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膝が痛くて病院へ行くと、痛みを取ることはしても、原因を考えたり教えてくれることはない。

数年前、私は虫に刺されて皮膚科へ行きました。患部を見て先生は薬を処方してくれました。2日間その薬を付けましたが、かゆみが治らなかったので再度行きました。また患部を見て、違う薬を処方されました。「これで治らなかったら、また来てください」と言われました。

当てもんか?

そう思ったけどグッとこらえて、先生に尋ねました。
「これって、何に刺されたんでしょうね?」
「そんなの私は知らんよ。病院は何に刺されたか考えてあげるところではないのよ。自分で考えなさい。」
と叱られました。

この意味がお分かりでしょうか?

病院という場所は、対処療法であって、原因療法ではないということです。


対処療法(たいしょ・りょうほう)は、疾病の原因に対してではなく、あくまで主要な症状を軽減するための治療を行う療法である。

原因療法(げんいんりょうほう)は、疾患の完全な治癒を目指してその原因そのものを取り除こうとする治療法。

対症療法(たいしょうりょうほう)は、姑息的療法とも呼ばれ、ある病気の真の原因に対して治療する原因療法と対比される療法であり、対症療法のほうは、ある病気の患者を治療するとき、その病気の症状として現れてきたものに対して治療を行うことである。
疾病の原因に対してではなく、あくまで主要な症状を軽減するための治療を行う療法である。(そしてその過程で、患者の自然治癒能力を高め、かつ治癒を促進する場合もある。)

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原因療法(げんいんりょうほう)は、疾患の完全な治癒を目指してその原因そのものを取り除こうとする治療法。症状や疾患の根本原因を取り除く治療法であり、対症療法と対置される概念。根治療法(こんちりょうほう)とも言う。

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先ほどの皮膚科の先生には叱られたのではなく、正しいことを言われたにすぎません。

膝が痛くて病院へ行くと、痛みを取る処置はしてくれます。例えば、痛み止めの薬がそのいい例です。薬で脳を麻痺させるだけなのに、患者は治ったと勘違いします。水が溜まったら抜いてくれます。画像を見て、関節が変形しているからだと教えてくれても、なぜ変形したのか、なぜ痛みが出たのか、水が溜まったのか、教えてくれません。

病院は病気を治すところだと多くの人は思っています。間違いではありませんが、これらのことを分かった上で、患者として対応しなければなりません。病院の先生は神様のような存在に思えることもあります。本当は上下関係などないはずです。あるとすれば、知っているか知らないかの差です。

医学はとても難しいです。しかし自分の身体のことです。少しでも勉強して自分なりに分かることを増やすべきだと私は思います。医師と対等な関係を持つために。





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