パーソナルトレーナー目線での生理学vol.2
前回の続きです。
生理学vol.2ということで調べた内容を書いていきます。
●6 糖新生とは
定義としては、
”糖以外の物質から糖を生成する経路”のことを示します。
では、どのような場面で糖新生が起きるのでしょう。
人間は普段、糖をエネルギーとして活動しています。
ですので、十分に栄養(糖)がある状態では、糖新生は起きにくいです。
ボディメイクにおいて、ダイエットでは、いずれかの栄養素をコントロールして、アンダーカロリーに摂取カロリーを留める必要があります。
このように、ダイエットの場面で、”糖新生”は起きやすくなります。
●7 運動強度と運動持続時間について(エネルギー供給の観点から)
前回の記事でエネルギー機構について書きましたが、
それらを図にして、ご紹介します。
このように運動の継続時間や強度によって
使われるエネルギー機構は変化しています。
ですので、目的に合わせて選択していく必要があります。
●8 ホルモンとは
ホルモンとは、内分泌腺という細胞でつくられ、血液中を流れ、別の特定の細胞で作用するものです。
量がごくわずかで、50mプールにスプーン1杯入れただけでも効果があるくらいとても微量なものです。
このホルモンが体にどのような影響を与えているのでしょう。
今日はホルモンの種類について、学びましたので記載していきます!
●9 ボディメイクに関わるホルモン〈インスリン〉
インスリンは、ホルモンの中で唯一”血糖値を下げる”働きがあります。
インスリンは同化ホルモンであり、筋合成に強く貢献します。
バルク期には、いかに適切なタイミングで糖質を摂取し、インスリンを上手に扱っていくかが大きなポイントになってきます。
●10 ボディメイクに関わるホルモン〈グルカゴン〉
グルカゴンは、インスリンとは対の働き
つまり、”血糖値”を上げるホルモンです。
ダイエット中など、糖質をコントロールした際に分泌が多くなります。
これは、”異化ホルモン”であり、筋分解を誘発させてしまうので、
グルカゴンをなるべく出さないためにも、血糖値を一定に保つ努力が必要です。
●11 ボディメイクに関わるホルモン〈成長ホルモン〉
成長ホルモンは、”脂肪細胞から脂肪酸の放出を刺激する”働きがあるホルモンです。
血中乳酸濃度の上昇を感知して、分泌が促されます。
ですので、分泌を促すためには、
10RMを3セット rest1分など
乳酸をためるようなトレーニングを推奨します。
時間帯にも、関係があり、22時〜2時に分泌が上昇するため、早めの就寝も役立ちます。
●12 ボディメイクに関わるホルモン〈エストロゲン・プロゲステロン〉
こちらは、女性ホルモンです。
生理周期の際に、こちらのホルモンが活発化します。
エストロゲンが増加すると、
・痩せやすくなる
・気分が明るくなる
・活動的になる
などいいことが多いですが、
プロゲステロンが増加すると
・むくみやすくなる
・便秘になりやすくなる
・気分が不安定になる
など、ダイエット中には、望ましくない状態です。
女性の方で、この時期に、測定値が変動し、やる気が削がれてしまう方が多いですが、
これらは一時的なもので、生理が終わると、もとの数値に戻ります。
ですので、この時期も、めげずにコントロールした食事を続けていきましょう!
私も、トレーナーとしてそのようなお客様をもった際は、言葉がけで応援して参ります!
●13 ボディメイクに関わるホルモン〈コルチゾール〉
コルチゾールは別名、ストレスホルモンとも呼ばれ、
トレーニーからは、忌み嫌われている言葉です。笑
タンパク質分解酵素の増加、異化作用、筋力の低下など、筋肉を細くしてしまう作用があります。
なるべく、分泌させないようにしていきたいものです。
●14 ボディメイクに関わるホルモン〈甲状腺ホルモン〉
甲状腺から分泌されて、全身の細胞に作用して、細胞の代謝を上昇させるアミノ酸誘導体のホルモンです。
こちらは、全身に関与します。
もし、パーソナルを受けられる方で、甲状腺について、医師からなんらかの助言、処方を受けた方は、ぜひトレーナーへひとこと伝えていただきますと、その後のご案内がしやすくなりますので、ぜひおっしゃってください。
●15 生理学を学んだ感想
普段、生活していると、ホルモンバランスが。。
などと心配することはないですが、
体にとって大きな役割をもっていることを再確認できました。
人それぞれ10人10色、それ以上違います。
それと同じでダイエットの手法も人によって効果の差は出てきます。
学んだことを、ゲストの悩みを解決することで、還元していきたいと思います。
次回は、栄養学について記載します!
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