。

良い実践のために理論をインプットして、
理論を実践に活かす練習をする。

良い実践があればそこから学んですぐに実践してみる。

何か子育てにとどまらない大切な教訓を、
子育てから学んでいるような気がします。

最後に

親の経験は3年半で、まだまだ未熟だと感じます。
色々と実践をした後でも、
「あれで本当に良かったのか」と考える毎日です。

みなさんの実践も色々と読ませていただき、
今できることを考えて、親として最善だと思ったことを
楽しみながら実践していくことを心がけています。

子どもに学ばせてもらっている、という感じで、
みなさんと色々と考えられたら嬉しいです。

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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