ビジネスというこの世界で繰り広げられる曖昧な言葉たちの虚しさ
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起業家、ってなんなんでしょうね。
1. んーーー、曖昧すぎてモヤモヤする。
ちょっとだけ 文章いじっていますが、
という内容が流れてきました。
いや、意地悪だと思いますよ、思いますが、、、、
創業とは?一体、何を指すのか?
起業家とは誰のことを言ってるのか?
地元とはどいう文脈で言っているのか?
ビジネスとは何か?
アクセラレーションとは具体的にどんなことをするのか?
イノベーションスペースとは?(意義があり、場が活性化してます?)
インキュベーターとは誰で何をしているのか?実績は?
コラボとは一体どういうことをするのか?
アントレプレナーシップとは何ぞや???
いやー、私も、みなさんも本当に気をつけなければいけません。これ、よーく読むと… おいーーーーー!!!! 曖昧すぎて何も言ってないに等しい!
2. 定義が曖昧よねぇ
今日は、視点が意地悪すぎるかなぁ。
このビジネスの用語の曖昧さが気持ち悪すぎるので。
思い切って「車の運転」に例えてみました。曖昧な言葉を、残念な意味の方にとらえて繋げてみると…。
いやいやいや。今すぐ、教習所に行きましょう。
そして、この状況にあるなら、ここでは 運転技術が身につきドライバーライセンスがもらえる気が、1mmもしない。
だから、こういう場所では成功例が生まれてきません。
これは、大企業などでも同様で、なんとなく負けなかった を無理くり実績にしてPRしてたり実績一覧でリストしているところもめちゃんこ多い。支援で入っている業者はかなり怪しいと思っています。私もその業者の一人ですけどね。
かつてエコシステムを創ろうと、会社を創業して仕組み作りした経験があります。うまく萌芽を促進するところまでの形にはできませんでした。5年。まぁ、この時の教訓や努力が今ものすごく活きていますけれども。
結局、猫が日向で遊んでる程度のビジネスしかみることができなかった。
3. ビジネスには、認定するプロも、教習所もない。
スポーツには、トレセンと呼ばれるトレーニングセンターってのがあります。そして選抜システムってのがあり、ユースや日本代表のようなものがあります。プロの育成だけではなく、部活動を通して日々、努力する環境が整っている。
現在であれば理論やメソッドもたくさん開発され個人でも工夫できる時代です。動画が公開されるようになり、本当に学習の世界は一変しました。
ですが、何よりも、この教えてくれるプロがいること、セミプロとプロが認知できること、成果や結果が可視化されていること(元オリンピック代表候補、とか。)教習所やトレセンのようなものが概念的にも、物理的にも、存在して機能していることがとても大きいと思います。
車の教習所だって、そりゃボンクラ教官もいますが、教習所が講義と実技を担っていて、そこに行かなくても警察で試験を受ける。一定の基準であるなら、免許が交付される。そういう仕組みが出来上がっています。
調理師免許もそう。ABCクッキングもランクがあり受講生は講師になる道が作られている。茶道や花道などの道、もそう。道繋がりで、格闘技だって、柔道も、剣道も、空手も、そうやって仕組みや環境が見えている。
ビジネスだけ、むちゃくちゃやってる人や大した実績ない(すいません、私だって名だたる名経営者に比すればミジンコみたいな実績ですが…。教えている量と質については、負けないものを持っています。)人が教えてる違和感と危うさがあります。
それはもう免許をもたない人が自分の運転もろくにできないのに人に指導しているようなめちゃめちゃな状態。
ひと昔の海外での寿司チェーンのような。ネタの上に米粒乗っちゃってるよ、というギャグとしか思えない光景がビジネスの中ではありうるなぁと。
欧米のYcomとかP&Pとかどうなんですかね?もう10年以上もやってるんですから、日本にもっとちゃんと入り込んでやれないもんでしょうか。まぁ、利益重視で考えて、社会資本や社会価値を増大するのは、税金で誰かがなんとかするしかないんでしょうね。それが、地域の惨状であり、現状です。
冒頭の車のくだりは、さすがに悪い方の意味にとりすぎてますが、それでも、、、ここまで悪くないですが、50歩100歩でビジネスをサポートしている地域がたくさんあります。
4. 起業と創業
・起業とは、業(ぎょう・こと)を起こすこと、と書きます。
・創業とは、同じく業を創ること、と書きます。
・企業は、起業し、創業したものとも言えます。
人は誰でも起業が出来ます。創業もやり方が分かれば直ぐにすることが出来ます。
では、起業と創業は何が違うんやろか?
マネフォが書いてくれています。
ホント??創業が過去で、起業が未来なんて、聞いたことねーぞ。
意味、おんなじやないの。
ちなみに、開業は、ちょっと小さい感じ、商売っぽい感じ、というニュアンスが加わりますが、物事の本質は、変わりません。業を開くことをいいますよね。
起業塾や創業塾で、開業手続きを支援するってズレを本当によく見かけます。そうじゃない。何で飯を食うかの根幹にある「価値」をどう生むのか、どう金に変えるのか、を作り込んでいく ことを支援しましょうね。
5. 地域の実態にネジを巻いてみる。
創業とは、単に開業届けや助成金の受け方、ハンコ作って通帳作ってを指導することではなく、MBAで学ぶようなマーケティングのレクチャーとか、法律相談とか、ウェブ使おうね〜、とかじゃなく、自分が命を使って(使命)、自分の人生の時間を消費して、生業となることを創っていくこと、その行為、そのものです。私の方程式では、10個の概念に約30個ほどのステップがあり、個々のステップには、モジュールがある。全部を学んで欲しいとは思わないが要素が個々に連動するので、せめて重要概念を理解して実践で活用するために考えて欲しい。それが創業準備をする、ということになる。いよいよ創業となる際にはその準備が満たされているということだと理解している。創業には、志、新しいことのはじめかた、お金についての意思決定、の3つが揃うことが最低条件だと考えている。また、この辺は会社のコラムやメルマガで書いていく。
起業家って、もちろん、過去に「法人届出書」をかいたことがある人、ってニュアンスではない。何かにチャレンジしてたった一人でもいいから、壁にぶつかっていく人のことを、起業家と呼ぶ。ちなみにそれはスモールビジネスでも弛まぬ努力を続けた人なら地元のケーキ屋さんでもお団子屋さんでも十分に起業家として魅力である。
起業家を見定める時、気をつけなければならないのは、その起業家が、自分にとって意味のある起業家かそうでないのか、を見極めることが極めて難しいことだ。だって、一人で会社を立ち上げた経験さえあれば、閑古鳥がなくアロマサロンをやっていようが、トラブル起こしまくって詐欺まがいのソフトウェアを売っていようが起業家なのだから。
そして、ブランディングとプロモーションでごってごてに飾りつけ、華美な経歴とデコレーションで大したことのない起業家もたくさんいる。そして、見出されていないけど、ものすごく含蓄があるすばらしい名もなき起業家もたくさんいる、ということをよく覚えておくことだ。
・・・という具合に、ビジネス用語は一つ一つ定義をしていかなければ、その意味はわからない。
全部の言葉をここで一つ一つ明確にしていくと、今日これから会うビジネスをアクセラしたい起業家の卵と、そのヒントを知ってるだろう若き起業家と私の楽しいメンタリングの時間にうっかり遅れてしまいそうだ。
だから、それぞれ個人で考えてみてね。答え合わせはまた今度!
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