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寿命を延ばすのにもっとも効果的…東大名誉教授が毎日欠かさず食べている「健康食材」の最新エビデンス

健康寿命を延ばすためには、なにを食べればいいのでしょうか?

東京大学大学院農学生命科学研究科の佐藤隆一郎特任教授は「2022年にPLOS Medicine誌に掲載された論文によりますと、寿命を延伸する最も効果的な食材は豆類だと報告されています。

もっとも寿命を延ばす食材は「豆類」

(1)豆類50g(納豆1パック)、玄米茶碗1杯、手のひら半分のナッツ類などを摂取し、畜肉消費を抑えましょう。

(2)現在の食事に、小さめのサツマイモ1本ほど余分に摂ることで食物繊維を増やしましょう。動物性脂肪を減らし、ヨーグルト1カップを摂りましょう。

(3)筋量を維持するために、良質なタンパク質を含む、大豆製品、乳・卵製品、魚介類を積極的に摂りましょう。

(4)色のついた野菜(さらに70g)や果物(さらに100g)を摂る習慣をつけましょう。同時にコーヒー(5杯程度まで)、緑茶を習慣的に適量摂りましょう。

(5)高齢期からは、筋量維持のために乳清タンパク質、分岐鎖アミノ酸等を含む機能性食品、サプリメント等を利用し、運動を食べましょう。

(6)ウォーキングは2000歩ごとに死亡リスクを下げます。数千歩を時速3.5km程度で歩く習慣をつけましょう。「歩こう♪ 歩こう♪ 私は元気♪」と心の中で歌いつつ。

イギリスにおいて40歳から79歳の成人約8万人の1日の歩行数と死亡リスクの関係を解析しています。7年間の追跡調査の過程で1325人が癌で、664人が心臓血管疾患で死亡しています。この調査の結果、1日1万歩までは歩数が多いほど、癌死亡、心臓血管疾患死亡、全死亡のリスクが低いことがわかりました。

また、2000歩多いごとに、癌死亡リスクは11%、心臓血管疾患死亡リスクは10%、全死亡リスクは8%低下するという結果で、少ない歩数でもそれなりの効果が認められました。一方、1万歩を超えて歩いても効果はほとんど上がりませんでした。

健康寿命をのばす食べ物の科学/佐藤 隆一郎 (著)



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