「好きなことをしたいのに、それがわからない…」
人は何のために生きているのか?
誰しも一度や二度考えたことのあるテーマです。結局正解なんてあるわけではなく、自分がどう思うかだけの話です。
人生楽しむためにある。
ということが模範回答でしょう。
では「楽しみ」とは何か?
と尋ねられると、これまた正解がない。どこまでいっても、結局自分の考え次第で正解も間違いもなく、答えは人の数だけあると言うのが正しいかもしれません。
何がやりたいのか分からないと言う人がいます。
人生において、別に何かをしなければならないこともありません。
何もしないで、ボ~っと生きていくことを選択したなら、それがその人の人生で、正解なのでしょう。
人は他人と比べたがるものです。人よりも裕福な生活をしたいとか、1位を取りたいとか、人よりも優れたいと思ったことが、一度や二度はあることでしょう。
私は最初から諦めていました。
私は「叶うはずがない」と、最初から諦めていましたから、そもそも人と比べることをしない人生を歩んできました。そんな気持ちになったのは、小学5年生の時です。そこから私は何をやってもダメ、何もうまくいかない、私にできるものは何一つない、という諦めの人生がスタートしたのをハッキリと覚えています。
もしそのまま現在まで生きていたとしたら、本当に何も望まない生き方になっていたことでしょう。
私に大きな転機を与えてくれたのが、1995年、33歳の時でした。もしあの時に自分の考えが変わらなかったとしたら、きっと淋しい人生になっていたかもしれません。いや、その時に何も変わらなかったとしても、その後、何かで変われるきっかけはきっと起こり得たことでしょう。
「人生の転機」と呼ばれる瞬間は、誰にでも訪れます。その時に気付くか気付かないかの差はきっとあるでしょう。他人の一言で人生変わる人だっています。一曲で人生が変わった人も知っています。きっかけは日常にゴロゴロ転がっているのです。
自信を完全に喪失すると、死を意識する
定年退職した人が、社会から戦力外通告されたように感じ、必要とされていないと思い込むと、自信喪失し、うつになる人も多く、時には死を選択する人も多いそうです。
定年退職なんて、ただ会社勤めがひと段落しただけに過ぎません。と、簡単に言ってしまうと反論が来るかもしれませんが、それくらいの気持ちで次を見据えなければならないと私は思います。会社はもう終わったことなんですから、いつまでもしがみついていてはダメなことは、本人が一番よく分かっているはずです。
子供の頃を思い出すと、やりたかったことの一つや二つあったはずです。何かを始めるのに遅すぎることなんて何もありません。何歳からでも始めてみれば、うまくできなくても楽しいものです。上手にしようと思うからダメなんです。ぜんぜんそんな必要なんてありません。とにかく始めることが大事です。一歩踏み出す勇気さえあれば、あとはなんとかなります。きっと大丈夫!