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長生きしたければ「冬場の暖房代」をケチってはいけない

今日1/23の夜から大寒波襲来です! 10年に一度という強い寒気が流れ込み、大雪・積雪の可能性があり、不要不急の外出は控えるよう気象庁が訴えています。暖かいものを食べて、家の中で暖かくしてお過ごしください。しっかり暖房を入れましょう!

暖房費を考えると、寒くても多少我慢したくなります。でも、部屋が寒いと、老化が進むという報告があります。と聞いたら、寒いのを我慢するより、暖房費をなんとかした方が得策だと思います。

私の家はガスファンヒーターです。ガス代が高くなっても、必要だから付けています。窓には冷気が入らないよう工夫もしているけど、それでも寒い。だから温度設定を上げたくなるのですが、そうするとガス代がたくさん必要です。困ったものですが、認知症になりたくないので、私は暖房を切ることなく、暖かくしています。 

部屋が寒いと認知症リスクが高くなる


健康で長生きするにはどうすれば良いのか。脳科学者の西剛志さんは「部屋が寒いと認知症リスクが高くなり、脳の老化が進みやすい。室温は18度以上に保ったほうがいい」と言います。

脳年齢と部屋の温度が関係していると聞いて、信じられないと思われるかもしれません。しかし、部屋が寒いと老人脳のリスクが高まるそうです。寒いと血管が縮み、血圧が上がってしまうからです。高血圧は認知症のリスク因子なので、血圧を下げることは老人脳を防ぐために大切なことです。

慶応大学の伊香賀俊治先生の研究によると、冬場の居間の室温が低い家と、それよりも室温が5度暖かい家を比べた結果、暖かい家に暮らす人のほうが脳年齢が10歳も若かったそうです。

WHOは、室温18度以上を推奨


WHO(世界保健機関)は、冬場の住宅の室温を「18度以上に」すること
を勧告しています。高齢者や子どもがいる家は、さらに高い温度が推奨されています。

実際の冬場の室温はどのくらいの家が多いのか。日本の住宅を2000戸調査したところ、居間で6割、寝室や脱衣所ではなんと9割の家が18度に達していなかったそうです。実際は、居間で16度、廊下や脱衣所は約12度だったそうです。

廊下、トイレ、脱衣所も暖房しましょう


確かに木の家が多い日本では、冬場はかなり温度は下がりますし、居間は保てても、廊下やトイレでは暖房が行き届かない家が多いことでしょう。さらに気を付けなければならないのが、脱衣所です。ヒートショックと言われる現象で、突然倒れたり、ひどい場合は心筋梗塞で死亡する場合もあります。命を守るためにも、また脳の老化を防ぎ、血管への負担を減らすためにも、室温対策には気を付けなければなりません。

一軒家に住む高齢者の一人暮らしは特に危険です。家全体に暖房を入れるのをためらう人が多いですが、廊下へ出た途端、倒れるようでは節約の意味がありません。

食料品だけでなく光熱費も高騰しています。家計を圧迫するからといって、暖房費を抑えると命の危険があります。死んでしまっては節約していても意味がありません。室温が低くなると免疫力も下がりますから、悪いことばかりです。目先の暖房代より、命を守ってください。


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