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オールドリッチとニューリッチ〜富裕層から退場しないために必要なこと〜

過去記事では「富裕層」の種類についてお伝え
しました。

一般的に富裕層は年収3,000万円以上の層から
対象となります。

さらに、そこから上位には4つの層に分かれて
富裕層を分類しています。

しかし、この3,000万円以上の富裕層たちを
もう1つの区分で見分けることもマーケティング
としては大切です。

もう1つの富裕層分類としては2つに分けること
ができます。

「オールドリッチ」と「ニューリッチ」です。

これは名前の通り「古い」富裕層なのか、
「新しい」富裕層なのかという違いです。

どういうことかというと、富裕層入りすること
となった「お金」の源泉が「古いか新しいか」
に別れます。

オールドリッチは代々富裕層の家系を指し、
古くからの資産を相続していくため、必然的に
生まれた時からオールドリッチが確定している
ような人々です。

オールドリッチの特徴としては、代々築いて
きた資産を、次世代へしっかり受け継ぐことに
重きを置きます。

そのため、資産を積極的に増やすことよりも
現状を保持するといった消極的なタイプが多い
とされます。

一方で、ニューリッチとは一代で資産を築き
上げ、富裕層入りを果たしたような人々です。

例えば、起業をしてビジネスを当てた経営者や
時代の波に乗り一躍有名となった芸能人などが
挙げられます。

ニューリッチの特徴としては、手に入れた資産
をより育てることに重きを置くため、積極的に
投資等も行うという方が多いです。


このように、富裕層といっても2つに分類する
ことができます。

その中でも本日はオールドリッチの対策に
ついて考えたいと思います。

オールドリッチは先程お伝えしたとおり、
代々資産を継承していくため、お金を保守的に
次の代へ託していくことが重視されます。

そのため、親がリッチで漠然と自分もその資産
を相続してオールドリッチ入りすると考えて
いる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらの本では「親リッチ」と表現されて
いますが、これもまたオールドリッチの1つです。

おそらく今までであれば、親の時代というのは
銀行等の預金利率も高く、銀行に預けておき
資産を防衛&微増させていくということが一般的
な手段であったかもしれません。

しかし、現代における親リッチ世代については、
親の世代と同様にしていては、オールドリッチ
から退場せざるを得なくなってしまうかもしれ
ないのです。

それは、1つの手段であった銀行等も低金利の
時代であり、お金を預けておくだけで資産を
維持できる時代ではなくなっているからです。

また、過去記事でもお伝えした通り、インフレ
による資産価値自体の目減りです。

今でこそ日本はデフレ基調ですが、日本が
インフレに転じていった時、今ある円資産は
維持することができません。


よって、オールドリッチの家計が当たり前に
オールドリッチを継続することが今まで通り
にはいかない時代になってきています。

そのため、オールドリッチの後継者は今後
しっかり資産を運用する知識を持つか、
もしくは運用のアドバイスを受けるための
アドバイザーを近くに置くかが必要になる
かと思います。

ぜひ、親世代から大きな資産を相続したり、
する予定であるという方がいれば、ぜひ適切な
アドバイスができればと思いますので、ご相談
いただければと思います。

それでは。

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