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シェアリングエコノミー〜C to Cビジネスの可能性〜

近年、ビジネスの可能性や領域はどんどん拡大
しています。

昔であれば「B to C(Business to Customer)」
であったものが、近年は「C to C(Customer to
Customer)」も増えてきています。

つまり、企業が利を独占して個人にモノやサービス
を提供する時代から、個人が個人に提供をする
ビジネスチャンスも増えてきたということです。

そこで、「C to C」ビジネスの核を担うビジネス
として最近知られてきたものが、

「シェアリングエコノミー」です。

シェアリングエコノミーとは、インターネット
を通じて、個人同士がモノやスキル、空間など
を取引するサービスを指します。

事業者を介するのはあくまでプラットフォーム
としてのサイト等のみで、あとはC to Cで
完結してしまうサービスです。

皆さんがよくご存知のものでいうと、

「Airbnb(エアビーアンドビー)」

がシェアリングエコノミーの皮切りとして、
全世界に広めたパイオニアです。

Airbnbは個人が自宅や借家などを個人に貸し出す
C to C民泊ビジネスの代表例です。

私自身も旅行の際は旅行サイト+Airbnbの
2つを確認して宿を決めています。


このようにモノやスキルなどの「シェア」を
行うことで、次世代の「消費スタイル」と
されるのがシェアリングエコノミーです。

これは、時代の変化もありますが、特に人々の
「モノへの価値観」の変化が影響していると
考えます。

最近はモノを「所有」するより、「借りる」
という文化が根強くなってきています。

所有をせず借りるということは、必要な時に
必要なものを必要なだけという低廉かつ合理的で
エコな考え方でもありますよね。


では、一括りにシェアリングエコノミーと
言っても、多くのサービスが年々増加している
ため、イメージしづらいと思います。

そこで、一般社団法人シェアリングエコノミー
協会が業界図をまとめているものを例にして
みたいと思います。

出典:一般社団法人シェアリングエコノミー協会

このような図は「カオスマップ」とも言われ
ますが、シェアリングエコノミー業界も
カオスな数の事業者となってきています。

例えば、シェアリングエコノミーは5つの分野に
区分することができます。

①空間

先ほどの「Airbnb」が代表的ですが、
「akippa」という個人が駐車場を貸し出す
サービスも近年注目されてきています。


②スキル

これは個人の技術等をサービスとして売り買い
するというものです。

代表的なもので「ココナラ」があります。

例えば、名刺や似顔絵のデザインや動画撮影など
個人のスキルを活用して、ネットショッピングの
ようにスキルの売買が行われます。

私の知り合いの方でも、名刺に入れる似顔絵等を
ココナラで注文しているという方もよく聞きます。


③移動


移動としてのシェアリングエコノミーの代表は
なんといっても「Uber」でしょう。

個人ドライバーが乗客をピックアップして、
目的地まで送るというタクシー感覚のサービス
です。

日本ではどちらかというと「Uber eats」の
宅配サービスの方がイメージしやすいですね。

日本では法律の関係上、個人ドライバーではなく
タクシー会社との提携止まりでまだまだ普及して
おりませんが、アメリカではもう生活に欠かせ
ないサービスといってもいいでしょう。

私もロサンゼルス留学時代は毎日のように
使っていました。

ぜひ日本にも普及してほしいので法改正をして
いただきたいです。
タクシー業界が脅かされるかもしれませんが。


④お金

これはいわゆるクラウドファンディングです。

一般の方が簡単に少額からエンジェル投資家
になれるサービスです。

見返りは株式等ではなく、製品やサービス
等をお礼の品とする場合が多いです。

いま一番勢いのあるサービスは「Makuake」
ではないでしょうか。

世の中で新たなサービスが生まれる瞬間を
1番早く垣間見れる楽しさもあり、私もよく
サイトを見ています。


⑤モノ

これは1番イメージしやすい「メルカリ」が
代表例ですね。

個人間で不要になったモノなどを売買して
フリーマーケットのようにショッピングが
できます。


このようにシェアリングエコノミーは多くの
分野でビジネスが生まれてきています。

これからも個人のニーズをいち早くキャッチして
多方面で展開されていくと思います。

どうしても事業者を介入させた場合、手数料や
上乗せ利益などが生じて、高額と感じるケースが
あります。

その分、品質や保証、安全性などは確かです。

しかし、モノやサービスに対しての満足度を
考えた場合、個人によって提供されるものでも
十分なケースも多いです。

ぜひうまく活用していきたいものです。

それでは。

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