子どもの変化や成長を見つけるのに必要なのは日常の観察力
変化に気づくには、変化の前を知らないといけない
子育てから学ぶことは多いです。
プロセスを褒める言葉がけが大切だとわかっていても、
実践するのは簡単ではありません。
なぜ難しいのか?
以前にPhubbing という造語を発見して、ご紹介しました。
◆ Phubbing (noun)
the act of ignoring someone you are with and giving attention to your mobile phone instead (一緒にいる人を無視し、携帯電話に集中する行動)
Cambridge Dictionary
https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/phubbing
ついついやってしまいがちなPhubbingですが、プロセスの観察をしたいのであれば少し控えた方が良さそうです。
落ち葉拾い
先日外遊びをしていると、4歳児のボスが無言でテクテク歩いていきました。
どこに行くかと思ったら、行き先は掃除のおばちゃん。
落ち葉を拾いはじめました。
ゲームのように見えて、楽しそうに見えたのかもしれません。
おばちゃんに負けないように、地面に落ちている落ち葉を集め切りました。
ゲームだと思ったとはいえ、掃除を手伝ったことに違いはないので、拾った行為の素晴らしさを伝えてみました。
スイミング
ボスは水遊びは昔から好きでしたが、つい先月までは顔を水につけるところまでは行きませんでした。
幼稚園の特訓のおかげで、この週末に見事な潜水とジャンプができるようになり、ご披露してくれました。
嬉しくなって、蹴伸びやバタ足までどんどん見せてくれます。
子どもの成長はとても早いです。
すごーい。
↓
前まで顔もつけられなかったのに、知らない間に潜ってバタ足までできるようになってビックリしたよ。スクールで一生懸命練習したんだねー。
できるだけ具体的に、見たことをコメントをするようにしています。
(良い言葉がけがあれば教えてください🙇♀️)
ポジティブな言葉がけに必要な観察力
先日嫁と一緒に読んだ記事がありました。
ハーバード大学の記事で、子どもをどうやってやる気にするかという記事です。
How to motivate children: Science-based approaches for parents, caregivers, and teachers
1. Follow Babies’ lead
2. Elicit curiosity
3. Encourage children’s playful exploration
4. Privatize social interaction during learning
5. Challenge children just enough
6. Give children agency
7. Provide incentives only when necessary
8. Praise the process rather than the outcome
9. Maintain a close connection with adolescents
特に8の「結果よりはプロセスを褒める」については、以前の黒川伊保子さんの記事も思い出されます。
自身の香港の大学院での修行の収穫の一つは、評価 (アセスメント)には種類があり、結果だけではなくてプロセスを褒める効果が大きいということでした。
◆ Summative Assessment: 点数化できる評価。量的。結果。
◆ Formative Assessment: 点数化できない評価。質的。過程。
年齢が上がっていくと、量的な評価に目がいきがちですが、結果にたどり着くまでのプロセス、過程を誰かに理解してもらえた時、内的なモチベーションが上がりそうです。
「自律性 (Autonomy)」「自分でできる」を目指すために、ほどよい観察係に徹する時間が大切かもしれません。
最後に
✅ 変化に気づくには、変化の前を知らないといけない
✅ プロセスを褒めるのは効果がありそう
見えないところの努力を誰かが見てくれていた時、
自分も気づかなかったところを誰かが見てくれていた時、
人はこの上ない嬉しさを感じるのではないでしょうか。
一番観察ができる位置にいるのが親だからこそ、多忙な中に変化や成長を楽しみ、子どものやる気のスイッチを押してあげたいものです。
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