「なんで自分だけ…」とならないように他人の物語を学ぶ　No.504

===========
2022年5月20日 「DAYONE日記」No.504
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。365日、1日も欠かさず発信します。プロフィールは以下の通りです。
https://editor.note.com/notes/nbb31358271e4/edit/
===========

今月の日経新聞朝刊の「私の履歴書」は
女性向け漫画家の里中満智子さんです。

その連載の中で、昨日の記事を読んで
ある文章を見て「本当にそうだなぁ」
と思えたものがあります。

それは、こんな文章です。
一部抜粋です。

ーーーーーーーーーーー

人は恋が盛り上がっている時は
「自分たちの恋こそ、宇宙で唯一の史上のもの」
と胸を震わせる。

しかし、実は大抵の恋愛パターンは
すでに何かの物語に書かれている。

だからといって、恋がくだらないものだとは
決して思わない。

人生で1度でも、心底真剣な恋をするのは
とても大事なことだし、
私はその時の熱のようなものを漫画で書きたい

ーーーーーーーーーー

という文章です。
この中でも、私は特に感銘を受けたのは

「人は恋が盛り上がっている時は
　自分たちの恋こそ、宇宙で唯一の史上のもの」
　と胸を震わせる。

　しかし、実は大抵の恋愛パターンは
　すでに何かの物語に書かれている。」

という箇所です。
今までどれだけ数多くの人々は
生きてこられたか分かりません。

だから、よく考えてみれば
自分にしか起きた事が無い事などほぼ皆無なはずです。

それは、恋愛が留まらず様々なシーンでも
言えることです。

苦しい時や辛い時もまさにそうです。
「なんで自分だけ…」という声なき声が聞こえて
くるように、人は苦しい時や辛い時に
その苦しみや辛さがあたかも
自分だけに降り注いであるように感じるのです。

でも、現在の世界人口約70億人。
そして、これまでの歴史を振り返れば
同じようなことを経験をしている人は必ずいます。

むしろ、今の自分より辛い立場にある人すら
いるのです。

それは、自分がその世界を知らないだけなのです。
まさに私がそうでした…（笑）

では、その世界やそのパターンを
どのようにして学ぶのか？

そこで、有効なのが読書、
その中でも自伝になると思っています。

自伝以外にも、「私の履歴書」も
まさにそうだと思います。

様々な人々の人生を覗き見る。
その生きてこられた軌跡・思考を学ぶというのは
非常に勉強になるのです。

そして、大抵の方が順風満帆に
生きてこられたというよりも
山あり谷ありの人生を送られてることが
ほとんどです。

それを、自分の頭の中にインプットすることで
自分があたかもそれらを経験したかのような
疑似体験することができるのです。自伝は。

そうすることで、嫌なことや辛いことがあっても
あの人の物語に近い
あの人はこのように乗り越えた
というイメージが出来てくるのではないでしょうか？

つまり、パターン認識できるになるということです。
そもそも、私もまだまだ修行中で、
もっと浴びるように、他人の物語の
データベース化を進めていく必要はありますが…。

そして、個人的には、自伝以外にも
役に立っているのが、「致知」という雑誌です。

これも、有名な人から一隅を照らされている人まで
本当に様々な人の生き様を学べる雑誌です。

私は、もう定期購読して5年になりますが
その期間だけでも、かなりの数の人の人生を
学ばせて頂いた気がします。

自分が全てを経験することは出来ません。

でも、人生生きていれば、必ず何かあるのです。
そして、本当に何か不測の事態があっても
そういった他人の人生に触れているだけで
「自分だけ…」という思いに留まらず
むしろ、勇気すらもらえるはずです。

そういう意味でも、自分の中に
他人の生き様を多く取り入れる。

これは、生きていく上でのリスク対策であり
自己成長するという学びの側面もあるのです。

だからこそ、他人の様々な生き様を学ぶ。
これは、とても大事になるということです。

本当に学びというのは、「深いなぁ」と改めて
感じるのです。