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「成長」とは

就活をしていて度々出てくる言葉がある。
「成長」だ。

「成長する環境で働きたいです」
「早くから成長できるからここを選びました。」
「我が社は圧倒的に成長できる環境です」

就活生も、内定者も、企業側も「成長」という言葉を使う。

ただ思う。じゃあ「成長」って何なんだって。

たぶん今まで深く気にしてこなかっただけで、「就活」という言語化が必要な場面になったからこそ、考えてざるを得なくなったんだと思う。

ある企業の説明会で担当の方はこうおっしゃっていた。

「人間というのは、何もしなくても日がたてば成長はする。ただそれ以上に成長するためには自分の意志が必要だ。」

確かに、昨日より身長が1㎜でも伸びてたらそれは「成長」だ。

もちろん昨日できなかったことが出来るようになるのも「成長」。

そう考えていくうちに「成長」って何なのか分らなくなるとともに、よく記事で出てくる「成長」って全員が全員同じ意味で考えているわけじゃないんだろうな、と思うようになった。

われわれは何のために成長するのだろうか。

明確な答えがないからこそ、自分なりの定義をはっきりさせておく必要がある。

自分の中の成長とは何なのか。

行動の選択肢が増えること。
自分の中での気づきが増えること。
アイディアが浮かぶこと。

もしかしたら全て「知らなかったことを知れたり、出来なかったことが出来るようになること」につながるのかもしれないが、その中でも私の一番は

「他人に与えられるものが増えること」

が成長だと考える。

他人に提供できる知識が増える。自分ができることが増える。
そうすることで人のために使う時間が増える。
その結果、他人を支えられる。

私は自分が持っている知識を自分の中に留めておくのではなく、誰かのために使いたい。受け取るよりも与えられる人でありたい。

より多くのことを与えられるようになるために「成長」する必要があると考える。

自分にとっての「成長」の意味を考える時間も、時には大切かもしれない。

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